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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2023年 片倉城跡公園近辺:ジャコウアゲハの幼虫、ギンバイカ(銀梅花)等

2023-06-16 16:25:24 | 花と蝶

湯殿川沿いでは

水田で田植えが始まり、水を張った水田でカルガモが食事をしていました。

 

川沿いの垣根に絡んだ数少ないウマノスズクサに沢山のジャコウアゲハの幼虫が付いておりウマノスズクサは花が咲く前に無くなりそうです。ジャコウアゲハの蛹(お菊虫)が一つ出来ていました。

 

川沿いに咲いていた花は

アメリカオニアザミ(亜米利加鬼薊):キク科の多年草でヨーロッパ原産の帰化植物。繁殖力が強く棘が強いので駆除し難くてあちこちで蔓延っています。

アレチハナガサ(荒地花笠):クマツヅラ科の多年草でこの川沿いには沢山生えており、花期が長く春から秋まで咲いているように思います。

 

イヌドクサ(犬木賊):トクサ科のシダ植物で今が盛りの様で土手に沢山生えています。

タケニグサ(竹似草):ケシ科の多年草で名前は茎が竹に似ているから。花に花弁がなく萼片も開花と同時に落ち、雄蕊は多数ある。荒れ地や道端に多い。

 

ナワシロイチゴ(苗代苺)の果実が沢山出来ていました。

畑地ではハルタデとハキダメギクが満開です。

ハルタデ(春蓼):タデ科の1年草で畑地などに多い。蓼の仲間ではハルタデだけがその名の通り春から咲く。

 

ハキダメギク(掃き溜め菊):キク科の1年草で北アメリカ原産の帰化植物。

 

早くもヒマワリが咲いていました。

キキョウソウ(桔梗草:キキョウ科の1年草で北アメリカ原産の帰化植物)は終盤です。

 

ツユクサ(露草)も咲き始めていました。ツユクサ科の1年草で綺麗な花です。花の構造もつけておきました。

 

ヒメザゼンソウがまだ咲いており果実と共に撮影できました。

花の構造:雄蕊が4個あり、その中心部に雌蕊がある。その基部に紫色の花被片が4枚付いており、あわせて1個の花となる。2枚目の写真は別個体ですが雄蕊が伸びて花粉が出ているのが分かります。

 

果実の拡大:果実を見る方が1個の花が分かりやすいので添付しました。

帰りがけに人家の庭木でギンバイカ(銀梅花)が咲いていました。フトモモ科の常緑低木で地中海沿岸の原産。花が梅の花に似ているから。

 

以上

 


2023年 片倉城跡公園近辺:イイギリ(飯桐)、ノビル(野蒜)、アカシジミ(赤小灰)等

2023-05-18 19:56:19 | 花と蝶

いつものコースをお散歩。

片倉城跡公園では

湿地の奥にアヤメが咲いていました。我が家の庭等であちこちに咲いていますが、片倉城跡公園では初めて見ました。

公園の上の畑地にあるイイギリ(飯桐)の雄株に雄花が咲いていました。イイギリ科の落葉高木で雌雄異株。昔この葉で飯を包んだからこの名が付いた。雌株は西柚木にあるのでできれば見に行きたい。果実は秋に赤く熟し豊作だと樹が赤く見えるぐらい沢山実る。

 

片倉つどいの森公園の雑木林でアカシジミを見つけました。蝶の世界では早くもゼフィルスの時機到来ですね。この蝶は夕方になると活発に活動しますが、日中は樹上にいることが多く午後早くに下草で見つけたのはラッキーでした。

湯殿川沿いでは

ノビル(野蒜)が前から沢山蕾を付けていたがやっと2輪だけ咲きました。ヒガンバナ科ネギ属の多年草で小さな球根は食用になるので採取している方をよく見かけます。

 

片倉城跡公園へ行く途中で

ハゼラン(爆蘭)が咲き始めていました。ハゼラン科(スベリヒユ科)の1年草で熱帯アメリカ原産の帰化植物。蘭の名が付くが蘭の仲間ではない。午後に咲くため別名三時草ともいう。

 

人家の庭木のシラタマミズキ(白玉水木)に花が咲いていました。ミズキ科の落葉低木で中国東北部、シベリア、朝鮮半島北部の原産で葉が小さく白い斑が入るため観葉植物として人気がある。

 

同じくバラ科キイチゴ属のブラックベリーウォシュダ終盤ですが1輪咲いていました。

道端にはペラペラヨメナが沢山咲いていました。キク科の多年草で中央アメリカを原産とする帰化植物。

以上


2023年 番外:国営昭和記念公園:ネモフィラ等の花見

2023-05-02 16:22:27 | 花と蝶

春の花見に続いて国昭和記念公園へネモフイラ等の花を見に行ってきました。国営ひたち海浜公園のネモフィラとは規模では比べ物にはなりませんが、とても綺麗で良かったです。

  

他にもシャーレーポピーやブーケガーデンもなかなかの見ものでした。

花の丘のシャーレーポピー

原っぱ西花畑のブーケガーデン:18品種の花々を播種してあります。

他にもこもれびの家のアヤメや花の丘のヤグルマギクも中々のものでした。

アヤメ

ヤグルマギク

他にもアリウムギバンチウムやヤセウツボも咲いていました。

アリウムギバンチウム

草地には多くのヤセウツボ

こもれびの丘では種々の山野草が咲いていました。

ムサシノキスゲ:府中の浅間山に自生しているので有名。

 

ホタルカズラ

キンラン

ギンラン

オキナグサの果実

テイカカズラ

ここではウスバシロチョウがホタルカズラ等に吸蜜したり雌を求めて飛んでいたのには感激でした。

以上


2023年 絹の道~小山内裏公園:ギンリョウソウ(銀竜草)、ウワミズザクラ(上溝桜)等

2023-04-10 21:29:13 | 花と蝶

久し振りで絹の道から小山内裏公園まで歩いてきました。

絹の道では

ヤヤマグワ(山桑)の雌株があり雌花が付いていました。クワ科・属の落葉小高木で雌雄異株。果実は集合果で熟すと赤色から黒紫色になる。

すぐ側にヒメコウゾ(姫楮)がありました。クワ科コウゾ属の落葉低木で雌雄同株、雌雄異花。花はいずれも球状になっている。左側の白い2個が雄花で右側の赤紫色の長い花柱が付いている3個が雌花です。特に雌花が面白い形の花ですね。

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草:キンポウゲ科ヒエンソウ属の1年草で有毒植物)が沢山咲いていましたが、キアゲハが盛んに吸蜜していました。こんな大きな蝶が吸蜜するぐらい蜜が多く出るのでしょうか?

ナツグミ(夏茱萸)が満開です。グミ科・属の落葉小~高木で花期は4~5月。果実は6月に赤く熟し食べられる。

道路脇にヘビイチゴ(蛇苺)が咲いていました。バラ科ヘビイチゴ属の多年草で花期は4~6月。よく似た花にヤブヘビイチゴがある。

ギンリョウソウ(銀竜草)が早くも顔を出していました。ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草で腐生植物。別名ユウレイタケ(幽霊茸)ともいい花期は5~8月。よく似た花にギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)がある。

 

芝地にはヒメスミレとコケリンドウがまだ咲いていました。

ヒメスミレ

コケリンドウ

小泉屋敷辺りでアカバナユウゲショウとアメリカフウロが早くも咲いていました。

アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧):アカバナ科マツヨイグサ属の多年草で南アメリカ原産の帰化植物。花期は5~9月。

アメリカフウロ(亜米利加風露):フウロソウ科・属の越年草で花期は5~6月。北アメリカ原産の帰化植物。

小山内裏公園に入ると

鮎道で越冬明けのヒオドシチョウ(緋縅蝶)が日向ぼっこです。冬を越したせいで翅はボロボロです。

開いたヤブレガサ(破れ傘)の群落がありました。

チゴユリも沢山咲いています。

タチツボスミレが沢山あちこちで咲いていますが、マルバスミレとアカネスミレも咲いていました。

マルバスミレ(丸葉菫)

アカネスミレ(茜菫):これは毛が多いのでアカネスミレです。よく似たオカスミレには毛がありません。

ウワミズザクラ(上溝桜)が満開でした。

 

ホオノキ(朴の木)が咲き始めています。

最後に2年振りでギンランに似たユウシュンラン(祐瞬蘭)を見てきました。もっと多くあったと思ったのですが2株しか見つかりませんでした。消えないように祈るばかりです。

以上


2023年 秋川丘陵:シハイスミレ(紫背菫)、クロコノマチョウ(黒木間蝶)等

2023-03-24 16:15:30 | 花と蝶

秋川丘陵へシハイスミレ(柴背菫)を見に行きました。秋川丘陵は八王子市とあきる野市との境界上にありますがシハイスミレがあるところは丁度八王子市側にあります。ここ何年かこの時期にシハイスミレを見に行くのが恒例になりました。今年は暖かいので少し早めに出かけましたが、丁度沢山咲いていてくれました。ただし、イノシシが地面を掘り返した跡があちこちにあり危うくスミレも掘り返されるところでした。

丘陵はヤマザクラも咲いています。

シハイスミレ:葉の裏が紫色なので名付けられた。枚数が多くなりますがこのスミレを見に来たので。

     

名前の通り葉の裏が紫色です。

 

タチツボスミレもあちこちで咲いていました。

丘陵の尾根道でクロコノマチョウ(黒木間蝶)を2頭見かけました。

 

丘陵へ行く途中の道端にノジスミレ(野路菫)が咲いていました。コスミレと似ていますが葉の形からノジスミレとしました。

 

帰り道の新滝山街道の桜並木や我が家の公園の桜は今日の暖かさで一気に満開になりました。

我が家の前の公園のソメイヨシノ

近くの公園のシャガも咲きました。

以上