久し振りで絹の道から小山内裏公園まで歩いてきました。
絹の道では
ヤヤマグワ(山桑)の雌株があり雌花が付いていました。クワ科・属の落葉小高木で雌雄異株。果実は集合果で熟すと赤色から黒紫色になる。
すぐ側にヒメコウゾ(姫楮)がありました。クワ科コウゾ属の落葉低木で雌雄同株、雌雄異花。花はいずれも球状になっている。左側の白い2個が雄花で右側の赤紫色の長い花柱が付いている3個が雌花です。特に雌花が面白い形の花ですね。
セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草:キンポウゲ科ヒエンソウ属の1年草で有毒植物)が沢山咲いていましたが、キアゲハが盛んに吸蜜していました。こんな大きな蝶が吸蜜するぐらい蜜が多く出るのでしょうか?
ナツグミ(夏茱萸)が満開です。グミ科・属の落葉小~高木で花期は4~5月。果実は6月に赤く熟し食べられる。
道路脇にヘビイチゴ(蛇苺)が咲いていました。バラ科ヘビイチゴ属の多年草で花期は4~6月。よく似た花にヤブヘビイチゴがある。
ギンリョウソウ(銀竜草)が早くも顔を出していました。ツツジ科ギンリョウソウ属の多年草で腐生植物。別名ユウレイタケ(幽霊茸)ともいい花期は5~8月。よく似た花にギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)がある。
芝地にはヒメスミレとコケリンドウがまだ咲いていました。
ヒメスミレ
コケリンドウ
小泉屋敷辺りでアカバナユウゲショウとアメリカフウロが早くも咲いていました。
アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧):アカバナ科マツヨイグサ属の多年草で南アメリカ原産の帰化植物。花期は5~9月。
アメリカフウロ(亜米利加風露):フウロソウ科・属の越年草で花期は5~6月。北アメリカ原産の帰化植物。
小山内裏公園に入ると
鮎道で越冬明けのヒオドシチョウ(緋縅蝶)が日向ぼっこです。冬を越したせいで翅はボロボロです。
開いたヤブレガサ(破れ傘)の群落がありました。
チゴユリも沢山咲いています。
タチツボスミレが沢山あちこちで咲いていますが、マルバスミレとアカネスミレも咲いていました。
マルバスミレ(丸葉菫)
アカネスミレ(茜菫):これは毛が多いのでアカネスミレです。よく似たオカスミレには毛がありません。
ウワミズザクラ(上溝桜)が満開でした。
ホオノキ(朴の木)が咲き始めています。
最後に2年振りでギンランに似たユウシュンラン(祐瞬蘭)を見てきました。もっと多くあったと思ったのですが2株しか見つかりませんでした。消えないように祈るばかりです。
以上