10月8日、多くの秋刀魚漁船が花咲港で時化休み…。
岸壁から2段・3段と船を抱かせての時化繋ぎは、ある意味圧巻である…!
10月9日・朝から氷を積み込み、氷艙と冷水の保冷
熱で劣化した主機の過給機の防熱具を補修したり、
Lo系のメンテナンスで
夕刻となった…
船に居るのは私だけと思っていたが、入浴後にサロンに行くと
珍しく漁撈長がおり、久々にゆっくり世間話となった…
…漁期間中の世間話は、稀である…。
次第にパチンコに出掛けていた若人逹が帰って来て、意外な雰囲気に驚いていた…
道東各港は水揚げ開始時間が早い、目覚まし時計は2時にセット、早めに寝台に入った…。
抱かせていた船を水揚げする岸壁にシフトしたり
水揚げ前の準備があるので、早めに起きて備えなければならない…
3時30分から水揚げ開始!
水揚げ中に荷揚げボンブの一部のガイドローラーフレームが折損…
簡単に壊れるような箇所ではないのだが…
訊けば、氷の積み込み時にぶつけたとの事…
報告があれば時化休み中に善処できた…。
時間に余裕がない時は対処・応急にしかならない…
この違いは大きい…!
4時10分、水揚げを終えて花咲出港!
まだうねりの残る道東沿岸から、公海に向けて航走。
揺れる船上で応急に対処…
15時30分 S/B。
目指すポイントまでは、まだ遠い…
20時から調査開始、季節風を左舷後方に受け、沖合いの高いうねりで
大きなローリングを繰返しながら…
21時頃に1回操業、1回目の網を入れる際、
網に隠れていた秋刀魚の鱗が季節風に舞い飛ぶ…
揚網後、更に沖へ…!
東側の水平線に日本漁船の漁り火、
南東側の水平線には、うっすらと、外国船団の赤い漁り火が見える…
23時頃、ポイント着も期待に反して漁模様が悪くなり、秋刀魚の群れが薄くなった…。
次第に季節風は弱まったがうねりは残り、夜明けまで薄群れを回数操業…
僅かな漁獲に終わり、西へ…
11日、15時30分S/B。
日没から操業開始、1回操業しては調査航走のパターンで
少しずつ漁獲を纏めながら、西へ西へと秋刀魚を追った…!
うねりもおさまり、良い凪となったが夜明け近くに雨が降り始め、
雨の中奮闘、夜明けと同時に魚艙を満たした。
南下帰途航走、都合により女川経由気仙沼向け…!
…ルーキー便り…
今期の秋刀魚漁には、本船を含め、私の知る船4隻に
4人の各ルーキーが乗船した…
その4隻の4人の中で2隻、2人のルーキーが下船したらしい…
その中の1人は、僅か1航海で去ったとの事である…
本船のルーキーは、さすが元高校球児、必死に白球を追っただけあり、
今は必死に氷を追っている…!
TEAM-F(第68福神丸)新造船から4期目の秋刀魚漁、
各漁期で氷艙担当の若人グループが代わったが
甲板長曰く、4期・4グループ中で
ルーキー含む今期の若人逹が一番上手いとの事である。
日々上達していくのは進歩であって、
教える若人も教わるルーキーも、共に進歩している典型的な例であり、
こういう連鎖が乗組員に浸透し、船が良くなるのだと思っている…!
昨操業時、最後の艙に秋刀魚を入れる前の土壇場に、
アイスキャッターが詰まってしまった…
もうすぐ夜明け…
漁撈長の声が響き渡る…!
嵐のような夜明け前のワンフレーズ…
めまぐるしく多忙な操業も、幾度も経験する事で次第に慣れていく!
太平洋の波や季節風、歳の近い若人逹に揉まれながらも
本船のルーキーは頑張っている!
早く一人前の漁師に育って行く事が、仕事を教えてくれた人達への恩返しになるのだ…。
…普段、入港前に入港後の機関部作業の予定を記しているのですが、
私一人でいい時は記さない。
そんな時でも、起床次第機関室に来て「今日の作業は?」
と、聞いてくる…!
確実に成長している!
只、掃除は最後まで気を抜かずに…
頑張れ秀斗…!
船は、13日・朝8時女川・10時30分気仙沼入港予定。
岸壁から2段・3段と船を抱かせての時化繋ぎは、ある意味圧巻である…!
10月9日・朝から氷を積み込み、氷艙と冷水の保冷
熱で劣化した主機の過給機の防熱具を補修したり、
Lo系のメンテナンスで
夕刻となった…
船に居るのは私だけと思っていたが、入浴後にサロンに行くと
珍しく漁撈長がおり、久々にゆっくり世間話となった…
…漁期間中の世間話は、稀である…。
次第にパチンコに出掛けていた若人逹が帰って来て、意外な雰囲気に驚いていた…
道東各港は水揚げ開始時間が早い、目覚まし時計は2時にセット、早めに寝台に入った…。
抱かせていた船を水揚げする岸壁にシフトしたり
水揚げ前の準備があるので、早めに起きて備えなければならない…
3時30分から水揚げ開始!
水揚げ中に荷揚げボンブの一部のガイドローラーフレームが折損…
簡単に壊れるような箇所ではないのだが…
訊けば、氷の積み込み時にぶつけたとの事…
報告があれば時化休み中に善処できた…。
時間に余裕がない時は対処・応急にしかならない…
この違いは大きい…!
4時10分、水揚げを終えて花咲出港!
まだうねりの残る道東沿岸から、公海に向けて航走。
揺れる船上で応急に対処…
15時30分 S/B。
目指すポイントまでは、まだ遠い…
20時から調査開始、季節風を左舷後方に受け、沖合いの高いうねりで
大きなローリングを繰返しながら…
21時頃に1回操業、1回目の網を入れる際、
網に隠れていた秋刀魚の鱗が季節風に舞い飛ぶ…
揚網後、更に沖へ…!
東側の水平線に日本漁船の漁り火、
南東側の水平線には、うっすらと、外国船団の赤い漁り火が見える…
23時頃、ポイント着も期待に反して漁模様が悪くなり、秋刀魚の群れが薄くなった…。
次第に季節風は弱まったがうねりは残り、夜明けまで薄群れを回数操業…
僅かな漁獲に終わり、西へ…
11日、15時30分S/B。
日没から操業開始、1回操業しては調査航走のパターンで
少しずつ漁獲を纏めながら、西へ西へと秋刀魚を追った…!
うねりもおさまり、良い凪となったが夜明け近くに雨が降り始め、
雨の中奮闘、夜明けと同時に魚艙を満たした。
南下帰途航走、都合により女川経由気仙沼向け…!
…ルーキー便り…
今期の秋刀魚漁には、本船を含め、私の知る船4隻に
4人の各ルーキーが乗船した…
その4隻の4人の中で2隻、2人のルーキーが下船したらしい…
その中の1人は、僅か1航海で去ったとの事である…
本船のルーキーは、さすが元高校球児、必死に白球を追っただけあり、
今は必死に氷を追っている…!
TEAM-F(第68福神丸)新造船から4期目の秋刀魚漁、
各漁期で氷艙担当の若人グループが代わったが
甲板長曰く、4期・4グループ中で
ルーキー含む今期の若人逹が一番上手いとの事である。
日々上達していくのは進歩であって、
教える若人も教わるルーキーも、共に進歩している典型的な例であり、
こういう連鎖が乗組員に浸透し、船が良くなるのだと思っている…!
昨操業時、最後の艙に秋刀魚を入れる前の土壇場に、
アイスキャッターが詰まってしまった…
もうすぐ夜明け…
漁撈長の声が響き渡る…!
嵐のような夜明け前のワンフレーズ…
めまぐるしく多忙な操業も、幾度も経験する事で次第に慣れていく!
太平洋の波や季節風、歳の近い若人逹に揉まれながらも
本船のルーキーは頑張っている!
早く一人前の漁師に育って行く事が、仕事を教えてくれた人達への恩返しになるのだ…。
…普段、入港前に入港後の機関部作業の予定を記しているのですが、
私一人でいい時は記さない。
そんな時でも、起床次第機関室に来て「今日の作業は?」
と、聞いてくる…!
確実に成長している!
只、掃除は最後まで気を抜かずに…
頑張れ秀斗…!
船は、13日・朝8時女川・10時30分気仙沼入港予定。