片倉城跡公園では
シャクジョウソウ(錫杖草)が小さいながら5株咲いていました。ツツジ科シャクジョウソウ属の多年草で葉緑素を持たない腐生植物(菌従属栄養植物)です。名前は花の全体の姿が修験者が持つ錫杖に似ていることから。同じ仲間にギンリョウソウ(銀竜草)があります。
林下の杭にカナヘビがじっとしていおり、すぐ傍を通っても動きませんでした。
ツトガ科の蛾のナカモンツトガが木の杭に止まっていました。開張20mm(体長10mmぐらい)ぐらいの小さな蛾です。
カメムシの仲間も種々いて面白い。これはセスジナガカメムシ(背筋長亀虫)です。体長8mmぐらいでボタンヅル等を食べる。
これは林下の道にいたミスジチョウ(三筋蝶)です。コミスジによく似ていますが、少し大きく翅の模様も違います。コミスジより数が少ないようです。
菖蒲田でオオシオカラトンボの雌が尾部の先端をちょんちょんと水に付けて産卵していました。
湯殿川では
水面一面に広がったオオカナダモの花が満開です。
ウマノスズクサは花が沢山咲いています。例年だと今頃はウマノスズクサを食べ尽くすぐらい多くのジャコウアゲハの幼虫がいたのですが、どうしたのか今年は見られません。
人家でホザキナナカマド(穂咲七竈)が白い花を付けていました。
ところでこれはアジサイですが気象庁が発表するアジサイの開花日とはご存じでしょうか?(今日テレビでやっていました。)
アジサイは周りにある装飾花の中に真の花(両性花)の集まりがありますが、標本木の真の花が2~3輪咲いた最初の日を開花日といいます。
雄蕊が付いているのが真の花。丸いのは蕾。
以上