国内女子ゴルフNo1はやはり稲見萌寧に
日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯最終日、首位と1打差の2位から出た五輪銀メダリストの稲見萌寧が8バーディー、ボギーなしの64で回り、2位に4打差を付け19アンダーで完勝した......
昨年の女子プロゴルフNo1は銀メダリストの稲見萌寧で「やはり」がついた。1年経った今年は様変わり、昨年はアマだった川崎春花が19歳でNo1に、同じ歳の佐藤心結は4位に入っている。
メルセデスランキングでも21歳の山下美夢有がメジャー大会を制し1位、昨年まで優勝ゼロの西郷真央が今年5勝をあげて2位を占め、3位の稲見萌寧をリードしている。
川崎と同じ、ツアールーキーの岩井千怜(20)は2週連続優勝という離れ業を8月に遂げている。下部のステップツアーの導入など協会の強化策が実ったとも言えるが、激しい競争が生み出したものだろう。川崎や岩井以外のツアールーキーは後半優勝へファイトを燃やすことだろう。
しかも、アマの世界でも8月の全米アマ女子オープンで17歳馬場咲希が圧勝したことは記憶に新しい。月末に始まる日本女子オープンには特別参加が許され、どこまでプロと渡り合えるか興味もある。いずれにせよ、若手ルーキーと黄金世代、ベテランとの闘いは見ものだ。
これほど日本の女子プロが層を厚くし、隆盛したことは初めてで、これが経済の世界でも次から次へと新企業が出て来ることを願いたい。