今年のイサダ漁は今月28日が最終航海と決定しましたが
多くの船が28日を待たずに日増しにイサダ漁を切り揚げ
シラス漁に転換しています。
残っていた船も今日で終える船が多いようです、
私はシラス漁にはいかず、5月から始まる
鮭鱒漁に備えリフレッシュ期間になります!
今年のイサダ漁は今月28日が最終航海と決定しましたが
多くの船が28日を待たずに日増しにイサダ漁を切り揚げ
シラス漁に転換しています。
残っていた船も今日で終える船が多いようです、
私はシラス漁にはいかず、5月から始まる
鮭鱒漁に備えリフレッシュ期間になります!
朝1回目の操業が肝心!
この船は朝1回目の操業で漁を終えた。
イサダの群れがかたまっているうちに
一網打尽!
船も大きく網も大きいので大群に遭遇すれば
まさに朝めし前!
今朝はうねりが高かったので、網に入った
大群の重さで
網が破損しないように慎重に作業しています。
今日の漁場は岩手県との県境、岩手、宮城の船団が
集結し迫力ある操業風景でした。
しかし時間と共に群れが深く、薄くなり操業回数が増え、
朝1回目を他の漁場で操業し遅れて集まった船は
昼過ぎまで操業しなければならなかった。
我々は、朝1回目の漁獲に助けられ、割と早く終えた。
それでも5回の操業でした。
朝1回目の操業が明暗を分ける典型的な例でした。
女川港まで2時間半の帰途航走、南三陸沿岸の海上も
暖かい春の風です。春本番です!
今シーズンのイサダ漁は魚価の低迷が続き、
来シーズンもこのままではかなり厳しい漁となりそうです。
そんな中,
生産者の代表や県漁連の方々が隣県の
岩手に漁獲枠削減を交渉し協力を求めたが・・・
どうにもならない(4月12日の三陸newsから)
結果に終ったようです。
これからの漁師は各種の漁の生産調整が
いかに大切か見直す時期にきていると思うのですが、
需要が低迷している魚種を過剰に漁獲する事は
マイナス要素の方が多い事は明確です。
今シーズンでイサダ漁が無くなるというのなら
話は別ですが。
漁師の報酬は魚価によって左右されているので、
同じ労働力で同じ時間働いても魚価安では
大きな落差があります、この落差を少しずつ
解消する為にもより一歩進んだ生産調整を
期待します。
この時期、イサダ漁に従事している人はひと目でわかる。
というのも(イサダ焼け)で顔が赤い!
日焼けや潮焼けとは違った赤顔に
はちまきで焼けていない一部が白い!
南三陸の春漁漁師達独特の赤い顔!
これはたぶん海水を利用してポンプで汲み上げる時の
水飛沫にイサダの色素が混じり、
その水飛沫を、船上での作業中に浴びるからだと思う。
手袋や合羽も赤くなるのですから、予想以上に
色素が強いのでしょう。
ちなみに乾燥させたイサダを
鑑賞用の金魚や錦鯉に与えると鮮やかな色になるそうです。