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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2022年 シロハラ(白腹・冬鳥)、冬尺蛾の雌等

2022-01-17 18:54:18 | 野鳥、昆虫、花

片倉城跡公園で今年初めてシロハラに出会いました。毎冬、片倉城跡公園にやってきて枯葉の下の餌をがさがさと探しています。かなり近寄っているのですが逃げませんでした。シロハラはヒタキ科ツグミ属の冬鳥で腹部が白っぽいためその名が付けられています。

もう一種、ヤマガラです。正面から撮影したため面白い顔になりました。

雑木林の樹上に巣がありハシボソガラスがいました。カラスの巣でしょうか?2~3羽で遊んでいただけかもしれません。

桜の樹の幹を探していたところ、冬尺蛾の雌を見つけました。小さいのですが鳥の糞に擬態しているといわれている通り白い糞のように見えるので慣れるとかえって見つけやすい。

もう少し拡大すると

冬尺蛾の雌を拡大すると

イチモジフユナミシャクの雌に似ていますが、イチモジフユナミシャクの雌は翅が青く見えますし、腹部の色・模様も異なります。ナミスジフユナミシャクにも似ていますが少し腹部の感じが異なります。なんでしょうか?いずれにせよご覧の通り翅が退化していますので飛べません。

ご参考:イチモジフユナミシャクの雌。ナミスジフユナミシャクの写真は持っていません。

今日咲いていた花はワロウバイだけでした。

以上


2022年 片倉城跡公園、湯殿川近辺のお散歩:イチモジフユナミシャク、冬芽2種等

2022-01-09 13:36:28 | 野鳥、昆虫、花

今日も片倉城跡公園近辺のお散歩です。

今日も小比企丘陵から見た富士山は真っ白で綺麗です。あちこちで雪が解けずに残り凍っています。

片倉城跡公園では冬尺蛾のイチモジフユナミシャク(一文字冬波尺)が1頭いました。11月頃から1月にかけて出て来ます。今年もこの雌を見つけたいと思っていますが白い短い羽根を持った綺麗な虫で、片倉城跡公園で桜の幹を探せば見つかることが多いです。

湯殿川ではイソシギが1羽いました。

今日の冬芽は2種、サンショウとハリギリです。

サンショウ:冬芽は裸芽でほぼ球形をしています。葉痕は半円形~心形で維管束痕は3個です。全体としては丸い帽子を被った人が諸手を挙げて歓迎しているように見えます。

ハリギリ(針桐):頂芽は卵状円錐形で先が尖ります。側芽は頂芽と比べて小さい。葉痕はV字型で維管束痕は9~15個です。

以上


2022年 片倉城跡公園、湯殿川のお散歩:ウスモンフユシャク(冬尺蛾)、常緑シダ類等

2022-01-08 19:16:18 | 野鳥、昆虫、花

今日は今年初めてのお散歩で片倉城跡公園や湯殿川周辺を歩きました。

片倉城跡公園の住吉神社では冬尺蛾のウスモンフユシャク(薄紋冬尺)がいました。ウスモンフユシャクは冬尺蛾の1種で正月頃から出てきます。今冬初めての出会いです。

今日出会った野鳥は

ジョウビタキの雄と雌

 

バン

片倉城跡公園で沢山の人が望遠レンズのカメラを持って何か見ていました。尋ねるとキクイタダキがいたそうです。日本最小の鳥で頭部に黄色い模様がある鳥ですが高尾山で見たことがあります。こんなところにもいるのですね。

昨年来大分探したシダ植物ですが、イノモトソウの栄養葉と胞子葉が同じ場所で見つかりました。細長いのが胞子葉で右の太めの葉のが栄養葉です。

栄養葉の羽片の縁には鋸歯があります。

オニヤブソテツも見つかりました。羽片の縁は全縁~波状で先端には鋸歯がありません。

 

このヤブソテツは何ヤブソテツでしょうか?羽片の辺縁には先まで鋸歯があります。調べましたが分かりません。先端に鋸歯があればヤブソテツでいいのでしょうか?

ホウライシダは枯れかけていましたが、よく見ると羽片の縁にソーラスが付いていました。

また、この羊歯は名前が分かりません。羽片の縁から細い棘状のものが出ていますが、図鑑やネットで探したのですが分かりませんでした。お分かりの方ご教示ください。

   

最後に今日の冬芽はアカメガシワです。頂芽は裸芽で灰色~褐色の星状毛が密生し、側芽は小さく丸い。葉痕は丸く大きい。維管束痕は多数です。

頂芽と葉痕

側芽と葉痕

以上


2021年 片倉城跡公園でクロスジフユエダシャク(冬尺蛾)が飛び始めた。

2021-11-24 16:50:31 | 野鳥、昆虫、花

片倉城跡公園近辺のお散歩です。

午後の富士山は雪に日が反射して眩しい。

片倉城跡公園では冬の花ヒイラギが咲いていました。ヒイラギ(柊)はモクセイ科常緑小高木で花期は11~12月。雌雄別株で果実は翌年の6~7月に紫黒色に熟す。よく似たヒイラギモクセイは花弁(花冠裂片)が反り返らない。

別のところに満開の大株がありましたが、この葉は本来鋭い棘状になるのですがこの株の葉は全縁で棘状になっていません。老木はこのようになるようです。

農家の庭のビワの花が一輪咲いていました。この木も花期は11~1月で冬に咲き、果実は翌年5~6月に黄橙色に熟します。花には虫が吸蜜していました。

この他イチョウは綺麗に黄葉しています。

農道の林縁にスイカズラの果実がありました。スイカズラ科・属の半常緑つる性木本で花期は5~7月で、果実は9~12月にこのように黒く熟します。

 

マヤランの果実もまだ残っていました。遅く咲いたものの果実なのでしょう。

片倉城跡公園では毎年この頃、冬尺蛾(晩秋から初春に飛ぶ蛾の種類で、雌は翅が退化するかなくて飛べない)のクロスジフユエダシャクが飛び出すので、毎日のように見ていたのですが、今日やっと見つけました。やっと冬尺蛾の季節がやってきたようで、これからどんどん出現する種類が増えて来るでしょう。

羽化したばかりのようで飛ばずに歩いて移動していました。

 

この他2頭飛んでいましたが、やっと枯葉に止まったところを撮影できました。

チャエダシャクも杉の木に止まっていました。

カマキリもまだいました。

湯殿川で見た鳥

カワセミ

 

オオバン

バンの若鳥:成鳥になると嘴が赤くなります。

以上

 


2021年 小宮公園へのお散歩:オヤマボクチ(雄山火口)、リンドウ(竜胆)等

2021-10-21 21:24:19 | 野鳥、昆虫、花

小宮公園へ行く途中の湯殿川でカワセミの雄に出会いました。いつ見ても綺麗な鳥です。

小宮公園では

オヤマボクチがやっと咲いていました。オヤマボクチはキク科ヤマボクチ属の多年草で花期は9~11月。名前のボクチは火口のことで葉の裏の綿毛(茸毛)を火打石から火を写し取る時に使ったことから。

トラマルハナバチが吸蜜していました。この蜂は毛深くて花粉を媒介するのに役立つ。おとなしい性格でめったに人を襲わない。

秋の代表的な花のリンドウも咲いていました。

 

赤花のソバも咲いておりハイマダラノメイガが多く吸蜜していました。

ハイマダラノメイガはツトガ科ノメイガ亜科の小さな蛾でこの幼虫はダイコンシンクイムシと呼ばれアブラナ科野菜の害虫です。ハクチョウソウに止まったところを撮影。

赤花のゲンノショウコの群落があり沢山咲いていましたが、果実も出来ていました。

種子を弾き飛ばした後の果実:ゲンノショウコは別名ミコシグサ(御輿草)とも呼ばれるが、この姿を御輿の屋根に見立てたもの。

ヤマトラノオも果実になっていました。

果実では他に赤い果実が目立ちました。

ゴンズイ

クサギ

カマツカ

 

ユーカリノキの蕾?は変化なしです。

以上