Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

アメリカンダンシングスター シーズン13

2012-01-08 14:11:05 | Weblog
フォックス238でとうとう"Dancing With The Stars"
「アメリカンダンシングスター」が始まった。
以前からアメリカの友人達の間で絶大な人気があり、
なぜ日本では『アメリカンアイドル』『アメリカンダンスアイドル』
の放映はあってもこの番組はないんだろうかと思っていた。

大人の女性達の間では"Dancing With The Stars"(『アメリカンダンシングスター』)と
"So You Think You Can Dance"(『アメリカンダンスアイドル』)が良く話題になっていたが、
反対に『アメリカンアイドル』はここのところ、余り話に出てない。

さて昨日の放映を早速観てみて、今まで日本でのオンエアされなかった理由が、
分かった気がした。
まず審査員は他のダンス番組に審査員で見かけたイナバしか顔を知らないし、
出てくるスターの中で私が知っていたのは俳優のデビッド・アークウッド、
「クイアアイ」に出てくるゲイのカーソン、「ヘアスプレイ」の劇場版でかつて主演をし、
その後、トークショウの司会をしているリッキーのみ。

その他の人々はアメリカでは時の人、例えばイラク戦争に従軍して重傷を負いながら、
九死に一生を得て30回以上の手術を受けた後、今はテレビ番組に出ているという元兵士、
シェールの娘だったが性転換手術を受けて、今は男性になっている作家、
ジョージ・クルーニーの元恋人のイタリア人モデル、
鬼検事役の女優、バスケの人気選手、また女子サッカーで日本と対戦した時のキーパー、
俳優一家のデビッド・ボールドウィンの妻。
アメリカでは人となりが知れていても日本では余り知名度のない人が多い。

それぞれダンスでは素人がプロダンサーのパートナーと組んでペアで踊る。
一緒に踊るダンサーは相手の雰囲気やできる範囲を見極め、
そして自分の得意技も主張しながらバランス良くダンスを決めることになる。
それぞれの人物像やこの番組にでることになった心意気が紹介される。

審査員が10点満点から得点を出す。
しかし判定は視聴者の投票に委ねられ昨日の16組から一組が今晩脱落する。
これはダンスコンペティションというよりもキャラクターが問われる番組になるのだろうか。
一人一人のこれまでのバックグラウンドなどを観ていると、
既に感情移入できそうな気がしてきた。

英語が余りできないイタリア人モデル、ジョージ・クルーニーはいったいどういう基準で、
彼女をガールフレンドに選んだんだろうなどと考えてしまう。
また彼女が観客に良く思われていない様子も伝わってくる。

一方女子サッカー選手の人気は高い。
優雅なワルツもさすが体育会系、こなしてみせた。

カーソンは女性と男性、ゲイらしさ、それぞれを演出して楽しいダンスを見せた。
俳優のアークウッドは力み過ぎ、リッキーも元はブロードウェイのスターだっただけに、
優勝狙いから緊張感がつのっている。

鬼検事のキャラが売りの女優、練習中にパートナーのダンサーから
「もっとセクシーさを出さないと?」と言われて
「セクシーさって?どうやるのよ?」
「髪をかきあげるとか、腰を振るとか。」
「これはどう?」とバストを持ちあげる仕草をする。

俳優三兄弟(もしかして4人だったかな?)
ボールドウィン家の嫁を悪く言う審査員はいないが、
投票する視聴者はどう判断するだろうか。

プロダンサーとして『アメリカンダンスアイドル・シーズン5』のレイシーが出てきた。
少し太めになって、それでも振り付け師として貫録が出ている姿を観るのは嬉しい。
当時の黒髪からブロンドに変えている。

アメリカの人気番組、どこまで日本で受け入れられるか、
また私も初めてみるこの番組にどこまで入り込めるだろうか。
今後の展開が楽しみだ。