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aCappella好き♪

歌うこと、作ること。思いついたこと。好きなものを好きなだけ。

とうとう、編み物を諦めた…

2023-03-27 11:52:00 | ヨメの気持ち・ムスメの気持ち
6月で、満93歳。
まだまだ元気でしっかりしている。

数日前まで編み物をしていた義母だが、
そう難しい編み図ではないのに
何度も間違えては混乱してわからなくなり、
一段丸々編めることがなくなっていて、

「ダメだな、私も。
来年はもう編めないな。」
と、自覚するようになった。

そしてある日突然、
編み物をやめた!

「この毛糸、もともとるかさんにあげようと思っていたの。
解くから、何か自分のもの編んで。」
と言われて、一瞬、何のことか…???

「おばあちゃん、この色、着る?
着るなら私が編んであげるよ。」
「着ない。」

せっかく編んだんだから、
解かなくて良いよ、このままで、と言うと

何かビニールの袋ちょうだい、と言って
編みかけの毛糸を丁寧にしまい、

「これからはオカリナやらなくちゃいけないし。」と、
この日買ってきたプラスチックの小さいオカリナを練習し始めた。

……。

オカリナが欲しい、と言うので
数ヶ月前にプラスチックのアルトCを
買ってきて与えてみたが
義母の手には大きくて、うまく扱えず

そのままほったらかしになっていて、
私が片付けた。

そしてふたたび、
「オカリナ買ってもらうかな。」と言い始めたので
買い物のついでに楽器屋さんに寄って
オモチャのような小さいソプラノCを
義母用と教える用、同じものを2つ、購入。

夫と私でつきっきりで教えて、

…正直、「難しいかなー」と思い始めていたのだが

退屈しのぎに、今のところ諦めずに吹いていて
今日はソラシド〜をそれらしく吹けるまでに
成長。

私って、相変わらず教え方が上手ーい!(笑)

私がリビングを離れると、ピーピー音が聞こえる。
恥ずかしいから、いないときにやるのだと。

「デイサービスに慰問に行きましょう!」と
誘ったら、笑っていた。

これからどうなるのかな…
一日が長いと思う。


人を当てには出来ない。

2023-03-16 10:26:00 | ヨメの気持ち・ムスメの気持ち
夜、隣の市にオカリナを聴きに行く。

チケットを買った時には、
その頃義母は実家へ帰っているだろうか、と
少し期待していたが

まあ、無理でしょうと読んで
T市の叔母の家に泊めてもらう段取りをした。

もう一泊くらい、と勧めてくれたので
ちょうど翌日アカペラの本番があって
2泊お願いすることにした。

当日の朝、叔母から電話。
障害のある50代の息子を病院に連れて行くことになったとのこと。
…それは仕方ない。
のっぴきならない大切なこと。

義母に話すと、
留守番してるから大丈夫!と…。


これは神様からのギフトでは?
今日を機会に、夜のお留守番が出来るようになったら
私の自由度は増すに違いない…と、

良い方へ、良い方へ
気持ちを切り替えながら

前の日、友人らに
「明日から二晩、おばあちゃんいないのー!」と
楽しみ隠せず報告していたワタシはいずこ?

10時ごろになるから寝ていてね、と
言い置いて出かけたが、9時半過ぎに家に着いた。

義母はすでに入れ歯を外してテレビを観ていた
(あるいは横になっていて慌てて起きた)が
ご機嫌だった。

夕飯は食べてくるから、と言ってあったのに
巻き寿司を半分残していて、勧めてくれた。

「お腹空かない?一緒に食べましょう。」と
言うが
「おばあちゃん、歯は?」と言うと、笑って
「どれ、入れてくるから。」と言うので
これは本気だなと思い、
付き合うことにして、缶ビールを開けた。

2人で漬物を食べながらWBCを観て
お酒が入った私は陽気になって
試合が終わるまで、仲良く過ごした。

いつもだったら、寝る前に何かを勧めても
歯を外したから、と食べないのに
今日はどうしたのかな?

完全同居に向けて、一歩、前進。


それにしても…
オカリナは素晴らしかった!
岩崎宏美さんも。

今日に感謝。



「・・・これ、牡蠣?」

2023-03-07 09:12:15 | ヨメの気持ち・ムスメの気持ち
義母、92歳。
揚げ物は結構好きみたい。

私の手料理で褒めてくれるのは、
餃子、唐揚げ、カキフライ。

「美味しい」と言ってもらえることは、滅多にない。

私の育った環境、そして
夫と結婚して子供を育てた日々の暮らしでは
一口ごとに「美味しい」と言ってもらえるのに慣れていたので

義母との食事は毎回、とてもさみしいし
自分では美味しい!と思うから
いつも心の中で自画自賛。

日曜日、夫と三人の夕食で。

この日はカキフライ。
夕方近くに買い物に行って、ササッと作ったにしては
手早く美味しく出来て、自己満足。

「この牡蠣、大きくて美味しいね~。」
「うん、うまい。」などと話しながら食べていたが
義母はテレビに夢中で感想なし。
いっちょまえに私たちに負けないくらいの勢いで
箸を伸ばしていたことに驚くが、いつものこと。

山盛りのお皿が残り5個、くらいになった時に、
ひとくちかじったフライを見つめて
義母が言った。

「・・・これ、牡蠣?」

内心、爆笑。

なんだと思って食べていたのか!
おばあちゃんの大好きなカキフライですよ。
喜んでくれるかと、このメニューにしたのに~

そもそも、声が小さいのだ。
褒めるとか、お礼を言うとか、
もっとはっきり伝えてほしい。
何かを渡しても、「どうも・・・」と
「どう・・・」しか聞こえてないし
(話す時は、普通に大きい声なのに)
もちろん「ありがとう」とは言われてない。

私は元気よく挨拶をしろと子供を育てたので
ほんっとにイラっとする~

実母が来ると、その明るさにホッとする。
「いっただきま~す♪
あら、この頃食べてないわ、カキフライ。
大きくて美味しいこと!」と、
きっと褒めてくれるに違いない。


・・・まあ、人それぞれ、
個性の問題だからね。
求める私が悪いんだろうけど。

食事を作って、こんなにも感謝されないことって
今までなかったので
冬同居の三年目、ようやくその状況にも慣れたとはいえ
いまだにさみしさはぬぐえずにいる。


もしかしたら、味を感じないほど老いてしまったのか。
人は誰しも、興味のないことには鈍感だ。

そういえば、洋服はすぐに褒める。
「あら、いいね、私もこういうの
一枚欲しいと思っていたの。」
なんでも私の真似をする。





今年編んだお気に入りのベストも、
義母があまり褒めるので、あげてしまった・・・。
もったいない、と周りに言われたが
喜んで着てくれるなら・・・とプレゼントしたのに

あの日一日着ただけで、どこへやったやら。
着ないなら私が着たかった。


今日も愚痴でした、すみません。




「ワタシじゃないけど」その2

2023-03-05 22:02:00 | ヨメの気持ち・ムスメの気持ち
また、義母に編み物を教えている。

とうとう、始まってしまった…
今回も、つきっきりで教えるのだろうか?

編み始めると、なかなか難しい編み図だった。
2段、教えて
あとは明日、かと思っていた夕食後。
歌謡番組を観ていたと思っていた義母から
「ちょっと!るかさん!」と呼ばれる。

隣の部屋で型紙の整理を始めていた私。
慌てて飛んでいくと、
義母が1人で続きを編んでいた…。

三目ほど進んでいたが、わからず…
教えてくれ、ってことらしいが
言葉では頼まれてないぞと私も意地になる(笑)

まあ、仕方がないので仕事を移動して、
それなりにつきっきりで教えたのだが…

最初は調子良く、
そのうちわからなくなり、
教えると理解して、
また迷走する。

私の声も少し苛立ってきた〜

だって

上からなんだもの。

これだけ丁寧に付き合ってるのに
当たり前だと思われている。

またわからなくなって、

どれどれ、見ますか?
あー、ここ、間違ってますよ

「私、編んでないけど。
一つしか編んでない。」と、言い張る。

え、おばあちゃんじゃなければ
じゃあ私が編んだんですね。

…なかば呆れて嫌味を言った。

いつもは優しい私だけれど、
それからは、言葉少なに対応(笑)

さすがに気がついたのか、次に同じ場面になった時には

「ああ、そこ、私が編んだんだ。」と
聞いてもいないのに言い訳していた。


「ワタシじゃないけど」
また出たわ。

もうー、なんで嘘つくんですか、って
心の声がちょっと漏れそうだった。

「ワタシじゃないけど。」

2023-03-04 15:39:35 | ヨメの気持ち・ムスメの気持ち
義母と実母を連れて買い物に行った日。

先に買い物が終わった義母を
車に乗せて待たせていた。

イチゴの上に乗っからないようにね。

少ししてから、実母が買い物を終えて、隣に乗った。


家に着いて、
「はい、イチゴ、みんなで食べましょう。」と渡された。

「つぶれたんじゃないからしら、お尻の下になって。」

「・・・ワタシじゃないけど。」



一言、多いわ!

あちらのおばあちゃんのせいで、と言ってるのね。

さっき自分も乗っかってましたよ(笑)

似たような独り言、なんか、私も言ってる気がする。

姑に似てきたかな~
それとも義母が私のマネをしているのか(笑)

まずいまずい、気を付けよう。