次男の剣道部は一応、
郡市大会では優勝候補ですが
なかなかどうして、近隣の学校も手ごわくて
必ず勝てるという状況ではないので
毎年ハラハラ・・・
先輩方の築いた伝統を守るべく、
次男たちもこの日まで、厳しい練習に励んで来ました。
ところが・・・昨日の試合の内容はと言うと
ほとんど綱渡り・・・
やっと勝ち進んだという感じです。
なかなか一本を取ってもらえない不満が
応援している親の間で爆発・・・・
追われる立場の厳しさを思い知った気持ちです。
話は少し戻って
一昨日の個人戦では、真っ先に
二回戦で姿を消してしまった次男クン・・・
最近、全然勝てていない気がします。
負けが決まった瞬間、
二階の応援席まで聞こえてきそうな
「チッ
」という顧問の舌打ちと激怒の表情に私までビビリました～～～～（笑）
あーーーーーーあ。
他の仲間が頑張って勝ち進んだので
優勝・準優勝とベスト８に一人入って
なんとか面目を保つことが出来、
顧問のご機嫌も多少緩和され、
次男へのお咎めも最小限に（ほっ
）この頃、全く食べない次男クン、
この日もお弁当残しまくり・・・
スタミナつけておくれよと
焼肉やらカツ丼を作って食べさせたけれど
翌日の団体戦でも三回とも負けちゃって～
最後の試合ではとうとう
メンバーを外されてしまいました・・
しかし、代わりに出た子が
二本勝ちしてくれたこともあり
最後は四勝一分けで勝利し
優勝かと思われた相手が
なんと、次の試合で負けたので
辛くも、得点差でわずかに勝り、優勝
県大会へと駒を進めることができました
ホントによかった～～～～～
これで負けてたら、責任は重大です。
試合のたびに負けてしまう次男を声援しつつ
お願いだから外してくださいーーーーと
心では祈ってました。
そして
次男の名前が消され、補欠だったH君が活躍。
正直、やや肩の荷を降ろして応援出来たのは事実です。
三年生は七人。団体戦に出られるのは五人。
練習試合は交代で出ていましたが、
さすがにこの大勝負では
レギュラー陣のみで挑みます。
かといって、次男と補欠の二人の間に
大した実力の差はないのです。
練習でしょっちゅう対戦して来た彼らは
勝ったり負けたり、それぞれに苦手な相手がいたり
誰が出ても、勝負はそう変わらないように思えます。
そんな中で、選ばれて選手になっていた次男クン。
彼なりに頑張ってはいたのですが・・・・。
三年生七人の親は、
わが子が試合に出ても出なくても応援に行って、
共に一喜一憂してきました。
だから、昨日の最後の場面でH君が
堂々と、大きな声で、竹刀を振っていたのを
私も、本当に嬉しく、頼もしく見つめていたのです。
そして、見事に勝ってくれたときには
感動しました。
多くは語らない次男クンだから
彼がどんな心境で試合を見つめていたのか
私にはわかりませんが
来週の県大会に向けて
最後の練習に励んでくれることと思います。
選手に選ばれるかどうかはわからないけれど
私も二日間応援に行こうと思います。
またまた話は戻って・・・
個人戦の決勝で戦ったのは
くしくも同じ学校の、部長と副部長。
小さい頃から一緒に剣道をやってきて
S中剣道部を引っ張ってきてくれた二人です。
二人とも背が小さくて、動きが早い。
次男のように体格に恵まれたノンビリ屋さんとは
あきらかに違います。
秋の新人戦では部長が優勝、
そして今回は、その時は決勝に残れなかった
副部長が優勝。
勝敗が決まって、礼をして
二人が一斉に顧問に駆け寄った時
背筋を伸ばした顧問の顔は
笑ってはいなかったけれど
とても誇らしげに見えました。
そして、顧問から離れて
二人が握手を交わしたとき・・・・
私も、思わず涙が出そうになりました。
ああ・・・青春だなぁって。
