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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

春漁の様子6

2005年04月14日 | 水産関連

朝1回目の操業が肝心!
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この船は朝1回目の操業で漁を終えた。
イサダの群れがかたまっているうちに
一網打尽!
船も大きく網も大きいので大群に遭遇すれば
まさに朝めし前!
tairyou2
今朝はうねりが高かったので、網に入った
大群の重さで
網が破損しないように慎重に作業しています。

今日の漁場は岩手県との県境、岩手、宮城の船団が
集結し迫力ある操業風景でした。

しかし時間と共に群れが深く、薄くなり操業回数が増え、
朝1回目を他の漁場で操業し遅れて集まった船は
昼過ぎまで操業しなければならなかった。

我々は、朝1回目の漁獲に助けられ、割と早く終えた。
それでも5回の操業でした。
朝1回目の操業が明暗を分ける典型的な例でした。

女川港まで2時間半の帰途航走、南三陸沿岸の海上も
暖かい春の風です。春本番です!