八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2024年 片倉城跡公園近辺:コナスビ(小茄子)、ネムノキ(合歓の木)等

2024-06-15 16:43:48 | 花と昆虫

片倉城跡公園の湿地でコナスビ(小茄子)の花にやっと出会いました。サクラソウ科オカトラノオ属の1年草で果実が黒く熟した姿がナスに似ているから名付けられたか。前から見つけていたのですが花は咲いていませんでした。やっと一輪咲いているのに出会ったものです。

 

ハンゲショウ(半夏生:ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草)の葉が白くなっていました。マタタビと同様に花期になると葉が白くなります。蕾が出来ていますので間もなく咲くことでしょう。

本丸広場にネジバナ(捩花)がありましたが、2組のネジバナが右巻きと左巻きが向かい合って咲いていました。一組のは見たことがありますが、2組とも反対巻きとは珍しい。

片倉城跡公園の上と片倉つどいの森公園にあるネムノキ(合歓の木:マメ科の落葉高木)が咲き始めていました。

 

片倉つどいの森公園の芝地にヒメヤブラン(姫藪蘭:キジカクシ科ヤブラン属の多年草)が沢山咲いていました。背が低いので芝に埋もれてしまいそうです。

 

小比企の畑地では

イタドリ(虎杖:タデ科ソバカズラ属の多年草で雌雄異株)の雌花が咲いていました。若いイタドリを齧ったことがある人もいることでしょう。今はもうそんなことはしないかな。

 

荒地等に咲くタケニグサ(竹似草:ケシ科タケニグサ属の多年草)。花には花弁がなく萼片も開花と同時に落ちる。

 

人家に植栽されているクチナシ(梔子:アカネ科の常緑低木)が咲いていました。甘い香りを放っています。

アオテンマは果実殻になっていて既に種子も放出したようです。

片倉城跡公園にあるスギの幹が金色に光っているので何だろうとみていると、樹脂が太陽の光で光っていたようです。

 

片倉城跡公園でジャコウアゲハ(麝香揚羽)の雄に出会いました。オナガアゲハによく似ていますが、ジャコウアゲハは腹部に帯状の赤い斑紋があるのが特徴です。

 

ジャコウアゲハを見たので湯殿川ぞいのウマノスズクサを見に行きました。残念ながら卵も幼虫もいませんでした。しかし、ジャコウアゲハの幼虫に食べられないということはウマノスズクサの結実が見られるかもしれません。草刈りに合わないように祈りながら秋まで待ちましょう。

片倉城跡公園でクビアカトラカミキリ(頸赤虎天牛・髪切)に出会いました。伐採木や倒木に集まります。

よくいるゴマダラカミキリ(胡麻斑髪切・天牛)です。

金属光沢の綺麗なアシナガバエ科の1種マダラホソアシナガバエ(斑細足長蝿)が葉の上で忙しく歩いていました。

以上

 

コメント (1)
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