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トワイライトゾーン・世にも不思議なアメージング・ストーリー・(83・86/米)

2007-03-05 22:50:09 | 映画・DVD・CD

 今回紹介する2本は、トワイライトゾーン(83)と、世にも不思議なアメージング・ストーリー(86)。共通点は、どちらも製作にスティーブン・スピルバーグが名を連ねていること。(トワイライトゾーンは、ジョンランディスと共に製作、世にも不思議なは、製作・総指揮) もうひとつは、どちらも短編からなる(TVドラマから映画化された)オムニバス映画ということです。80年代の一時期に、このようなオムニバスの映画が流行りました。


 トワイライトゾーン(原題Twilight Zone The Movie)は、1956年から64年までTV放映されていたドラマのトワイライトゾーンを、1983年にスピルバーグと3人の監督が映画化したものです。ドラマは日本でも放映されてたようですが、ちょっと古すぎるため私は見たことはありません。ウルトラQ世にも奇妙な物語の元ネタ、ともいえる番組だったようです。(ジャンプでも、80年代にアウターゾーンってありましたね)映画は4話の短編と、OP、EDで構成されています。


 第1話は、ジョン・ランディス監督、ヴィック・モロー主演。差別主義の男が、時空を超えてベトナム戦争や第二次世界大戦中の世界へ飛ばされてしまい、自分が差別を受ける話。第2話は、スピルバーグ監督の、老人ホームの老人がもう一度若さを取り戻す話。第3話は、ジョー・ダンテ監督の、空想がちな少年の幻想世界に引き込まれた女性の話。第4話は、ジョージ・ミラー監督の、豪雨の中、高度1万フィート上空で飛行機に取り付いた小鬼(グレムリン)の話。この中でも、特に第4話の出来が秀逸で、これが後に映画グレムリンへと発展したのではないかと思います(※実際には、グレムリンの方が企画としては先でした)。また、第1話ではヴィック・モローが撮影中の事故でなくなってしまい、これが彼の遺作となってしまいました。トワイライトゾーン - goo 映画




世にも不思議なアメージング・ストーリー(原題Amazing Stories)は、全米NBC・TVで85年にスタートしたオムニバスドラマの劇場版。スピルバーグは、製作・総指揮だけでなく、監督や脚本も手がけていました。トワイライトゾーンと比べると、シリアスさが薄れてコミック的な要素が強くなり、スピルバーグらしい作品群だといえると思います。


 第1話は、スピルバーグ監督、ケビン・コスナー主演による、第2次世界大戦中のパイロットの物語。コスナー指揮する部隊の乗った爆撃機が、帰還途中に敵機の攻撃を受けて車輪がでなくなってしまう。機体下部の銃座には、若い少年兵が取り残されてしまって・・


第2話は、ウイリアム・ディア監督の、ホラー映画撮影中のミイラ男が、本物と間違えられて銃で追い回されるという怖い話。第3話は、ロバート・ゼメキス監督、クリストファー・ロイドとメアリー・スチュアート・マスターソン出演の、教師にいじめられた生徒が、真夜中の墓場で呪いをかけたら、それが効き過ぎてしまって・・という話。ミステリー仕立てだったトワイライトゾーンと比べると、コメディ色が強く、お気楽にビデオ鑑賞するのに向いた作品だといえるでしょう。
世にも不思議なアメージング・ストーリー - goo 映画


 これらは、どちらかというと映画鑑賞として見るのではなく、週末などの時間にゆとりのある時に、何かほかの事をしながら気軽に見るのに適した作品だと思います。80年代後半には、レンタルビデオ店がたくさん開店して、カウチポテトなんて言葉がはやりました。そんなお気楽な感じが似合う作品です。今となっては、こういうのも意外と貴重な感じもします。




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