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進化する魂

フリートーク
AKB48が中心。
気の赴くままに妄想をフル活用して語ります。

「トヨタ・バブル」の崩壊

2010-02-04 20:40:38 | ビジネス
「トヨタ・バブルの崩壊」
リーマンショックを契機にごく一部の識者が訴えていたが、公になることはなかった。
マスコミにとってトヨタは大スポンサーであるので、トヨタの機嫌を壊すことを恐れるからだ。
実際、トヨタやキャノンなどは自社に都合の悪い情報を流されると、そのメディアに対する広告を止める手段に出る。
民間放送局がスポンサーからの広告料から成り立っている以上、避けられない事態ではある。

My News Japanの渡邉氏は、この問題に最も詳しい一人だと思う。
彼は「企業ミシュラン」などで様々な企業のインサイダーに取材をしていて、見かけじゃなく企業の内実に詳しい。
トヨタの問題も以前から取上げていたが、どこも取り合ってくれなかったようだ。
(ジャーナリストの田原総一郎氏は、彼のことをえらく認めてくれているらしいが)

『報ステ』トヨタ報道がデタラメな件(渡邉正裕)
http://www.mynewsjapan.com/blog/masa/107/show


トヨタは国内では既に、2004年と2005年に188万台超のリコールを出して、国内販売台数を超えていたからだ。国内でも起きたことが海外でも起きただけ。国内の部品メーカーに作らせようが米国現地メーカーに作らせようが、設計はトヨタがやって下請けに作らせるだけなのだから、企業の国籍は関係がない。

[中略]

国内でもリコール王だったトヨタが、その体質のまま、相似形で世界のリコール王になっただけ。本来ならば、グローバル展開を急激に進める前に、品質管理などを徹底し、過去のリコール車の改修を終え、準備が整ったところで世界1000万台を目指すべきだった。なにしろ、リコール台数ナンバー1企業だ。

しかし、トヨタを止める者はいなかった。ここに、今回の問題の本質がある。ジャーナリズムも、国交省も、政治家も、全部グルの共犯だった。1000億円の広告宣伝費で口止めされたマスコミ、愛知万博などイベントで協賛を得たい官僚、政治資金と選挙の票が欲しい政治家。政官業のパーフェクトな癒着だ。

[中略]

そのモデルは、あくまで日本でしか通用しない仕組みであって、それをグローバル展開できると勘違いしたところに、今回の問題の本質がある。つまり、今回のリコール事件は「日本の戦後モデル崩壊の象徴」ともいえる。


いや、実は私も以前から「トヨタ・バブル」について書きたいと思っていたが、個人的心情により書けないでいた。
なぜなら、私にとって「トヨタ」とは、生まれた時から生活の一部であったからだ。

あまり個人的なことは書くのもどうかと思ったが、せっかくだから少しだけ語らせてもらおう。
(興味のない方はここから先は読まない方がいいです。)

実は、私の親も祖父も職業はトヨタ社員である。
祖父は戦前からトヨタであったし、私の父もその後をおった。
父は初め電力会社に行くつもりだったようだが、トヨタの方が金になると思って決めたとか。
小学生の頃、親に「どうしてその仕事についたのか?」を聞いてくる宿題が出たことがあった。
同級生達がそれは素晴らしい立派な大人の意見を述べている中、私だけ「金。」ただそれだけという理由だった。
周りの反応がシラケたものだったことを覚えている。
今なら「ユーモラスな親だ」と思えるかもしれないが、当時の私には恥ずかしいだけであった。

また、私の父は仕事人間で、朝早く夜遅いうえ、休日もいなかった。
年に何日か休みがあると思ったら、趣味のため外出していて、時代も時代であったが家族サービスなんてものはほとんどなかった。
そういう家庭に育つと親への愛を渇望する子供に育つらしいが、私は違った。
休日に父親が家にいると邪魔で仕方なかった。
子供心に思ったが、私にとって父親とは単にスポンサーという位置づけになっていた。
そう思わざるを得ない環境が、そう思わせたのかは定かではないが。
彼がいないと生活ができないが、できるだけ彼には自分の生活に入ってきて欲しくないと思っていた。
何時からかわからないが大学に入学するまで会話をした記憶がほとんどない。
私は自分自身が結婚するまで家族なんて信じていなかったが、こういう生い立ちに要因があるように思う。
ポストモダン的目覚めに助けになったという意味では感謝している。
人は師匠がどっち向いていたって学べるのだ。
学べるなら教師でも反面教師でもいいことに気づかされた。

父は私が生まれる前は製造にいたらしいのだが、その後営業に転進したようだ。
もともと彼は商売上手な人なので、そこで彼の才能は如何なく発揮された。
成績優秀で表彰されたことは数え切れない。
昔、休日営業が主流でなかった頃に、彼は休日営業に力を入れていた。
周囲はみな反対したらしいが今では主流になったと、今でも私に自慢をする。

彼の営業によって築かれた人脈は広く、父は何をするにもコネを利用して生きていた。
私は小さい頃、どこへ行くにもコネで割り引いてもらう父の姿がとてもあさましいものに見えて、嫌だった。
彼の立場からすれば、むしろ誇らしいことだったのかもしれないが、私は他とは違う条件を引き出すということが良いことのようには思えなかった。
時代が違うとはいえ、コネが優先される社会を見てきたからか、真面目に競争するのがあほらしく思えた。
レースというものに平等を期待する方が間違っていると子供心に思ったものだ。
見かけとは関係が無く、なんでもルールを作るほうが有利なのだ、ルールの抜け道を知っていて、それを面従服背で使いこなすのが日本人というものだ、私の心にはそう刷り込まれた。
だから、私は今も一部のパワープレーヤに有利なルールを改めるべきだと主張している。
私の利権政治嫌いはここから着ているのだろう。

話がそれすぎたが、私が生まれた時から「トヨタ」は私のそばにあって、当たり前の存在であった。
それは親近感とも反発とも違う、複雑な感情だ。
「他人じゃないけれど、でも抱き合いたくはない、あえて言及もしたくない感じ。」と言ってわかってもらえると嬉しい。

だから私には「トヨタ」を批判する気になれないでいる。
多分、今私が勤めている会社よりも、批判できない。

ただ、父に聞いたことがある次の言葉を思い出した。


私:「なぜトヨタは日産の2倍も売れるの?」

父:「ん?」

私:「車の性能がいいの?」

父:「性能に違いはないね。」

私:「え?じゃなに?」

父:「販売力の差だよ。」


今になって響くこの言葉。
わかってもらえるとうれしい。

ブログ近況報告 (2010/02/04)

2010-02-04 15:03:53 | ブログ情報(News Release)
不定期でお届けしているブログ近況報告です。
(このブログ近況報告に特段意味はございません。)

さて、前回「恋愛ブログ宣言」を声高らかにうったえたわけですが、やはり腰砕けてしまいました。
思いつきの意志などは長続きしないものです。
この想いも長続きはしないものなの・・か。
刹那主義ではなく、この「今、ここ」をどう掴むか、いやどう生きるか、「はかなさ」に対する考え方など、難しい問いは数多いものです。

別に感傷的になっているわけではないですが。
ただただ、そのようなことを考えていただけです。

それはそうと内田樹の「日本辺境論」を読んではや1週間経つわけですが、最近のエントリはこの影響を多分に受けたものとなってしまいました。
(最近読んだ本の中では一番自分の趣味に合っていたということだと思います.)
今思えば、初め通して読み終わった時には半分程度しか理解できていなかったと思うのですが、しかしようやくだいぶ消化し内面化できてきました。
他人の考えを完全にトレースすることはできませんが、主張の要点のうちの8割程度飲み込めれば上出来だと考えています。
時間のある時に考えをまとめたいと思います。

さて、当Blogではコメントやトラックバックについてフリーにしております。
当Blogの主張の批判でも、間違いの指摘でも、または感想でもなんでも気軽にコメントなどいただけると嬉しいです。
勉強させていただきます。

ただし、内容が誹謗中傷のみを目的とした場合や、エントリ内容と全く関係がない場合など、削除させていただくことがあります。
しかし、これまで一度も削除しなければならない機会には遭遇しておらず、これも皆様のご協力のおかげと感じております。

それと、私自身の理解を超えるような内容の場合、お答えできないこともあろうかと思いますが、お手柔らかにお願いいたします。

今後ともよろしくお願いいたします。


それと・・最近エントリ数を増やすトレードオフとして一つひとつの質が落ちている気がしています。
いや、もともと質は低かったといわれるとその通りなのですが、難しい問題です。

[追記]
こ、この組み合わせは因縁対決ですか・・是非見たい。
http://news.livedoor.com/article/detail/4587865/

是非、亀井静香氏を郵政社長に

2010-02-04 12:05:44 | 政治
亀井金融相「郵政の非正規社員、希望者すべて正社員に」 (NIKKEI NET)
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20100203ATFL0307903022010.html


亀井静香金融・郵政担当相は3日夕、郵政事業の見直しについて「非正規社員の中で正規社員を希望する人は正社員にする」と述べ、日本郵政グループが抱えるパートやアルバイトなどの非正規の社員のうち希望者はすべて正社員にする意向を明らかにした。


これはきてる・・。
どこまで介入するつもりなのか。
郵政国営化はほんとうだった。

TV番組で竹中氏と討論しているのを何度か見かけたが、亀井氏ってどこか都合のよいところで都合よく思考停止してるんだよね。
(司会者に力がなくて「平行線ですね」なんて言われて巧く対峙してると思っちゃってるかもしれないけど)
それ以上の理由を求めない。
なぜなら、初めから結論が決まっているから。
典型的な「結論に合わせて事実を作る」人間なんだな。
現実に合わせて思考を変えるのではなく、自分の考えに合わせて事実化しちゃう。
こういう人は、理屈じゃないから突破力があって、利権者にとってはありがたいんだけどね。
日本の政治における意思決定って「人間関係」で決まるから。

政治は理屈じゃねぇんだぜ!

そういう言葉がかっこよく決まるくらい、普段の政治が理屈で動いてくれるとありがたいんだけどな。

しかし、↓これはちょっと私とは違うな。

日本郵政、非正規を政府命令で正社員化? 税金を1円も使わないなら亀井大臣ご自由に
(宮島理)
http://miyajima.ne.jp/index.php?no=r290


事実上再国営化された日本郵政に未来はないが、もし実行されればこの亀井プランがとどめをさすだろう。グローバル化による競争と多様な働き方というニーズを踏まえたうえでの解雇規制緩和や均衡待遇、セーフティネット拡充ではなく、“みんな正社員にしてやるぞ! 馬車馬のように働けよ! ガッハッハ”というところが、1970~1980年代の成功体験を引きずっている政治家の典型である。
 税金を1円も使わないなら、勝手にやればいい。それで日本郵政が破綻したとしても、知ったことではない。ただ、事実上再国営化されたということは、経営のミスはすべて税金で穴埋めされるということである。亀井大臣の“小泉憎し”の「改革」につきあわされるのはゴメンだ


亀井氏の本意を知らないのでなんともいえないが、ただ違うんですよ。
亀井氏を郵政の社長にして差し上げればいいんです。
そうすればトレードオフという現実を身を持って体感して目覚めます。
自分に想像力が欠けていることを。

[ここから追記]

ゆうちょ銀の資金、米国債で運用も 亀井大臣が見解
http://www.asahi.com/business/update/0204/TKY201002030498.html


亀井氏は記者団に対し郵政見直しについて「手足を縛られて営業をしているわけだから、現実にあった形にしていく」と発言。昨年12月末で約180兆円のゆうちょ銀行の貯金残高の増加が見込めるとした上で、米国債など日本国債以外の運用が「もう少し増えると思う」と述べた。


べ、米国債の運用を認める??!!

この手のひら返しは・・ほんと?

↓この人は発想が豊かですね・・。このくらい発想力がないと脳科学者はやれんですたい。

ゆうちょ銀の預金、米国債購入へ、時限爆弾に火がついた。(苫米地英人)
http://www.tomabechi.jp/archives/50985467.html


小沢幹事長不起訴のニュースだが、合わせてまるで取引するかのように流れた「ゆうちょ銀行の180兆円の資金運用を米国債でする」という亀井静香金融・郵政改革相の発言は、要ウォッチ対象だ。

国家と科学とには適度な距離が必要だが、日本では科学が遠すぎる

2010-02-04 10:32:48 | 経済
いや、国家が科学に遠すぎるのか・・

地上波の報道番組のほとんどはワイドショーだと思っているが、BSやCSには結構有用な番組が多い。
視聴者が少ないから番組の影響力が小さく、これが逆に比較的に言いたい事が言える環境を生むのだろう。
ノイズとのトレードオフではあるので、バランスに欠き全く見る気の起きないやつも結構あるが、薬にも毒にもならない地上波よりはマシかもしれない。

そういう意味で当Blogも弱小Blogだからこそ、味が出せると再確認する今日この頃。
発言全てに責任を持つのは大変なので、細々と路地裏Blogを目指そうと思います。
まぁその前にこのブログの目的とか想定読者とか全く考えていないわけではありますが。

最近、高橋洋一氏が本格的にカムバックしたようだ。
彼は理系出身のためか、正しいかどうかは別として話が論理的でわかりやすい。
理系出身者が多い鳩山内閣だが、全く理系っぽい運営でないのはなぜだろう・・。
まぁ理系・文系のくくりで物事を考えるのはあまり生産的でないとお叱りをうけそうですが。

鳩山経済を科学する - 宮崎哲弥(1/4)