行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

日本はスピード感、米国はワープ感でコロナワクチン開発

2020-05-19 18:53:11 | 事件

日本政府はコロナ諸対策にスピード感を持ってやると言うのが口癖、しかしまだアベのマスクが来てない。トランプはいろいろ批判されているが、ワクチン開発には「Operation Warp Speed」ワープスピード作戦とし、ワープするくらいのスピードで金に糸目を付けず特別チームを編成して開発にあたっている。

その成果が18日報道された。「米バイオ医薬ベンチャーのモデルナは18日、開発中の新型コロナウイルスワクチンの初期の治験の結果が有望だったと発表した。異なる量を投与した複数の治験参加者から抗体を確認できたという。7月には大規模な治験に移行し、早期の量産を目指す」との趣旨、先日のブログでワクチン開発こそが経済対策の基本とブログで書いたが、早速ニューヨークダウ平均は900ドル上昇、日経平均も今日は300円近く上げた。ワクチン開発競争は英国のオックスフォードジェンダー研究所がリードしてると見られていたが、このトランプチームのワープ感は驚きだ。

報道によれば、「モデルナは新型コロナの有力なワクチン候補mRNA-1273を開発、今回の治験には18~55歳の男女45人が参加し、ワクチン量に応じて3つのグループに分けて効果を調べた。最もワクチン量が少ないグループの治験参加者も含め、現時点で8人からウイルスの感染を予防する働きをする『中和抗体』が確認できた。これまでのところ、重篤な副作用は見られないという。
モデルナは開発と並行し量産に向けた準備も本格化、1日にスイスの製薬会社ロンザと同ワクチンの生産で10年契約の協業を発表した。米生物医学先端研究開発局(BARDA)の資金援助を得て、まずロンザが持つ米国とスイスの製造拠点でワクチンの生産体制を整える。7月には最初の出荷を見込んでおり、2021年以降は年間10億本規模の生産能力確保を目指す」

米国政府食品医薬品局(FDA)は多分承認もワープ感を持ってすると見られ、トランプ大統領は年末までにはワクチンが実用化されると言明している。それを見越して量産体制を整え、ロンザ社は億の単位ですぐ供給できるように承認前から生産に入るようだ。国の資金援助があるから出来ることだ。尚、このワープスピード作戦にはジョンソンエンドジョンソン社も加わっているがこちらは9月から治験に入り、モデルナと合わせ5億ドルの資金援助を既に貰っているとニューヨークタイムスは報じている。


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