昼過ぎから強風が吹き荒れ、突風なんか台風より凄まじい勢いでしたね。「ヴオオオオ~」って唸ってる。やがて雨も降り出し大荒れ。
夕方頃には雨が上がりお日さんが照りだし風も少しましになって峠を越えた。自然が暴れたら手がつけられないね。
此のところ、東北、関東方面の地震が近いってやかましく云ってたと思ったら、今度は西日本。南海沖大地震の津波の予想が新聞の一面に載っている。
東北の津波の恐ろしさを、まざまざと見せ付けられて間がないから関心も高いだろうね。
関心が高いのは良いのだけれど津波の高さは良くないね。高知で34メートルって「ホントなの?」
南海トラフが浅くて陸地に近いから津波が押し寄せるのも矢鱈と早い。2分なんて「逃げれないよ」
震度7で揺すられて転ばされて泡噴いて「大丈夫か?」「怪我はないか?」なんて点呼取り合っている間に34メートルが押し寄せる。
南紀地方も22メートルが2分で来る。どちらもそれ以上に高い建物が無い。山へ逃げる時間もない。
待つ2分は長く感じるけれど、追われる2分は瞬く間だよ。
「諦めなさい」って、云ってんのん? 当地で住む人たちは、どうすればいいのん?「大変なことだね。これは大問題だよ」
いつ来るか解らんのに早めの避難なんて出来ないからね。生活があるから安全な地に引越しと云う訳にもいかん。
利便性を優先して人は海辺の平地に寄り集まり町ができる。
災害など行き当たらずに生涯を終える代もあれば、とんでもない周期に行き当たる代もある。
町の中に何箇所か鉄骨の高台を建設するしかないのかな?階段10階か15階分、お年よりは間に合わないだろうな。
予想は、あくまで予想。天気予報と同じで外れることも考えられる。
半分の高さかも知れない。それでも17メートル。「良かったぁ」とは云えない高さだね。
22メートル、34メートル、予想でも高さの数値がでれば、其れ以下の避難工作物を作る意味がない。
山へ通じる坂道を町の中央まで鉄骨で組み、枝状に何箇所も階段を設けるのも無いよりましかも知れないね。
しかし、2分なんて余程タフな人でなければ山の安全な高さまで行き着くことは難しいだろうな。
この予想は、当該地の人々に「なにを求めているのかね?」気の小さな人なら夜も眠れないと思うよ。愛する人をどうして守れる?
「此処で、なんでおまえの写真なの?」 「知らんがニャ~」