Me & Mr. Eric Benet

私とエリック・ベネイ

Eric Benet At Tokyo Jazz Fest.2007 & Blue Note

2008-08-19 10:35:14 | エリックベネイの曲
東京ジャズフェスティバル2008が近づいてきた。
2007年の9月、東京ブルーノートで3日間、その3日後、
東京国際フォーラムでの東京ジャズフェスティバル2007に1日に出演するため、
エリック・ベネイは来日した。

アメリカのファンは常々、ライブの写真やビデオを送ってくれる。
時間とお金を掛けて遠くまで行って、
他のファンのためにカメラを握りしめているメンバーもいる。
エリックベネイが日本に来る以上、私もそのお返しを皆にしたい。
しかし、日本においては録画、写真、録音すべて禁止だ。
追い詰められた私は、隠れて録画か録音する事も一瞬、頭をよぎった。
TEBFの代表Tに「そんな事をして、あなたがライブから締め出されたら台無しよ。
楽しんできて。」
とたしなめられるが、「でも何を演奏したかだけは教えてね。特に新曲。」
曲のリストだけは書き留めなければと、ブルーノート初日に来た友人全員に紙とペンを渡す。
(ブルーノートは、翌日夜にセットリストを公表するが、少しでも早く連絡したかった)

3日間、連日ライブに行き、それぞれ友人たちも来てくれて、
またその日、相席してそれ以来、親しくさせて頂いている方達もいる。
ライブが終わると急いで家に帰り、エリックベネイの着ていた服から、歌った曲、
彼の様子や観客の反応などTにメールする。
こちらが1時間掛けて書いた物に5分もしない内に返事が来る。
アレンジがどう変わっていたとか突っ込みがくる。
確認し合ってからファンクラブのサイトにアップ。
またいろいろな質問や励ましが寄せられる。
楽しかった。しかし、さすがに3日目ともなると疲れてきた。
その時、エリックベネイはこの何倍も何十倍も疲れているんだなぁと思った。

東京国際フォーラムでの東京ジャズフェスティバル。
ケイコ・マツイ、リー・リトナー、ボブ・ジェームズと
サウンドはどんどんヘビーに複雑になっていった。
エリックベネイ、緊張しているかなぁと心配したが自然体で,
最初の曲、シンプルで爽やかな"India"が、会場の雰囲気を和ませた。
日本語の挨拶もたくさん入れて、親しみやすく、
この日初めてエリックベネイを観た人にもきっと好感度が高かった事と思う。
ブルーノート初日に楽屋で会った時、体調を崩していると言っていたが、
ステージでは最後まで全くそのような事は感じさせなかった。

ライブ終了後、NHKハイビジョンで、10月中旬に東京ジャズフェスが放映される
とアナウンスがあった。
これは何が何でもアメリカのファンに見せたい。
録画に失敗した場合も考え、兄弟や友人にバックアップまで頼んだ。
普段はスカパーマニアなので、
ハイビジョンのコピーワンス等というシステムも知らずで、唖然とした。
しかしながら、そんなに苦労をして録画した映像なのに、
パソコンでもアメリカのDVDプレイヤーでも読み取る事はできなかった。
とうとうインターネットで調べ、秋葉原に行けば「画像安定装置」という物が存在し、
それさえ入手すれば問題解決できそうだとわかる。

10月末、その日は台風に直撃され大雨だった。
インターネットで調べたその店は、1階がメイド喫茶、
2階はフィギアショップというのだろうか、男性数人がお人形を熱心に見ていた。
3階は、武器屋という店で、「アメリカ製防弾チョッキ、試着できます」と張り紙があり、
ちょっとそそられた。
階段で4階まで登りつめた所にその店はあった。
盗聴器なんかも置いてあった。
店内の他の客はひっそりと買物をしていた。
私はすごいテンションで、「スミマセ~ン!
NHKのハイビジョンをアメリカでも見られるようにする機械を下さい!」と叫んだ。

Eric Benet"Georgy Porgy""Spend My Life""Spanish Fly"の映像を、
アメリカのファンの元にいち早く届ける事ができた。
TEBFの代表Tと相談して、2曲はユーチューブのファンサイトに
新曲のEric Benet "Spanish Fly"は、ファンの会員限定サイトに流す事にした。

エリックベネイはついに私を秋葉原デビューさせてしまった。


Georgy_Porgy