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ハイドライドは、1984年にT&Eソフトが発表した日本初のアクティブRPGです。当時ログインなどPC雑誌のチャートで1年近く首位を独走し続けていた、パソコンRPGの金字塔とも言われる作品です。PC-88、98、66、X1、FM-7、MZ、ファミコン、MSX、MSX2と当時主だった機種にはほとんど移植されていました。ハイドライドの広告写真には、各機種の移植画面も掲載されていて当時ベーシックマガジンなどを眺めながら、各機種毎の違いに見入っていたものでした。
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ハイドライドを初めて遊んだのは、1985年頃で友達の家のPC-88版でした。第一印象はゲームセンターのドルアーガの塔(1984)みたいなゲームが自宅でできるとは、パソコンは凄いなというものでした。(これ見ていて、PCが欲しくなりました)。ハイドライドは、実際にナムコのドルアーガの塔に影響されて生まれた1本のようです。画面下に装備品が並べられるレイアウトや、各種のナイトやスライム、ローバーなど随所にその影響を見る事ができます。製作者の内藤氏も、ドルアーガの塔とザ・ブラックオニキスの影響を受けていると復刻版のインタビューで答えられています。
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ハイドライドの魅力は、美しい画面と当時まだめずらしかった西洋ファンタジーRPGをモチーフにしていたことにあるのでしょう。当時のPCユーザーには、これがRPG初体験という人も多い筈です。(私もこれです)。ドルアーガは塔の中の迷路だけでしたが、ハイドライドの場合には5×5位の狭いマップの中に、草原あり、墓場、城、ダンジョン、砂漠、川(用水路)と非常にバリエーションにとんでいて、とても画面が美しかったですね。また解き方さえ判っていれば、半日くらいで誰でもラストまでいけてしまうというコンパクトさも魅力のひとつだったんだとおもいます。
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このゲームは、オンメモリーで動くようになっていて88版でもMSX版でも一度初めに読み込んだら途中で読み込みをする事がありません。非常にコンパクトな世界の中に、さまざまな場所がきっちりと組み込まれてとても計算しつくされたマップになっています。(2ではマップを拡げすぎて散漫になってましたが)。結構よく言われることですが、箱庭をちょこちょこ歩きまわる楽しさがハイドライド一番の魅力であり、日本人にうけた理由のような気がします。
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写真は、FC版ハイドライドスペシャル、サターン版バーチャルハイドライドです。FC版は、ハイドライドⅡの魔法が取り入れられていてFC初のRPG作品だったのですが、発売時期がドラクエと重なってしまい、あまり良い評価は得られなかったようです。バーチャルハイドライドは、3D空間となったフェアリーランドを歩き回る事ができます。今遊ぶとしたら、アレンジバージョンや特典ディスクの付いたデジキューブのWin版がお勧めですが、デジキューブ自体がもう無いため手に入れ難いかもしれません。ほかにも『蘇る88伝説』に88版の1・2・3が収録されていますし、『楽しいMSXエミュレーター&ゲームズ』という書籍にもMSX版の3が収録されています。
参考:Wiki ハイドライドの項、ハイドライドミュージアム・T&Eソフト
ファミコンもあったけど、PC-88やMSXは独特のゲームで面白さがありました。
その頃は、プログラムやCPUやメモリの事。フロッピーディスクやROMを使う事がよく分からずに、そういうものだと考えてゲームしてたけど、大人になってからウインドウズでパソコンの仕組みが分かったのも思い出しました。
88やX1などは値段も高くて、いかにも大人のホビーでうらやましかったですね。
しかしMSXの単色スプライトも味がありましたし、コナミなどのように極限まで性能を引き出された作品もあってそれも良かったですね。
コメントまで頂きまして、ありがとうございました。
今回はハイドライド、懐かしいですね。
私もMSXで、これを買いました。
確かゲームスピードが変更可能で、動きの
鈍いのを嫌い早めていたら、蜂に刺されまくった
苦い思い出があります。
今思えば、どうしてこれを購入したのか
そのいきさつを、まったく覚えていません。
周りは誰も持っていないし、情報誌も購読して
居なかったし、謎です。
でも、良い判断をしたなと思っています。
84~85年くらいの頃は、とても人気があって注目度も高かったですからね。
きっとショップでも目立つコーナーに置いてあったのだとおもいます。
ダンバインなどアニメでも中世風ファンタジーが取り入れられて注目されてましたから、当時は目を引いたのでしょう。