Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

シドニーのCHIC

2013-12-07 22:53:20 | NILE RODGERS & the CHIC organization
オーストラリアを訪れているNile Rodgers & CHIC、
シドニー・オペラハウスからのコンサートがネットで日本時間19時より中継され、
日本からも閲覧することができた。

19:10頃におもむろにメンバーとステージに登場したナイル・ロジャース、
ステージの後ろの席を振り返り「後ろに観客がいるって初めてなんだ(笑)」
こんなに大きな会場の二階席までぎっしりと人が入っている。
それなのに日本ではブルーノートでCHICを観ることができるのはなんて贅沢なのだろう。
ナイルは日本の観客に甘い。別格の待遇にしてくれている。

「皆、パーティー、"Good Times"への準備はできてるかな?」とナイル。
Everybody Dance
フォラミとキンバリーはシルバーと黒で統一したコスチューム。
Dance Dance Dance
I Want You Love
「この歴史あるオペラハウスでの初めてのコンサートだけれど、
またぜひ来たいね。
僕は作曲家でアレンジャーなので他の人の曲もたくさん作っているんだよ。
自分の曲だけでなく、マドンナやダイアナ・ロス、デビッド・ボウイの曲も。
ではダイアナの曲をメドレーで聴かせるね。」とナイル。
I'm Coming Out
Upside Down

He's the Greatist Dancer
We Are Family
ホーンセクション達は後ろの観客の方も向いてアピール。
Soup for One

Like a Virgin
フォラミのしている革とレースの黒の手袋が可愛い。

「17年前に亡くなったバーナードと書いた思い出の曲。」
とナイルは"Thinking of You"を紹介する。

Lost in Music
Notorius

CHIC Cheers
My Forbidden Lover

「さあ、更に次のレベルへと行くよ。」
"Let's Dance"
"Le Freak"
観客の歌を聴きたいと振るナイル。
二階席の後ろまで全員が総立ちの会場。

「子供の頃、マイルス・デイビスのライヴに行き、彼が15分近く沈黙する様子、
カッコイイと思ったよ。
でも沈黙よりも曲の方がずっといい、その曲を作り出している人達を紹介しよう。」

「どこのバンドにも変な奴がいる、それがラルフだ(笑)
それと対照的でクールのなのがセラン。
僕は3年前に癌の告知を受け、活動を控えるように医者に言われたけれど、
今は完治してこうやって活動している。
きびしい数年間の後で今年は最高の年になった。」
観客から大きな拍手が沸く。

「さあ、パーティータイム。」と"Good Times"
観客達が次々とステージへと上がってくる。
6歳くらいの男の子がベースのジェリーと向き合って熱心に踊っている。
ジェリーはベースを弾くように促すが、お行儀の良い少年はまさかジェリーのベース、
触れていいとは思いもしないようで自分でエアベースを作って弾き始めるのが可愛い。

最後は全員で"Get Lucky"
振りを付けながら歌って踊っている。
メンバー達の楽しそうな様子、後ろの観客へも体を向けて挨拶。
最後はナイルが一人残って踊りながら観客の声援に応えている。
クルー達の弾けっぷり、観客の熱狂、臨場感のある映像、
家で堪能することができた。