2012年に旅行会社の調査に基付き、日本の有給休暇取得率は世界で最低とこのブログで書き、今でもそのブログはかなり読まれている。今年ベストテンに入るくらいだ。先日同じ旅行会社エクスペディアから同種の調査結果が発表され、依然として経済大国の日本が世界で最悪という結果にがっかりした。この6年間、働き方改革という号令で政官労使一体となって取り組んできたはずだったからだ。調査全体からむしろ悪化しているとさえ思える。
私が金属労協に居た頃は、2012年のブログでも触れたように、有休消化100%を目指す運動の中で、達成した組合もあった。今はどうなっているのか判らないが、この調査を見ると、人手不足で後退しているように感じる。また、労務構成も大きく変化し、正社員が少なくなり、ラインの責任も重くなり、休暇が取りづらいということもあるだろう。依然として過労死の問題さえ起きてる企業も続出している。
ここまで、後退か進展がないとは、労使の責任は大きい。働き方改革の一丁目1番地が有給100%取得であることを認識してほしい。
2012年のブログ
https://blog.goo.ne.jp/ajimayukuo/e/24c599b0b79c8839e1c6a5dde0f397b0
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます