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Pocket Boy コラムス(COLUMNS)は、㈲ハンドヘルド製造で、㈱ハシートップインから発売されているPocket Boyシリーズのひとつ。元ネタのコラムス(COLUMNS)は、セガより1990年に発売された落ち物パズルゲーム。
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元々コラムスは、テトリスに影響を受けて作られたゲームのひとつです。セガは、アーケード版のテトリスを手がけていましたが、先に任天堂に版権を押さえられ、コンシューマ版を出せなくなってしまいます。このコラムスは、その代わりに開発されたとも言われています。アーケード(90年3月)と同年(90年6月)に、メガドライブに移植されてヒットしています。その後もゲームギア、SS、DCなどのセガハードのみならず、PC-エンジン、SFC、GB、GBA、PS2へと移植されて、落ち物の定番のひとつになりました。単なる移植だけではなく、アーケード版だけでも6作品、GG2作品、MD3作品、SS2作品、DC1作品など続編も作られています。
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ルールの方は、縦3列で落ちてくる宝石の順番を入れ替え、縦、横、斜めに3つ以上揃えれば消えるというもの。テトリスとの違いは、消えた宝石の上にあった宝石が下に落ちることによって、連鎖と呼ばれる反応がおきること。同じくセガのぷよぷよと並んで、この連鎖がゲームの戦略性や爽快感を生んでいました。落ち物パズルの定番、古典のひとつといってよいかと思います。
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電子ゲームの方は、元々このMINI携帯ゲームのジャンル自体が、90年代後半のキーチェンテトリスのヒットにより生まれたともいえますので、MINIゲーム向きだと思います。ただコラムスの場合、石の種類を形よりも色で瞬時に判断している部分があり、モノクロに移植するのはここがネックになります。そこは、不可能を可能にするハンドヘルド社、なんと白黒で(魔法石を含めて)6種の宝石を再現しています。同じく色が重要な要素であるぷよぷよも、(おじゃまぷよを含めて)5種再現。ぷよぷよの場合は、対戦キャラまで再現して、遊びやすいかどうかはさておき、今回もハンドヘルド社いい仕事しています。
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個人的には、アーケード版の印象が強いですが、やはりコラムスと言ったらメガドライブ。発売されなかったテトリスに代わってヒット作となったようです。
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時期的に、同時代のGGのイメージも強いですね。GGは、カラーのため再現性にも問題ありません。
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個人的なコラムスの思い出といえば、94~95年頃に20円になったアーケード版を延々とやった記憶があります。もうゲームに熱中する時期は過ぎていて、時間つぶしのような遊び方だったでしょうか。BGMがテトリスと比べても、なんとなく物悲しいような、さびしい様な感じの曲調で、漠然とゲームをしていたその頃の気分にあっていたような気がします。
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ということで電子ゲーム、落ち物、セガというキーワードに反応する方にはお勧め。時間つぶしにも、ちょうど良いのではないでしょうか。
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参考:Wiki コラムス、ハシートップインHP、セガはいかにコラムスの移植に執念を燃やすか/宮の日記
ぷよぷよのような派手な演出はないけれど、テトリスのようにどこか外国製っぽい、知的な雰囲気を持ったゲームでした。
落ち着いたさびしげなBGMとともに、淡々と遊ぶのにちょうどいいゲームだったと思います。