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aCappella好き♪

歌うこと、作ること。思いついたこと。好きなものを好きなだけ。

「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」

2022-09-14 08:23:13 | 読書の記録
「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」
幡野広志

ある日、FMを聞いていたら
幡野広志さんがゲストだった。

30代にして余命を宣告された写真家が
幼い息子と最愛の妻に宛てたラブレター、が新刊。


話を聞いていたら、彼のことが気になって
著書を図書館で予約した。
その一冊目が、この本。

余命3年を宣告された2017年から5年が過ぎている。
彼が言うように「この時点で」の彼の思いは
日々変化し続け、正解なんてなくて
ただ思ったことを残す、ことを前置きとして書かれていた。

私のブログも同じ。
今の自分がこの瞬間に思っているコトを
誰かが何か言うだろうなんてお構いなしに綴りたい。

それに共感するか、反感を持つか、
読み手の感想は気にしない。
だからどうか、偶然通りかかって読んで下さり
それはないよと思われた方、黙って立ち去ってくださいね。
戯言ですから。

こう言うからには、実は
この本を読んで、心に響いたことも数々あれど
なかなか理解しにくいこともあった。

35歳と言えば、息子世代。
経験してきたことが違うから、
学校に対する考えやお金の価値観など
この年代の人の内面として、想像しながら読んだ。

「優しい人になる」という
いつの時代も万国共通の大いなる目標は
とてもわかりやすいが、奥が深くて

優しさってなんだろう、と思うとき
病気になった幡野さんがこの時に思っていた気持ち、は
健康な人には予想できない「虐待」だったと気づく。

そして
私の周りの優しい人…言い換えると
私にはおせっかいにしか思えない気遣いで接してくれる人たち、
のことを思い出したのだった。


私はある意味クールだと、
気を許した友人らにはそう言ってきた。
思いやりに欠けるかな、と思うこともある。
悩みごとなんて、所詮その人のもの。
たとえば何か大変なことが起きたとしても
もし自分なら、乗り越えるしかないって思うのだ。

だからあなたも乗り越えて、という風にはならないが
相手が望むことなら何でもする。
でも望まれないことはしたくない。
どこか遠くで見守るスタンス。

「そうは言いながら、そんなことないよ。
ちゃんとその人のために動いてあげてる」と言われたら
まあ、よく考えればそうかもしれないと自分を振り返るのだが

やってあげてる、という意識はまるでない。
そもそも自然にできることしかやってない。

・・・ん?ということは、、、
私って優しいのかも(笑)


心が寄り添う、ってなんだろう。
寄り添っても動かないんじゃ、結果は同じかな。

愛する、ってなんだろうね。
愛してるよ、って言わなきゃ伝わらない。
言わなくてもわかるだろう、って思うのは間違いだと
幡野さんは息子に伝えてる。

子育て時代。
手をかけずに目をかける、を信条としてきた。
見守ることって、根気がいる。
心配でたまらないけれど、とりあえず任せてみる。
失敗したって、そこからの気づきが
子どもを成長させてくれる。

その点、夫の親は過保護で過干渉。
いつも目を配り、そつなく言葉をかけてくる。
天気が悪いから早く帰りなさい、
疲れるからゆっくり休みなさい、
あまりスピード出さないように、、、などなど、いちいち。

言われなくてもわかってるし、
たとえ疲れていても
好きなこと・やらなきゃいけないことは
いつやるのかなんて自分が決める。
本当に、余計なお世話。

・・・なんだけど、言わずにいられないのは
きっと口ぐせなんだろう。
元教員の職業病か。

比べると、私の母の子育ては私と似てる。
裏ではとても心配するが、本人にはそれを言わない。
・・・まあ、陰で言ってる、ってのもどうかって話だけど(笑)


次男が、友人の結婚式で連休に帰ってくる。
いったいいつ来ていつ帰るのか。
気になるところだけど、しつこく聞くのも気が進まず

それでもとうとう今週末になったので、LINEで聞いた(笑)

長男夫婦も「シルバーウイークの頃に行きます」と
お盆に来れなくなった時に言っていたが、連絡なし。
来るのか来ないのか?

そのくらい、さらっと聞けばいいじゃんと言われそうだが
遠くに暮らしていた頃、
盆と正月とゴールデンウイークが近づくと
「いつ来られる?」と義母から電話が来るのが
とてつもなく嫌だった。
決まったら連絡しますよ、と心の中で思っていたが
年を取ると気が早くなり、先のことが気になるのだと
今の自分と重ねている。


久しぶりにあれこれ書いた。
朝のひととき、駄文を書くのにこんなに時間を使ってしまい
いったい何になるのだと自分でも思うが
書きたいから、に他ならない。

私が子どもたちに伝えたいこと。
仲良く楽しく暮らしてほしい。
人に素直に、誠実に。

私が親を思う時、
ちょっと「面倒くさ」と思ってしまうのと同じく
彼らにとっての私、もそういう存在なのは致し方なく

振り回される~と思われるのは心苦しいけれど
行きたいから行くねー、と気軽に来てくれたら
この上ない喜び。

そんな親に、私はなりたい。

(笑)


「さかなクンの一魚一会」

2022-09-14 07:29:00 | 読書の記録


・・・読みました。

素敵な本だったなあ!!

映画とは少し違ったところもあったけれど、
映画以上のお母さまとのエピソードがこれまた素敵。

こんな親には、なりたくてもなれそうにない。
きっとさかなクンと同じ血が流れている所以だろうと思った。

以外にも、文体が
いつもテレビで観ているさかなクンの話し言葉のそのままで
彼の声が頭の中に流れているように感じながら読めた。

やはりさかなクンはただものではない。
魚が好き、なだけの少年が、今のさかなクンになれるとは
到底思わない。

どこまでも没頭し、周りのことが目に入らず、
ひたすら調べ、観察し、
文字通り「まいにち夢中な人生」を生きている。

ずっと剣道を続けていたこと、
楽器の音色に魅せられてひたすら練習したこと。
魚だけではない学生生活もあったことに逆に驚き
「好きなことにはまっしぐら」の集中力が
彼の強みなのだと確信した。

そして、彼のキャラクター。
作られたものなのか、いつもああなのか。
水族館でのアルバイト時代のエピソードから察するに
結構「素」のような気がしてる。

どちらにしろ、TVチャンピオンにトライしたことや
大学教授に手紙を出すなど
思いついたら即行動、の純粋さには心打たれた。

自分がアクションを起こさなければ、物事は動かない。
今日の何かしらの選択が、未来に繋がっている。



さて、来月初め仙台で開催される「伊達アカ」。
県内外のアカペラーが集うビッグイベントに
私たちL*free-deも初トライ。
動画審査を無事にパスして、出演が決まりました~~

10月8日(土)13時半~15分間
しかも、三越横の本丸ステージ!!

思い切って、アクション起こしてよかった~~~

午前~夜まで、アカペラ三昧の二日間。
商店街での屋外イベント、観覧無料。
楽しいですよ!
お買い物のついでに、ぜひお立ち寄りください。

「さかなのこ」

2022-09-05 18:22:18 | 音楽・その他のライブレポ
さかなクンが好きなので

先日、FMラジオでこの映画のことを知り
普段は映画なんかほとんど観ない人、なのに
早速ひとりで観に行った。

主演がのんさんだったことに驚き

のんさんと言えば、東北では特になじみ深い
「あまちゃん」の女優さん。
あれから、なんとなくいつも応援しています。

でも~それってどうなの?・・・と
映画が始まるまで、始まった数分間は
予測できず。

結果、「あり」でした!!

なるほど~


そして、磯村くんの総長っぷりが、とてもカッコよかった!!

磯村くんはこれまた「ひよっこ」つながりで
かつて茨城の住人だった私には応援したい人。
カッコいいのはもちろんわかるけど、今までは
「きゅん」の対象にはなりえなかったため(失礼)
今日ほど「いいっ!」と思えた瞬間はなかったわ~

柳楽くんも好き~
これまた朝ドラからなんだけど

朝ドラばっかじゃん!と自分ツッコミ。

不良高校生のドラマや映画は数々あれど
怖くて楽しめない、が本音。
平和主義のチキンな私には、避けて通りたい作品ばかり。

でもこの作品は、面白おかしく描かれていて
何度も声を出して笑ってしまうほど楽しかった。

・・・ギョギョおじさんとのエピソードは、
悲しいね。
どんなに純粋な出来事でも、
現代社会ではこうなってしまうのね~


さかなクンの存在を知ってから
幼少の頃~学生時代はさぞや生きにくかったろう、と
勝手に想像していた。
親御さんの心配はいかばかりか、と。

でも今は、大好きな魚の研究に打ち込んで
世の中の役に立つ立派なお仕事をされ
バラエティーや音楽など多岐にわたってのご活躍。
誰にも愛されて、さかなクンとしてのキャラを周知されている。

好きなことに熱中できることのしあわせは、
人が簡単に手に入れることのできない憧れの中にある。

ほのぼの。

大変なこともたくさんあったに違いない。
でも、今のさかなクンはきっとしあわせ。


今日書いたことは、ワタシの勝手な想像だけど
ますますさかなクンのことが好きになったと思う~

図書館に、原作本を予約した。
読むのが楽しみ。


今日いちにち、まったりと過ごした。
いつの間にか、夜になってた。

こんな日があってもいいかな。