![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3c/05a0258c5f9bd3d4e23e3ba270ae89a8.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/f8/1f646b009ed3134b726a98365e4df750.jpg)
これは、バンダイより1981年に発売されたFLパックリモンスター PACKRI MONSUTER。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/5f/0578e9b747921fc6ec80c5fd08e3e911.jpg)
ということで、ハロウィンっぽい(無理やり)ネタの第2弾。これは電子ゲーム初期の頃に、バンダイがナムコのパックマンを勝手に移植したものになります。インベーダーブーム時に、家庭でもインベーダーを遊びたいというニーズに答えて、電子ゲームに次々とインベーダーが登場しました。電子ゲーム業界が、次に選んだのがナムコのパックマン。各社から続々とパックマンゲームが登場しました。中でもこれは、かなり早い時期に登場したものだと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/01/e7b42d32eb363a143e21e560824f7cbc.jpg)
取扱説明書。ぺラ紙を三つ折にしたもので、高価な玩具にしては素っ気無い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/99/e90652fd6647c74134d5185dc6e5cd31.jpg)
内箱を開けたところ。新品時にはビニールに包まれていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/fb/6b9ff54553d10a59954c84824beb058e.jpg)
本体。他社のものは、パックマンの画面に合わせて縦型が多いが珍しい横型。デザイン優先だったトミーのものも横型でしたが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/a9/1101ab9fb7720cbfabd778e4c0424be1.jpg)
パッケージ裏。操作方法などが解説してあります。ゲーム情報誌など無い頃(コロコロコミックくらい)ですから、箱書きもゲームを買う際の貴重な情報源。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/bb/37610689f8c37dae59e89d335909fc2f.jpg)
同時発売にFLアタックモグラ。少し遅れてFLフリスキートム(日物のフリスキートム)、FLチェンジマン(タイトーのフィッター)、FLクレージークライミング(日物のクレージークライマー)とシリーズが続きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/85/4ef4ceefcecd1fdb3e44202e52954361.jpg)
パックマンの(勝手に)移植なので、操作も4方向レバーのみとシンプル。このスティクが非常に使いやすく、自機であるパックリモンスターも軽快に動いたため、電子ゲーム版パックマンとしては、非常に遊べた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/0e/d96ff00c42aa71727f6035798f3b1ee3.jpg)
画面は、このような感じ。一番の特徴は、迷路がスクリーンに直接書かれていたこと。学研版パックモンスターは、クリアすると迷路の構造自体が変わったりと、後発らしく凝っていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/fc/5a2c0dd1c284387b11c1002b6faa9899.jpg)
実際の画面はこのような感じ。見やすくするため、蛍光表示管のみを出してます。中央がオバケの部屋。赤がパワーえさ。フィールドの広さもあってか、パワーえさは2個。画面の最下段が左右でつながり、ワープトンネルになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/5b/184775d741e25e8bfc88df9629efe5fb.jpg)
スタート音とともに軽快にえさを食べ始めます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/e1/748a73cd215f89b3f786b7aa02e592c5.jpg)
しばらくするとオバケがオバケ部屋よりフィールドに出てきます。自分がパックリ“モンスター”なので、追いかけるのはオバケ。始めは一匹で、レベルが上がると2匹、3匹と増えていきます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/e0/b80cc6cdbd50d2cb20abc24d0896a9ae.jpg)
フィールドのパワーえさを食べると、オバケがいじけて一定時間オバケを食べることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/d5/041ee3bc3d094d6a3331acc3d37ab0a8.gif)
基本的にオバケはランダムに動いてますので、あまり追っかけられたり、追っかけるという展開ではありませんが。またアーケード版にあった、性格分けもありません。雰囲気はこんな感じ。操作性もよく軽快。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/93/6c8da295ab232617ce88cd4cadd0882d.jpg)
喰われた!(捕まった)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/d6/67c318bfd8096180764919396d91139e.jpg)
2面クリアごとに、パックリモンスターとオバケのコーヒーブレイクも入っています。パックリモンスターのスピードと迷路の広さ、えさの数、イジケいている時間など、とても考えられていてゲームバランスがいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/96/383641637365d458050ecc908090315c.jpg)
こちらは海外版。海外でもパックマン人気は凄かった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/3e/46eb8dd5c49a9a715af5e8d5b6ec09c2.jpg)
国内版に比べて非常にクールで大人びている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/2c/273e0c3ec668bc84e0e3f07be800ae56.jpg)
中身は同じだが、本体の注意書きが英語。MADE IN JAPANですな。まだ玩具が国内で製造されていた幸福な時期。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/fa/92ead93f9eb69b9d3185f466557e7dc3.jpg)
この時期、パックマンは特に北米で大ヒットとなり、アニメ化されたり続編や海賊版が作られたりと、えらいことになっていました。こちらはアニメ化の時に擬人化されたパックマンと、アニメの音楽を使用したパックランド。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/60/4d9e0edfcf8b86c976dc38624fb47c9b.jpg)
こちらは、学研版パックマンのパックモンスター。第2弾としてスーパー・パックモンスターもありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/df/371d5bc82e2938814ac7d207b20aebea.jpg)
ナムコより版権を取ったトミー版パックマン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/0b/170d3a4acea17d165cc4ebb8b57a7d0b.jpg)
これ以外にもエポック社が液晶でパクパクマンを発売するなど、各社パックマンフィーバーを迎えました。当然、ナムコより訴訟が起こされ、この時に槍玉に挙げられたのはバンダイ。まさか一緒の会社になるとは、当時は思いもよりませんでした。これ以降、電子ゲームにもきちんと版権をとった移植ものが増えていきました。またバンダイは、90年代にも版権を取ったパックマンを豆ゲームとして出しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/90/da4fb8d1131ca7542487f3510d76170a.jpg)
当時の思い出としては、パックマンの移植としても早かったため、誰かしらが持っていて、学校でやりこむほど遊べました。オリジナルのパックマンの方は、なかなかゲーセンには行けなかったため、もっぱら駄菓子屋で遊びました。ワープトンネルが増えてたり(ニューパック1)、えさを食べると迷路が消えたり(ハングリーマン)、えさがハートになっていたり(スキャンダルマン)と、こちらも電子ゲームに負けず劣らず賑やかでしたね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/9e/16b3f854a8719ce1073a873667889719.jpg)
ということで、電子ゲーム版パックマンの中でも、かなり良く出来ていた逸品、FLパックリモンスター PACKRI MONSUTERでした。
参考:Wiki パックマンの項、帰ってきた電子ゲーム
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます