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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2021年:烏の行水、モンシロチョウ等

2021-03-09 12:47:40 | 野鳥、昆虫、花

今日は薄曇りだが暖かい。

湯殿川の浅瀬でカラスが水浴びをしていました。冬には見かけなかったのですが、暖かくなったためでしょう。いわゆる烏の行水で2~3回水浴びしてからすぐ飛び立ちました。

 

畑でモンシロチョウが飛んでいるのを3頭見かけました。数日前にも見ているので初見ではないのですが、撮影できたのは初めてです。なお気象庁では「生物季節観測」を実施していて昨年までは「モンシロチョウの初見」もその1項目として入っていましたが、令和3年1月1日に改正し「うめ、さくら等6種類の植物の  ① 開花及び満開、② 紅(黄)葉、③ 落葉」の観測のみ残し他は廃止されました。

畑では取り残した野菜に菜の花が咲き、ムラサキハナナも咲いていました。

 

カラスノエンドウも咲き始めています。

先日掲載したハナノキに雌花も咲き始めました。ハナノキは雌雄異株です。なおハナノキはカエデ科・属の樹木なので、果実はイロハモミジなどと同じような翼果(翼が付いた果実)が出来ます。

  

ご参考までに雄花です。

以上


2021年 :カタクリの芽生え等

2021-02-22 15:30:27 | 野鳥、昆虫、花

今日は5月の暖かさで歩いていると汗ばむ陽気です。

片倉城跡公園ではカタクリの葉が1枚芽生えていました。フクジュソウ、セツブンソウそしてミスミソウが咲き、次に咲くのはカタクリとカイコバイモの番です。でも3月のことでしょう。

ルリビタキは山に帰らずまだ片倉城跡公園にいました。この綺麗な姿が見られるのももう少しで終わりです。

桜の樹の洞で越冬していたヨコヅナサシガメの幼虫は抜け殻だけ残してどこかへ行ってしまいました。大人になって樹の上の方へ移ったのです。昆虫が活動するシーズンになったのですね。

以上

 


片倉城跡公園周辺のお散歩:2021年 ミスミソウとアズマイチゲが咲きました。

2021-02-16 16:26:04 | 野鳥、昆虫、花

片倉城跡公園では今フクジュソウとセツブンソウが大分多く咲いています。

セツブンソウ

今日は新しくミスミソウとアズマイチゲが咲きました。昨年より少し遅くやっと咲きました。皆さんお待ちかねなのかミスミソウの葉の側は落ち葉を除けてよく見えるようにしてあります。

ミスミソウ:咲いているのは2輪であとはまだ蕾です。

 

アズマイチゲも落ち葉を掻きのけやっと1輪咲いただけであとはまだ蕾です。アズマイチゲはミスミソウと違って道から遠く離れているのでよく見ないとわかりません。撮影も望遠使用です。

両者ともこれからあちこちでたくさん咲くことでしょう。

神社の社殿にエサキモンキツノカメムシがいました。今頃出て来るのは越冬しているものが暖かさで出てきたのでしょう。カメムシ目ツノカメムシ科の昆虫で胸の両端が尖り、黄色いハート型の紋が体の中央にあります。ハート型の紋とは面白いですね。

湯殿川ではコガモが群れて皆頭を水の中に突っ込んで一生懸命に餌を食べていました。北方へ帰る前に体力を蓄えているのでしょう。

カイツブリのペアも仲良く食事をしていました。

以上


片倉城跡公園:2021年 ルリビタキ(瑠璃鶲)、ヤマウコギ(山五加木)の冬芽

2021-01-13 16:38:38 | 野鳥、昆虫、花

片倉城跡公園の散策です。

ルリビタキの雄が片倉城跡公園の本丸広場にいました。ルリビタキ(瑠璃鶲)はスズメ目ヒタキ科の鳥で夏は亜高山帯の森林で涼しげな綺麗な声で囀り、冬は里に下りてくる。雄はご覧の通り綺麗な瑠璃色をしており、ジョウビタキなどと同じように人をさして怖がらず身近で見られる。

 

人家の近くで今日もジョウビタキの雄がいました。

片倉城跡公園の神社で冬尺蛾のイチモジフユナミシャク、ウスバフユシャク及びウスモンフユシャクがいました。

ウスモンフユシャクは今冬初見で、これで今冬私が見た冬尺蛾は7種類目になりました。

今日の冬芽はヤマウコギです。ヤマウコギ(山五加木)はウコギ科ヤマウコギ属の落葉低木で雌雄別株。花期は5月で黄緑色の小さな花を多数つけ、果実は7~8月に赤褐色から黒紫色に熟す。冬芽は鱗芽で長さ2mmぐらいの卵形。褐色の芽鱗が3~4枚。葉痕は半月形で維管束痕は7個。葉痕の下には普通鋭い棘がある。

 

以上


長池公園等:2021年 トモエガモ(巴鴨)、シロオビフユシャク(冬尺蛾の1種)、冬芽

2021-01-08 15:27:12 | 野鳥、昆虫、花

長池公園の築池にトモエガモが昨年11月から飛来して、年を越えてもまだいると公園のHPにありましたので見に行ってきました。トモエガモ(巴鴨)はカモ科マガモ属の鳥で雄の顔の白い部分の模様が巴状になっているため名が付いている。日本では冬鳥ですが比較的少ない鴨で私の初見の鴨です。雄2羽と雌3羽がいました。雄の顔の後方部分の色は晴れていればもっと緑色に見えるはずです。

両端が雄で他は雌。みんな居眠り中です。

右方の雌が少し頭をあげています。

雄の顔の後方部分が今はくすんだ緑色に見えますがもっときれいな緑色です。

他にカモ類ではヒドリガモとカルガモがいました。

ヒドリガモ:雄は首から上が茶褐色で額から登頂部分がクリーム色です。

ついでに冬芽を見て回りました。

自然館近くでヤブサンザシ(薮山査子):スグリ科・属の落葉低木で花期は4~5月で果実は10~11月に赤く熟します。まだ赤い果実が付いていました。冬芽は鱗芽で1cmほどで赤褐色の披針形。葉痕は三日月形。

ガマズミ(蒲染):スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で花期は5~6月、果実は9~11月に赤く熟す。冬芽は鱗芽で3~5mmの卵形。頂芽は1個でやや大きい。芽鱗は暗褐色で毛が生える。葉痕は浅いV字形で維管束痕は3個。

  

ゴマギ(胡麻木):ガマズミ科・属の落葉低木で花期は4~6月で果実は8~10月に赤くなり黒く熟す。冬芽は鱗芽で形は長さ5~8mmの長卵形でやや扁平。葉痕は三日月形~V字形で維管束痕は3個。可愛い顔に見える。

オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子):カバノキ科ハンノキ属の落葉小高木で花期は3~4月、果実は10~11月に熟す。冬芽は葉芽が一番上にその次に雌花序が付き、最後に雄花序が付く。葉芽、雌花序は鱗芽、雄花序は裸出。葉痕は半円形で維管束痕は3個。

 

中央園路で

キジョラン(鬼女蘭):キジョランはキョウチクトウ科キジョラン属のつる性常緑多年草。冬芽は裸芽?で毛が密生しているように見える。葉痕は円形で維管束痕は1個でしょうか?側芽は小さく伏生。

 

ウメモドキ(梅擬き):モチノキ科・属の落葉低木で花期は5~7月、果実は9月頃には赤く熟す。冬芽は鱗芽で長さ1mmぐらいの円錐形。葉痕は半円形~偏円形で維管束痕は1個。

最後の冬芽は名前が分かりませんが全体の形がピエロの顔のようで面白い。

これは片倉城跡公園で見つけた蛾ですが、冬尺蛾の1種でシロオビフユシャクです。これで私が今冬出会った冬尺は6種類目になります。

以上