4月19日、人家のウツギが咲いており、片倉城跡公園ではミツバウツギが咲いていました。卯の花が匂う季節になりました。同じく人家で咲くネモフィラが綺麗です。ネモフィラは国営ひたち海浜公園のものが有名でテレビ等で見ても素晴らしく綺麗ですね。
さて、大塚山へ行く途中の16号バイパスの側道にコウゾの雌花が咲いていました。こんなところにあるとは。
コウゾ(楮)はクワ科コウゾ属の落葉低木でかって和紙の原料として使用された雌雄同株・雌雄異花の樹木ですが、ここには雌花序しかありませんでした。なお、ヒメコウゾとコウゾの区別が付きませんのでここではコウゾとしておきます。雌花は独特の形をしていて紫色の毛のようなものは花柱です。
大塚山ではコナラの樹にツタウルシが絡みつき花を付けていました。ツタウルシ(蔦漆)はウルシ科・属の落葉つる性の樹木で雌雄異株の有毒植物です。この樹は雄株に見えるのですが。花期は5~6月で果実は8~9月に黄褐色に熟します。
道了堂にはキンランがありました。
絹の道では先日頭を出していたギンリョウソウが見頃?です。
芝地ではやっとコケリンドウが咲きました。城山湖の近くではだいぶ前から咲いていたようなのですが。
大栗川では早くもマツヨイグサが咲いています。
キタキチョウの産卵の様子が見られました。キタキチョウの幼虫の食草はマメ科の植物ですが何という草に産卵しているのか不明。
上柚木公園でもマルバアオダモが咲いていました。
柚木西小の近くで思いがけずハナイバナの群落がありました。ハナイバナ(葉内花)はムラサキ科ハナイバナ属の1~越年草で各地の路傍や畑などの生える雑草です。キュウリグサとよく似ていますがキュウリバナは花の中央にある副花冠の色が黄色でハナイバナは茎の先まで葉が付きます。また、花はヤマルリソウに似ていますが咲く場所が違うのと花の大きさではハナイバナがずっと小さい。ご参考までにキュウリグサの写真を添付します。最初の写真の左方にオオイヌノフグリが咲いていますのでハナイバナの花の大きさが分かります。
ご参考:キュウリグサ
帰り道に咲いていたのは
コバノガマズミだと思いますが
コバノタツナミ
以上