11月4日。久し振りの小宮公園です。
リンドウ(竜胆)が沢山咲いて出迎えてくれました。リンドウ科の多年草で代表的な秋の花です。
すぐ傍にリュウノウギク(竜脳菊)の白い花が咲いていました。葉の縁に大きな鋸歯があるのが特徴です。
オヤマボクチ(雄山火口)も咲いていました。キク科ヤマボクチ科の多年草で山菜としてヤマゴボウともいわれる。葉の裏にある茸毛が火を起こす際の火口(ほぐち)として使用されたことから名付けられた。
他に咲いていた花は
あちこちでコウヤボウキ(高野箒:キク科コウヤボウキ属の落葉小低木)が。
ヤクシソウ(薬師草:キク科アゼトウナ属の2年草)が見頃です。
みずき平とひよどり沢でツクバトリカブト(筑波鳥兜:キンポウゲ科トリカブト属の疑似1年草で有毒植物)が咲いており果実も出来ていました。ヤマトリカブトの亜種の一つでヤマトリカブトより葉の切れ込みが深いといわれますが私には区別がつきません。
キチジョウソウ(吉祥草:キジカクシ科キチジョウソウ属の常緑多年草で花期は9~10月)の咲き残りの花と赤い果実の両方が見られました。
くぬぎ平ではこれも咲き残りのヤマトラノオ(山虎の尾:オオバコ科クワガタソウ属の多年草で花期は8~9月)が一株だけありました。花径の最上部に綺麗な青色の花を付けています。
ユーカリノキには早くも蕾が付いています。来年の6月頃に花が咲きます。
果実では
コバノカモメヅル、オオカモメヅルとガガイモのキョウチクトウ科の3種類で果実が開裂し白い毛が付いた種子が出ているのを見ることが出来ました。
コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓):片倉城跡公園にあるのと同様種子に付く毛が開いていませんでした。
オオカモメヅル(大鴎蔓):二股になった果実の一方だけが開裂し白い毛が付いた種子が出ていました。
ガガイモ(蘿藦):まだ開裂していない果実が1個あり葉が綺麗に黄葉していました。
他にあった果実達
シオデ(牛尾菜):サルトリイバラ科の多年草。
サルトリイバラ(猿捕り茨):サルトリイバラ科の落葉つる性半低木。果実が1個しかありませんでした。
ヒメリンゴ(姫林檎):バラ科の落葉小高木で公園、盆栽、鉢植えなどで植栽されている。
コムラサキ(小紫):シソ科の落葉低木で花や果実が密に付く。
ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸):ナス科のつる性多年草。ヒヨドリジョウゴの果実は花柄が広がって果実につくが、よく似たマルバノホロシは広がらずに果実につく。
ヤブラン(藪蘭:キジカクシ科の多年草)の若い種子。果皮は薄くて早くに脱落し、種子がむき出しになり黒く成熟する。
以上