
ポケットメイトは、トミー(現・タカラトミー)が製造・発売していた携帯型のゲームシリーズです。1975年から1984年までの間、入れ替えをしながら毎年20~30種程が売られていました。価格は最初400円で、後に500円になったようです。この当時、デパートの玩具売り場に行くと専用のラックで売られており、この時期の玩具を語るときには外せないもののひとつだと思います。2005年より期間限定で、当時の型を使い同じ価格(420円)で復刻版が発売され、2006年までの間に13種が復刻販売されました。

ということで『ポケットメイト01 野球ゲーム』です。これは75年の最初の時点でラインナップの1番に登場しており、その後も長くラインナップに残るベストセラーとなりました。野球は、この頃スポーツでは一番人気であったため、これ以外にもベースボールゲーム(野球盤)、強打者ゲーム(ホームラン競争)などが出ていました。ルールはかなり簡単なもので、盤上に1B、2B、3B、HRの穴が開いており、そこに入ったボール(銀球)はそのままランナーとなってベース上に出塁します。ベースは横のレバーで回転するようになっており、一周した球は今度は得点(SCORE)となって保留される仕組みになっています。(穴に入らなかった球は、そのままOUT欄に保留される)。簡単にいってしまえば野球風のパチンコゲームで、入賞した球がそのままランナーになるというアイデアが秀逸だったのだと思います。

このシンプルながら画期的なアイデアは好評だったようで、エポック社からもミニミニゲームシリーズに登場しています。エポック社のものはダイアモンドが横になってますが、穴に入った球をレバーで進める点は踏襲しています。また、パチモノでもこのタイプのものはあったように記憶しています。個人的な思い出としては、クラスの中のひとりがこれを持っており、またたくまにブームが広まって何人かが買っていました。入賞穴に入ったボールがランナーになるギミックが新鮮だったのでしょう。これは駄菓子屋などで売っていたパチモノだったと思います。

グリーンの盤に、アクセントとなるオレンジのダイアモンドと、携帯ゲームとしてデザインも良いですね。まさにポケットメイトを代表する名作といえる一作だと思います。iPhoneアプリ版として復刻された、『ポケットメイト01 野球ゲーム』の紹介記事はこちら。
参考:Wikiポケットメイトの項、POCKETMATE collection、The Online Guide to Pocketeers、TNCおアソビ探偵団、目で見る駄菓子屋グッズ大図鑑DX/扶桑社
電気を全く使わない、機械的なギミックがけっこう楽しかった覚えがありますね。
復刻していたんですか。欲しかったなあ。
まさに(一発勝負的なアイデアの)ギミックと、箱庭的な楽しさが肝だったシリーズでした。この当時はエポック社でも、ミニゲーム、ミニミニゲーム、ブックゲームとこの手のものを販売しており、これらはある意味エレメカの移植(ゲームセンターのゲームを家庭用に)という部分もあったように思います。
復刻版少し前までは、ザラスなどでも安売りしてたんですけどね。期間限定でシリーズが続かなかったことが残念ですね。
たまにこちらお邪魔するのですが、
懐かしいものばかり・・・
「ポケットメイト」というシリーズだったんですね。
この野球はかなり思い入れがあります。
復刻版って今でも買えるのかな??
アマゾンでは売り切れになっているみたいですが、ネット通販かオークションならば手に入ると思います。2005年頃の復刻ですから、店頭で見つけることは、かなり難しいのではないでしょうか。(当時はセブンイレブンでも売ってました)
こんなのもあるようです。
http://www.mss-g.co.jp/game/pm_baseball.html
所有してます携帯がiphoneですので、
さっそく購入してみました。
近いうち記事にでもしようかなと思っております。その際はリンク貼らせて下さいね。