脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

自分はHSPだと思っている人へ

2020年11月25日 | 本当に"原因不明の症状"ですか?
私、皆さんと同じ、
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン とても感受性が強く、敏感な人)の特徴が

強くありました。

ささいな音や匂いや光に敏感すぎて、日常生活もままならないほどの

とても敏感な状態でした。

特に、白い壁、蛍光灯の白い光が目と脳につらかった。

太陽の朝の光でさえ、肌に当たるだけで体もつらくなるほど、

自分でもなぜだかわからなかった。

当時もし、HSPという言葉と出会っていたら、
私は妙に、「あ〜そ〜なんだ」と納得してしまったことでしょう。

何がなんだかわからないほど、体も精神状態もささいな事に敏感になり、つらくなりました。

悲しいニュースも、ドラマも見ていられないほどいたたまれなくてその場を逃げ出すほど共感しすぎ。

とにかく、自分でも体も精神状態も過敏になっていると自覚できました。

でも、私は生まれつきの発達障害でも、
HSPHighly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)でもなく、

脳脊髄液が漏れていたせいで、脳が不調でそうなっていたみたいです。

脳脊髄液減少症は体の症状だけでなく、精神にも症状が出ますが、

体の症状より、精神の症状の方が強い人は、まさか、自分のなんだかわからない過敏さが、
脳脊髄液漏れによる脳の不調から来ているとは、気づかないと思います。

たとえ気づいて医師に相談しても、笑い飛ばされて終わりでしょう。

HSPを提唱したアメリカの心理学者エレインアーロンさんさえ、

脳脊髄液減少症で起こる、聴覚過敏や光過敏を知らないかもしれません。

日本の専門家もおそらく知らないでしょう。

これから、HSPに関する
脳脊髄液減少症との関係性も含めた医学的な研究、検証が進む事を期待したいと思います。

HSPは診断名ではなく、気質を表す心理学用語だそうなので、

もし、生まれつきではなく、ある日を境に、私と似た症状で日常生活もままならなくなったら、

何かが脳に起こったと考えて、

治療可能な過敏さもあるってこと、知ってもらいたいです。

ブラッドパッチ治療で髄液漏れを止めて脳機能が回復するのか、
治療後、
光や音や化学物質の匂いに関する過剰な敏感さが落ち着いてきた経験を、

少なくとも私はしましたから。

とにかく、
医師をはじめ、医療、福祉、カウンセリング関係者のすべてにおいて、

脳脊髄液減少症という概念を全く持ち合わせていない人が多すぎます。

脳脊髄液減少症が見逃され続けると、身体症状、精神症状だけでなく、

社会問題にも発展してしまう可能性に、
もっと多くのあらゆる専門家が気づいてほしいです。

まずは本人自身が、
人のさまざまな状態や症状に名前がついてしまう事で、

ますます脳脊髄液減少症に気づけなくなる事に、気づいてほしいです。

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