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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2024年 片倉城跡公園近辺:ツマキチョウ(褄黄蝶)、ユキザサ(雪笹)等

2024-04-21 16:19:00 | 花と蝶

今日も片倉城跡公園近辺を散策。

桜の世界は八重咲に変わっています。

農家のブルーベリーが開花していました。

 

道路やあちこちにアカバナユウゲショウ(赤花夕化粧:アカバナ科の多年草)が咲いています。南アメリカ原産の多年草で各地で野生化しどこにでも咲いている強い花です。

農家に栽培されているネギにネギ坊主が出来て花が咲いていました。ネギ坊主はネギの花序のことで小さな花がビッシリとつまっています。上部で雄蕊が出ているのが咲いている花でその中には見えませんが雌蕊もあります。下方の雄蕊の見えないものは蕾です。

 

花壇にはスズランが咲き始めていました。

片倉城跡公園では

ミツバツチグリに吸蜜しているツマキチョウ(褄黄蝶)の雌に出会いました。春にだけ出る蝶で今期初見です。雌の翅の先は白色ですが、雄は名前の通り褄先が黄色で綺麗な翅になります。2枚目の写真は同じ雌の裏面です。

 

菜の花にモンシロチョウが歌の通りに吸蜜しながら止まっていました。

藤棚のフジが満開に近くなり、クマバチが吸蜜していました。

林下では

ここでもキンランが花盛りでした。

ユキザサ(雪笹:キジカクシ科の多年草)が咲き始めていました。この花には果実が出来て赤く熟すはずなのですが、途中で無くなり見ることが出来ず毎年残念な思いをしています。何とか熟すまで残っていてほしいものです。

 

ヤブデマリ(藪手毬:ガマズミ科の落葉低木~小高木)の花が咲いているように見えました。しかし、花弁に見える白いものは装飾花で本当の花は花序の中心部にある塊でまだ蕾です。

以上


2024年 片倉城跡公園付近:新緑、トラフシジミ(虎斑小灰蝶)等

2024-04-14 17:37:28 | 花と蝶

今日は名残の花と新緑を楽しむ人達で片倉城跡公園や片倉つどいの森公園は賑わっていました。

片倉城跡公園二の丸広場の桜と新緑

桜と藤棚のフジの花:フジの花が咲き始めていて、まだ残っている桜と共に見られるのは珍しいのではないでしょうか。

新緑の主因は雑木林のクヌギとコナラの新緑です。共に新緑と同時に雄花が咲いていました。焦げ茶色がクヌギで薄い緑色がコナラです。

クヌギの雄花

コナラの雄花

ヤマグワ(山桑:クワ科の落葉小高木で雌雄異株)の雄花が咲いていました。

 

片倉城跡公園の池ではアメンボや小魚が水面にあるいは水面近くに出て泳いでいました。水ぬるむ春です。

 

ヤマブキソウが咲き誇る奥の沢で

トラフシジミ(虎斑小灰蝶)の春型に出会いました。春型は虎斑模様が濃くはっきり見え、夏型は薄く見えにくくなります。表翅は黒地で雄は光線の具合により青紫色に輝きます。

 

ご参考:トラフシジミ春型の表面

ここでタカオスミレの若い果実がありました。ここで花は見ていないので多分閉鎖花が結実したものでしょう。

シロヤマブキ(白山吹:バラ科の落葉低木で自生はない)も1本ですがヤマブキソウに負けじと満開です。

ニリンソウが沢山咲いていますが萼片(花弁)が普通5個のところ、4個や6個のものや7個のものもありました。

 

春早くに出てくる枝尺蛾の1種、ホソバトガリエダシャクが1頭住吉神社の壁に止まっていました。

片倉つどいの森公園にあるハンカチノキですが1個咲きかけの蕾がありました。

先日掲載したハランの花の横顔です。

最後に葉が出ていなかったので何者か不明の植物です。

羊歯植物の胞子葉ではないかと思うのですが分かりません。3本出ていました。ご存じの方教えてください。

  

以上


2024年 長沼公園方面:イチョウの花、キンラン(金襴)

2024-04-01 00:00:00 | 花と蝶

4月19日。今日は黄砂のせいか奥多摩の山々が霞んで見えました。

長沼公園へ行く途中の石橋入緑地でキンラン(金襴)が咲き始めていました。

 

ここでもフデリンドウ(筆竜胆)が咲いていました。

シャガ(射干:アヤメ科の多年草)も咲いています。

北野台わかば公園のイチョウに雄花が咲いていました。今日は雌花は見つかりませんでしたがご参考までに昔に撮影した写真を挙げておきます。目立たない花で誰も目にとめませんが、当たり前のことですが実がなるからには花が咲くのですね。

 

ご参考:イチョウの雌花:葉に隠れて見難いが面白い花です。2012年5月7日撮影です。

住宅の庭木のモッコウバラ(木香薔薇)が綺麗な黄色い花を咲かせています。この季節綺麗な花です。

長沼公園では

休耕田にゲンゲ(紫雲英、別名レンゲソウ、マメ科の越年草)が咲いていました。昔よく見た懐かしい花です。

 

水路で

アゲハチョウが吸水中です。

オランダガラシにツマグロヒョウモンの雌が吸蜜していました。今年初見です。

コミスジも出現しました。

霧降の道のホタルカズラが咲いていました。例年より増えた感じです。

 

サイハイランはまだ葉が出ているだけです。

コバノガマズミ(小葉蒲染:ガマズミ科の落葉低木)が咲いていました。

 

野猿の尾根で

ジュウニヒトエにスジグロシロチョウが吸蜜していました。

越冬明けのヒオドシチョウ(緋縅蝶)も出現しました。翅がボロボロですね。

ヤマツツジが満開です。

新葉が真赤なモミジの1種がありました。

ここでもキンランが1株咲いていました。

アマドコロ(甘野老:キジカクシ科の多年草)も咲き始めています。ナルコユリに似ていますがアマドコロの茎には尖った角があるので分かります。

帰り道、ヤハズエンドウ(別名カラスノエンドウ)にアブラムシが群集し、それを食べに来たナナホシテントウがいるのをやっと見つけました。毎年見かける風景ですが、ナナホシテントウの幼虫が今日はいませんでした。

 

今日出会った蛾です。

フタホシシロエダシャク:開帳23~24mmの小さな枝尺で4~7月に出現します。小さいが白く綺麗な蛾です。

クロスジシャチホコ(黒筋鯱):シャチホコガ科の蛾で開帳50mmぐらい、5~9月出現。

ギンモンカギバ(銀紋鉤翅蛾):食草はヤマウルシ、ヌルデなど。翅の先が鉤状に尖っているのが特徴。

アツバの仲間だと思いますが名前は分かりません。ご存じの方教えてください。

以上

 


2023年 湯殿川散策;ツマグロヒョウモンの幼虫等

2023-10-23 16:55:48 | 花と蝶

舗装歩道の割れ目に生えたスミレの近くでツマグロヒョウモンの幼虫を1匹見つけました。もうすぐ蛹になるでしょう。今年の初見です。

 

人家の花に秋の蝶:ヒメアカタテハとイチモンジセセリが吸蜜していました。

 

湯殿川では

川沿いの田圃のイネは刈り取られ乾燥中です。

川沿いで花盛りはセイタカアワダチソウです。キタテハやイチモンジセセリが吸蜜していましたが、夜には沢山の蛾が吸蜜しているでしょう。人には花粉症の原因として嫌われますが、蝶や蛾にとっては秋の貴重な蜜源になっています。

まだ花は若いですがススキが咲き、キクイモも咲いていました。

 

川沿いの草刈りが今カタクリ橋と時田大橋との間まで来ています。間もなくこの花達も刈り取られることでしょう。

大きなサボテンの果実が赤く色づいてきました。

ヨモギの花です。秋にはこんな地味な花を付けるのですね。

 

コセンダングサにはモンキチョウが来ていました。

 

キツネノマゴに吸蜜するウラナミシジミ。今最も多くみられるシジミ蝶です。

ハゼランには赤い果実が出来ています。

湯殿川から少し離れた道路沿いにイシミカワの果実が出来ていました。

 

以上

 

 


2023年 片倉城跡公園:ヤマユリ(山百合)、コバギボウシ(小葉擬宝珠)等

2023-07-10 15:50:05 | 花と蝶

八王子市の今日の最高気温は37~8℃だそうで入道雲が出ています。今日できっと梅雨明け宣言でしょう。

片倉城跡公園では八王子市の花である大きなヤマユリの花が3輪さいていました。この花が咲くとやはり夏という感じがします。

 

湿地にはコバギボウシ(小葉擬宝珠)が咲き始めていました。キジカクシ科の多年草で花弁の内側に濃紫色の筋がある。

 

コバノカモメヅルがやっと咲きました。花の直径は10mm強なのでやはりジョウシュウカモメヅルではなくコバノカモメヅルでしょう。

 

オニドコロ(鬼野老)の雄花も咲いていました。ヤマノイモ科のつる性多年草で雌雄異株。雄花序は葉腋から直立し花被片と雄蕊が各6個ある。

 

林下で今年初めてミズイロオナガシジミ(水色尾長小灰蝶)に出会いました。ゼフィルスの1種で今年出合ったゼフィルスはアカシジミとミズイロオナガシジミだけでした。

以上