長池公園の築池にトモエガモが昨年11月から飛来して、年を越えてもまだいると公園のHPにありましたので見に行ってきました。トモエガモ(巴鴨)はカモ科マガモ属の鳥で雄の顔の白い部分の模様が巴状になっているため名が付いている。日本では冬鳥ですが比較的少ない鴨で私の初見の鴨です。雄2羽と雌3羽がいました。雄の顔の後方部分の色は晴れていればもっと緑色に見えるはずです。
両端が雄で他は雌。みんな居眠り中です。

右方の雌が少し頭をあげています。

雄の顔の後方部分が今はくすんだ緑色に見えますがもっときれいな緑色です。

他にカモ類ではヒドリガモとカルガモがいました。
ヒドリガモ:雄は首から上が茶褐色で額から登頂部分がクリーム色です。

ついでに冬芽を見て回りました。
自然館近くでヤブサンザシ(薮山査子):スグリ科・属の落葉低木で花期は4~5月で果実は10~11月に赤く熟します。まだ赤い果実が付いていました。冬芽は鱗芽で1cmほどで赤褐色の披針形。葉痕は三日月形。

ガマズミ(蒲染):スイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で花期は5~6月、果実は9~11月に赤く熟す。冬芽は鱗芽で3~5mmの卵形。頂芽は1個でやや大きい。芽鱗は暗褐色で毛が生える。葉痕は浅いV字形で維管束痕は3個。

ゴマギ(胡麻木):ガマズミ科・属の落葉低木で花期は4~6月で果実は8~10月に赤くなり黒く熟す。冬芽は鱗芽で形は長さ5~8mmの長卵形でやや扁平。葉痕は三日月形~V字形で維管束痕は3個。可愛い顔に見える。

オオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子):カバノキ科ハンノキ属の落葉小高木で花期は3~4月、果実は10~11月に熟す。冬芽は葉芽が一番上にその次に雌花序が付き、最後に雄花序が付く。葉芽、雌花序は鱗芽、雄花序は裸出。葉痕は半円形で維管束痕は3個。

中央園路で
キジョラン(鬼女蘭):キジョランはキョウチクトウ科キジョラン属のつる性常緑多年草。冬芽は裸芽?で毛が密生しているように見える。葉痕は円形で維管束痕は1個でしょうか?側芽は小さく伏生。

ウメモドキ(梅擬き):モチノキ科・属の落葉低木で花期は5~7月、果実は9月頃には赤く熟す。冬芽は鱗芽で長さ1mmぐらいの円錐形。葉痕は半円形~偏円形で維管束痕は1個。

最後の冬芽は名前が分かりませんが全体の形がピエロの顔のようで面白い。

これは片倉城跡公園で見つけた蛾ですが、冬尺蛾の1種でシロオビフユシャクです。これで私が今冬出会った冬尺は6種類目になります。

以上