行雲流水

阿島征夫、一生活者として、自由に現代の世相を評す。時には旅の記録や郷土東京の郊外昭島を紹介する。

昭島に国連の旗がなびいてる

2018-03-13 21:19:35 | 昭島
昭和記念公園の昭島側に巨大な建築群が出現、その一つが国連アジア極東犯罪防止研修所(「UNAFEI(ユナフェイ)」または「アジ研」)で、昨日訪問する機会を得た。1962年にアジア太平洋地域をはじめとする各国の刑事司法制度の健全な発展と相互協力を目的に設立され、UNAFEIの主要な業務は,犯罪防止を目的に刑事司法実務家を対象とした研修・セミナーの実施並びに犯罪防止及び犯罪者処遇に関する調査研究と、説明された。府中に所在していたが、2017年10月に昭島に移転し、国連旗がなびいてる。
 
過去50年以上にわたるUNAFEIの研修事業には,137か国から5200人以上が参加し、毎年,国際研修(2回)と国際高官セミナー(1回)を5週間にわたり実施している。春の国際研修では主に犯罪防止や犯罪捜査,公判及び裁判など刑事手続等に関するものを,秋の国際研修では主として犯罪者の処遇を研修テーマとしている。また,1月に始まる国際高官セミナーでは国際研修と同様のテーマとしながらも,各国の刑事政策の立案等に関わる方を対象に研修を行い、さらに2000年からは,毎年「汚職防止刑事司法支援研修(UNAFEI UNCAC Training Programme)」を実施し、2007年からは,東南アジア諸国における「法の支配」と「良い統治(グッドガバナンス)」の確立に向けた東南アジア地域セミナー(通称:GGセミナー)を毎年1回開催しており,主に汚職対策に焦点を当てている。訪問したときはヴェトナムとネパールの研修生がちょうどセミナーを受けていた。
 
今回の訪問はここでの研修生と昭島市民との交流をロータリークラブでできないかという要請で先ずご挨拶方々どんな国連機関か伺うことが目的だった。これまで青山にある国連大学はかつて国際労働財団時代セミナーなどで利用したことがあるが、それ以外の国連の機関については知識が無かった。ユナフェイの新棟はいくつかのセミナー教室だけでなく、通訳ブースが3つあるホールと4つある大会議場もあり、各種の国際会議が可能だ。多摩地区にはこれだけの設備を備えた国際会議場はない。ということは昭島に重要な国際会議を誘致できることで、国連の旗がなびくだけでなく、国際都市への入口ぐらいにはなるのではないか?期待したい。

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