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80年代Cafe

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スターラスター(STAR LUSTER)・ナムコ

2011-05-15 14:48:44 | レトロゲームReview

 『スターラスター』(STAR LUSTER)は、1985年12月にナムコより発売された3Dシューティングゲーム。


 ナムコ初のファミコンオリジナル作品なのですが、それにもかかわらず3Dシューティング部分と、スタートレック(Star Trek)というSFシミュレーションゲームの古典を下敷きとしたシュミレーション部分という、本格的(マニアック)な作りになっていました。


 紙箱に直接ROMと取り説が入っている、シンプルな初期ナムコット仕様。


 ゲーム中では見ることの出来ないプレイヤー機ガイア。奥に見えているのは(自軍の)補給基地。ボスコニアンの基地っぽいのは、ボスコニアン戦争の後という設定上のつながりがあるため。


 物語は、“バッツーラ”と呼ばれる種族がビッグバンを再び起こすために、次元を超えて侵入してきた。プレイヤーは、戦艦クラスに匹敵する攻撃力を持つ高機動戦闘機“ガイア”にて迎え撃つというもの。


 シンプルで簡単そうな印象とは裏腹に、とにかく難しい奥の深いゲームでした。シューティングゲーム部分の3Dモードで使用するレーダーすら、3次元の見方が見ただけではよくわからない仕様になっていました。マニュアルにも一応解説が載っているのですが、Beep誌の紹介記事では紙面の半分くらいを割いてレーダーの見方の解説記事になっています。


 ただナムコット初のFCオリジナルということで、当時の注目度、期待度は高く、人気はあったと思います。8ビット機で、コックピット視点の3Dシューティングはまだ少なかったように思いますので、ある種の新鮮さもありました。FCだからと子供向けではなく、難易度も含めてかなり本格的な作りになっていましたので、そこにも好感が持てました。このゲーム、TRAINING(初級)、COMMAND(中級)、ADVENTURE(上級)のモードがあり、中級以上だと3Dシューティング部分でもたついていると、あっという間にシミュレーション部分で、惑星や基地が攻撃され終わってしまいます。当時は、中級の最初くらいまでしかいけなかったように思います。ADVENTURE(上級)モードの最後に暗黒惑星という本作のラスボスの位置がわかるのですが、当時そこまで行けた子供がどれだけいたのでしょうか。


 FCの印象が強いゲームですが、それ以外にも業務用、グラフィックが強化されたX68000版、ナムコアンソロジーのアレンジ(PS)版が存在しています。上写真は、1999年にPSで発売された正式な続編“スターイクシオン”(STAR IXIOM)。こちらは、ガイアΣ(スターラスター)、ギャラク・シップ(ギャラクシアン)、スパルタカス(ボスコニアン)、オウガヘッダー(ギャプラス)、ジオソード(スターブレード)、ドラグーンJ2(ギャラクシアン³)、それぞれの機体を使用し、バッツーラギャラガボスコニアン軍団と戦うという、ナムコシューティング祭りみたいな仕様になっています。


 パッケージのデザインを含め、ブルーで統一され綺麗です。


 これらのナムコ一連のシューティングゲームは、UGSF(United Galaxy Space Force/銀河連邦宇宙軍)、UGSF世界ということで設定が作られ、世界観がリンクしているようです。“スターイクシオン”には、ゼビウスのガンプ軍も入る予定があったようですが、残念ながらこれはUGSF世界には入ってない模様。


 残念ながら“スターイクシオン”自体の人気、知名度がそれほどないため、あまり知られてないのが惜しいところ。ギャラクシアン、ギャラガ、ギャプラスから続く壮大な宇宙絵巻というのは、ロマンがあります。


 ということで、この作品は、ギャラクシアン、ギャラガ、ボスコニアン、ギャプラス、ギャラクシアン³、スターブレードなど、連綿と続くナムコシューティングの要の部分を担っているのでした。これらの設定で、ナムコシューテイングの集大成と言える新作を期待したいところだと思います。

参考:Wiki スターラスター、スターイクシオン、UGSFの項、スターラスター、スターイクシオン取扱説明書、Beep復刻版/ソフトバンク


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