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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2021年 カワラケツメイ(河原決明)、メドハギ(筮萩)等

2021-09-07 20:41:00 | 野鳥、昆虫、花

今日は栃谷戸公園方面へのお散歩です。

栃谷戸公園ではカワラケツメイが沢山咲いていました。カワラケツメイはマメ科カワラケツメイ属の1年草または多年草で日当たりのよい草地などに見られます。花期は8~10月でネムノキの葉のように夜になると葉を閉じます。河原などに群生し、エビスグサの種子である「決明子(けつめいし)」に似るところから名付けられた。決明は目を明らかにするとの意。民間薬としてまたお茶として飲むことからネムチャ、マメチャなどの別名があります。

 

メドハギも咲いていました。メドハギはマメ科ハギ属の多年草で日当たりのよい草地などに生えます。花期は8~10月。いわゆる雑草で真直ぐ立ち上がり1mぐらいになる。枝分かれして束状になり、細かい葉が密生するさまが普通の萩とは印象が異なる。この茎を駅占いに使う棒(メド)に代用したことから名付けられた。

 

水田ではコナギとオモダカが咲いていました。ホソバヒメミソハギはまだ蕾ですが今年は数が少ないように思います。

 

片倉城跡公園では

サクラタデ、スズメウリが咲いており、タイアザミが咲き始めました。黄色いチョウジタデも咲いていました。

タカサブロウも盛期のようです。

ナンバンギセルがあちこちに咲き盛りのようです。

湿地にキマダラセセリが止まっていました。

ムラサキシキブの果実がまさに紫色になったいます。

小比企の畑地にウドがあり花が咲いていました。

 

湯殿川沿いでは

畑地でキジを久し振りで見ました。

ウマノスズクサが咲いており、ジャコウアゲハの雌、幼虫、蛹(お菊虫)をまとめてみることが出来ました。

コセンダングサが沢山咲いておりイチモンジセセリやモンキチョウが吸蜜していました。コセンダングサはキク科センダングサ属の1年草でその種子はいわゆるくっつき虫の一つです。

 

アゲハチョウ(ナミアゲハ、アゲハ)が2頭で飛び交い求愛していましたがどうなったことやら?

先日、長沼公園でマメアサガオに出会いましたが、ここでも沢山咲いていました。今回はメジャーで大きさを測りましたのでご覧ください。

 

ニラがあちこちで沢山咲いておりキタテハやイチモンジセセリが吸蜜し、その他虻や蜂も吸蜜していました。アカツメクサにはイチモンジセセリが、オオニシキソウにはヤマトシジミが来ていました。

川沿いの垣根にはマルバルコウソウが、ヘクソカズラと競って咲いています。

マルバルコウソウ

ワルナスビに果実が出来ていました。花はよく見たのですが果実を見たのは初めてでした。花はナスビとよく似ていますが、果実は真ん円でナスとは形が異なりますね。

以上


小宮公園方面へのお散歩:2021年 キジの親子、二ホンミツバチ等

2021-07-11 09:54:34 | 野鳥、昆虫、花

7月10日、浅川の土手沿いに小宮公園方面へお散歩です。

浅川沿いの北野公園では多くの果実に出会いました。

サンゴジュの果実:サンゴジュ(珊瑚樹)はスイカズラ科ガマズミ属の常緑小高木で果実が珊瑚のようだというのですが。公園や街路、庭などに多く植えられている。6月に円錐花序を付け多くの白い花を付ける。

トウカエデの果実:トウカエデ(唐楓)はムクロジ科カエデ属の落葉高木で街路樹として多く植えられている。春に散房状に淡紅色の花を付ける。果実はカエデの仲間なのでこの写真では分かり難いが翼の付いた果実となる。

モミジバスズカケノキ(別名:プラタナス)の果実:モミジバスズカケノキ(紅葉葉篠懸の木)はスズカケノキ科・属の落葉高木で垂れ下がる集合果を山伏が掛ける篠懸に見立てた。雌雄同株、雌雄異花で5月に枝先に丸い集合花序を付ける。雌花は雌蕊の先が赤いため赤く見える。

ここにもアオギリがありました。

アオギリの雄花:萼片の基部は最初黄色なのですが、次第に赤くなるようです。

 

ここには多くの雌花が集まっていました。

雄花と若い果実:若い果実になっているものが少しありました。果実は今後どのように変化するか観察したいと思っています。

オニグルミの果実

ヨウシュヤマゴボウとヤブカンゾウの花

ワルナスビの群落:果実はまだ出来ていません。

マツヨイグサの仲間:アレチマツヨイグサではないかと思いますが自信ありません。

小宮公園では

キジの親子、雌と2羽の子供に出会いました。子雉は親と変わらないぐらいに大きくなっていますが、尾が短いのですぐわかります。

 

若いキリギリス:浅川河川敷ではすでに鳴いていました。

二ホンミツバチの巣ではアシナガバチと思われるハチと二ホンミツバチの攻防が見られました。

アシナガバチ?が巣に侵入しようとするのを巣の入り口の周りに多数の働きバチが集まって羽ばたきをして防いでいました。最後には侵入をあきらめてどこかへ行ってしまいました。静止画で分かり難いですが。

ヤマユリが綺麗です。

ギンパイソウ(銀杯草)がまだ咲いていました。

オケラはまだ蕾です。

イチヤクソウは果実になっています。

アメリカホドイモが咲いていました。アメリカホドイモ(亜米利加塊芋)は北アメリカ原産の帰化植物でマメ科ホドイモ属の多年草。芋が食べられるので栽培されたこともあった。果実はマメ科なので豌豆などの豆と同じような果実を付けます。

  

この花はすぐわかるかと思ったのですが思い出せず調べても分かりませんでした。ご存じの方教えてください。(イヌゴマでした。多摩NTの住人様ご教示ありがとうございました。)

帰り道、桑並木通りの浅川の南側歩道でヒメイワダレソウが咲いていました。

ヒメイワダレソウ(姫岩垂草)はクマツヅラ科イワダレソウ属の匐性の小低木でペルー原産の帰化植物。茎は長く地表を這い密集するので地被植物(グランドカバー)として注目されている。花も平たい集合花で面白い花です。

 

以上

 


片倉城跡公園・栃谷戸公園方面へのお散歩:2021年 カルガモの親子等

2021-06-14 20:02:04 | 野鳥、昆虫、花

湯殿川で今年初めてカルガモの親子を見かけました。母ガモと子ガモ9羽が仲良く食事中でした。いつも思うのですが9羽いる雛が成鳥になるまで残っているのは数羽です。自然界は厳しいとはいえ出来るだけ多くの雛が成鳥になってほしいものです。

 

片倉城跡公園では2羽のコジュケイ(小綬鶏)に出会いました。この鳥の聞きなしは「ちょっと来い、ちょっと来い」ですが、人によっては「母ちゃん怖い、母ちゃん怖い」と聞こえるそうです。なお、コジュケイやキジは当地で繁殖しており、時期には運がよけれが親子連れに出会えます。

栃谷戸公園ではキジ(雉)に出会いました。すぐ傍によっても逃げないのでしばらく付き合ってもらいました。

湯殿川ではカワセミに出会いました。探鳥に来ていた人によると求愛給餌をしていたそうなので間もなく巣ごもりするのでしょう。

オオキンケイギクにヒメアカタテハが吸蜜していました。この蝶は秋に多く見かける蝶なのですが、こんなに早くみられるのは珍しい。

クロアゲハがドクダミに吸蜜していました。ドクダミに吸蜜する蝶は初めて見ました。

湯殿川で先日見かけたジャコウアゲハの前蛹はやはり黄色い蛹(お菊虫)になっていました。なお、お菊虫とは怪談番長皿屋敷のお菊が後ろ手に縛られた姿にこの蛹が似ており、昔この蛹の大発生がおこった際それがお菊の祟りだという俗説で名付けられたそうです。

幼虫がずいぶん多くなっておりウマノスズクサがほとんど食い尽くされ一部は枯れています。これでは幼虫たちが蛹になるまで餌が持つか心配です。この写真では葉がなくなった茎に2匹の大きな幼虫がかじりついています。

トンボでは片倉城跡公園の池でショウジョウトンボとオオシオカラトンボを見ました。

 

片倉城跡公園のシャクジョウソウが頭を持ち上げてきました。雌蕊の柱頭の色は黄色です。

 

ご参考までに過去に撮影したギンリョウソウの写真を挙げておきますが、こちらの雌蕊の柱頭は青色です。

池の傍のリョウブが咲き始めました。

  

春に花が咲いていたヤブデマリに果実が辛うじて1個付いていました。この木は多くの赤い果実が目立つのですがこれでは赤く熟しても目立ちません。

湿地のナガバオモダカがまだ咲いていました。

片倉つどいの森公園でアカメガシワの雌花が満開になっていました。アカメガシワはトウダイグサ科アカメガシワ属の落葉高木で崩壊地などの新しくできた空地に最初に生える先駆種の一つで雌雄異株です。雌花は3,4個の花柱が飛び出ています。

  

ミゾソバが早くも咲き始めました。

南小比企の道端でギンパイソウ(銀杯草)が咲いていました。前に小宮公園で見たことがあるのですがこんな道端にあるとは。

 

湯殿川沿いでは白色のネジバナを見つけました。しかも、1本が右巻き、もう1本は左巻きです。

 

オカトラノオが満開です。

以上


片倉城跡公園近辺のお散歩:2021年 キジ(雉)、フタリシズカ(二人静)等

2021-05-09 17:08:11 | 野鳥、昆虫、花

今年に入ってキジを見たのは3回目です。前回はすぐ飛んで逃げてしまい撮影できませんでしたが、今回はすぐ前を悠々とゆっくりと歩いていきました。

湯殿川には冬鳥のコガモがまだたくさんいます。立夏も過ぎたというのにどうしたのでしょう?

いつもモデルにならない雀ですが、たまには撮影してみました。

片倉城跡公園でツマグロヒョウモンの雄に出会いました。雌にはまだ出会っていませんが、そろそろスミレに産卵していないかチェックしなければ。

片倉城跡公園の林下でフタリシズカが咲いています。

白い花穂が2本あるのでヒトリシズカ(一人静)に対してフタリシズカ(二人静)というのですが、実際は1~5本といろいろです。この写真のは4本あり、ヨニンシズカ(四人静)ですね。

ウワミズザクラに若い果実が沢山生っていました。この果実は間もなく黄色くなり8~9月には赤から黒く熟します。この果実もサクランボと同じように食べられるそうですが小さすぎて食べる気になりません。

チガヤ(茅)があちこちで咲いています。

小学校の石垣のコトネアスターが咲いていました。コトネアスターはバラ科コトネアスター属の低木で枝垂れ性。インド北部からチベット、中国の原産。紅葉が綺麗で果実も赤く熟す。

 

以上


片倉城跡公園近辺のお散歩:2021年 小比企のキジ健在、ツマキチョウ等

2021-04-10 15:56:48 | 野鳥、昆虫、花

今は新緑や花々が美しい。お散歩日和です。

雑木林の新緑

湯殿川岸のハナミズキが満開です。

 

片倉城跡公園の藤棚も綺麗。

片倉つどいの森公園の草原はかってウスバシロチョウが舞っていたのですが、草が伸び放題で食草のムラサキケマンも消えていました。今年は草が綺麗に刈り取られムラサキケマンが復活です。これでウスバシロチョウも復活すると嬉しいのですが。

 

小比企にいるキジは今年姿も見えず声も聞こえなかったのですが、今年初めて鳴き声が聞こえその姿も見ることが出来ました。健在で嬉しいことです。今年は子連れの姿を見たいものです。

今日のカワセミ

湯殿川にはまだコガモが沢山いました。昨日はまだ北へ帰っていないツグミがいたのですが、コガモもまだ帰っていませんでした。いいのかな?

片倉駅の近くでカタバミの花に吸蜜するツマキチョウを見ました。ツマキチョウは春にしか出てこないシロチョウ科の蝶の1種ですが、モンシロチョウより一回り小さく、雄はその名前の通り前翅の先が黄色(橙色?)の可愛い蝶です。今年初めて撮影できました。

湯殿川の岸辺でもカスマグサが見つかりました。

先日まで咲いていたユスラウメには果実が出来ています。6月には赤く熟します。

農家の畑脇に咲いているブルーベリーの花です。昨日、上柚木公園で見たのですが。

 

以上