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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

春漁の様子7

2005年04月18日 | 水産関連

網に入ったイサダは海水を利用し
ポンプで汲み上げ、海水と一緒にカゴに入れる。
isada1isada2

海水が抜けたら、カゴが一杯になるようにイサダを盛り移し
1カゴ30Kの製品となる。

宮城県の今年の漁獲量割り当ては21000tでして
イサダ漁船は毎年、漁期前に
制限漁獲カゴ個数を決めて、今年は
10t未満の船が230個、10t以上の船は250個で
漁をしてきました。

順調なら宮城県内の各市場合計で
1日約800tが水揚げされるのですが、
今年は魚価安の影響で、シラス漁の解禁後
イサダ漁をあきらめシラス漁に転換していく船が
日増しに増え、
現在は1日約500tくらいの水揚げ量で、
今日までで約16500tの漁獲量となっています。