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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

さんま漁25 航海目!

2008年11月07日 | モバイル

4日23時、銚子入港!

5日朝銚子市場へのサンマ水揚げ船は1隻だけでしたが、

思った程、浜値は良くありませんでした。

水揚げ、氷の積み込みを終え、10時45分銚子出港、

微速で北上も沖側にコースを変え、

「確かな情報ではないが、航走中の船が跳ねるサンマを見たらしい」

鹿島灘沖の水温を調査航走し、14時漂泊。

16時30分スタンバイ!

17時頃に集魚灯を点灯し、

魚探の深部にある反応の動きを待ったが…

浮いて来ない…!

ライトの探照先にもサンマは跳ねない。

ライトを固定し、北上しながら調査航走。

時々ポツポツと跳ねる数十匹のサンマが見えましたが、

夜明けまで操業できるような群れにはあたらず、

6時、昨夜各船が操業した金華山の南東沖で漂泊。

16時スタンバイ!

付近を調査するも群れ見えず、各船一斉に北上!

陸よりのコースをとる船もいるが、

我々は全速力で北上、釜石沖向け。

22時、小型船十数隻が操業中だったポイント、気仙沼沖で

22時30分から3 回連続操業、水温は15.7℃

その後1時間程北上、

小型の僚船が操業中の近くで再度3回の連続操業後、

小型の僚船が操業を終えたので群れを預かり1回操業。

水温16.1℃ その後西側(陸よりに)へ移動し、

綾里崎の灯台の灯りが見える沿岸沿いで大群操業を1回!

8回の操業で3時終わり。

群れを僚船に預け南下帰途航走女川向け!

7時入港予定。


さんま漁24 航海目!

2008年11月04日 | モバイル

10月30日の水揚げ後は、

出港日未定、電話連絡待ちでしたが、

結局、中3日間の休日になりました。

11月3日、8時30分女川出港、三陸沿岸沿いを微速で北上!

14時45分、釜石沖で漂泊。

15時30分スタンバイ!

付近には他船なし、レーダーには北西側に10隻程の

船が映っているが小型船のみで、大型船らしき船映は見えない。

南西の風が強い為、小型船は山陰を操業ポイントとしたようです。

17時から操業開始!

水温は16.1℃ 

薄群れを数回操業し北上、南下を繰り返しながら潮境を調査。

21時頃から南西の風が西に変わって更に強くなり、北西側に移動。

小型船が操業中の北側、トドヶ崎の沿岸沿いで操業再開。

水温15.2℃ ここでも薄群れを操業、

1回操業しては調査航走というパターンを数回…!

他の大型船は金華山の南東沖で操業中のようです。

「今夜は朝までかなぁ」 と誰かの声が聞こえた23時、

トドヶ崎灯台の灯りがかなり近くに見える沿岸沿いで

大群にあたり、2回連続で操業!

日付けが変わる頃に終わり、南下帰途航走女川向け!

そういえば、(トドヶ崎灯台

「喜びも悲しみも幾歳月」 のロケ地として人気らしく、

11月2日の日曜日、特別に一般公開されたようです。

朝6時頃の女川入港予定が変更、銚子向けとなりました!

西風が強く、常磐沖を微速で南下中。

23時頃銚子入港予定!