80年代Cafe

80年代を中心に、70年代後半~90年代位の懐かしいもの置いてます。
あなたにとって80年代はどんな時代でしたか。

ロマンシア・日本ファルコム

2006-11-04 20:26:39 | RPGゲームReview


 ザナドゥが人気だった頃に、ドラスレJrとして日本ファルコムより発売されたロマンシアです。(1986年にザナドゥシナリオ2とほぼ同時期に発売)。グラフィックが美しく、また1度読み込んでしまえばオンメモリで動いてしまうコンパクトなゲームでもあります。セーブ機能すらなく、とても答えなしには解けない難しいゲームとしても有名です。RPGが流行っていた頃ですから、アクティブRPGというジャンルで発売されてますが、実際は謎をといてフラグを立ててゆくアクションAVGです。


 セット内容は、このような感じ。ロマンシアのロゴシールの貼られたROM版がシンプルな感じ。説明書は、光沢のある紙を使い立派な装丁で、オールカラーの漫画付き。なにか隅々までデザインが行き届いた感じ。


 一見すると子供向きのようにも見えますが、たくさんある謎をほぼノーヒントで解かなければならないかなり難しいソフトです。当時は雑誌に攻略が載っていて最後まで行けましたが、自力では無理だったでしょう。ただ当時のRPGやAVGは、難しいのが普通で特に気にならなかったようにも思います。あんまり簡単に解けてしまうと、逆にがっかりするくらいでした。今のようにソフトが氾濫してませんし、まだ中古ショップが出始めの頃で中古ソフトが気軽に手に入る様な状況でもなかったですしね。期待の新作は何ヶ月も前から広告で知っていて、発売されるのを楽しみにしているようなそんな感じでした。


 ソフト1本何千円もしましたので簡単には買えませんから、雑誌の広告や記事を何度も読んで遊んだ気分になっていました。(そういう時間も、また楽しかった)。だから多少難解でも、時間をかけて繰り返し遊べてちょうど良かったんですね。今はゲオなどで500円~も出せば簡単に中古が手に入りますから、その気になれば小学生でもいつでもゲームを買えるようになってますね。発売本数も多すぎ中古も多すぎて、目新しさや新鮮な感動も手に入り難くなっているのではないかなという気もします。


 綺麗なパッケージ漫画付きマニュアルで、商品の満足度は結構高いです。当時は発泡スチロールで作られたレリクスのレリーフ付きパッケージだとか、漫画の中をくり抜いたザ・スクリマーのパッケージとか凝った物が多かったですね。



写真は、宝島出版から出ていたロマンシアのゲームブック。これもマニュアルにならって漫画がついてますが、りびんぐげーむ等で後に有名になった星里もちる氏が表紙や漫画を書いています。オープニングとエンディングが漫画仕立て。挿絵ももちる氏のもの。他にはFC版やWin復刻版もあるようですが、もし見つかったとしても遊び辛い作品ですから、当時を知っていて思い入れのある人にしかお勧めはできないでしょうか。



参考:Wiki ドラゴンスレイヤーの項、アドベンチャーノベルス・ロマンシア/宝島出版


最新の画像もっと見る

コメントを投稿