カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-433 『怖い話し』

2012年06月20日 | 日記








昼前、午前中の仕事を片付け一服していると、ふらあと高三の女子がお洒落して入って来る。

「☆☆ちゃん、休憩させて」「ああ、あいよ」携帯電話をいじってる。「なんなんだろうね? 一種の病気だね、今の子らわ」

待ち合わせの連絡でも取り合ってんのかね?「☆☆ちゃん、誕生日に梅田のスカイビルに食事に行くねん」「ほおう、いいね」

カレンダー見ると誕生日は間の日になるねって云ったら「男の子と行くねん」と、云って笑ってる。「ああ、家族じゃないの?」






お盛んなことやね。アホらしいね。「今度、付き合おうかなって思ってんねん」 おまえ、もう何人目なの? オレが聞かされてるだけで3~4人は

軽く行ってるよ。頭ん中、其れしかないのん? 猫が季節の変わりめに異様な声張り上げて異性を呼ぶのと、なにも変わらんね。

動物には、そうして周期があるけど、おまえらは24時間365日、常時対応やね。






バイトを掛け持ちしてお小遣い増やすって云ってる。小遣い工面するのに働くって姿勢はいいね。「足らんねん」

そら、おまえの遊び見てたら足らんだろうね。日常だけで一つのバイト代消えちゃうわな。「そやねん、朝、起きれるかな?」

そんなもん自分に聞けよ。「学校で寝よか?」 今の状態で、もう一つバイト増やしたら、寝るのは学校しかないやろね。なんやねん。






「それより、おまえ、今日は学校休みか?」 「今から行くねん」 今から行くねんって、もう昼だよ。「起きられへんねん」 もう、答え出てるやないの。















全くケツ上げる様子もなく「☆☆ちゃん、USJ面白いで」 「そうだろうね。わりと繁盛してるみたいだね」 土日や祭日は入場待ちが当たり前で

列を為しているらしい。関西の人たちには足の便がいいから人気なんだろうね。

USJの話から「今度、ディズニーランドへ、その男の子と行くねん」 何処なと行きいな。泊まりで行って、ジェットコースター乗ろうが、

男の上に乗ったり乗られたり子作りしようが、おまえの人生だよ。「奔放もよいとこだね」






あまりに奔放な行動に説教じみたこと云っても言い返しはせずに聞いては居る。でも、若さの勢いなのかね、止まらないね。困ったね。

こんな話を、あの娘(こ)からだけは聞きたくないね。止まらないんなら「深く静かに潜行して遊んでいて欲しいよ」

あの男にも、この男にもベタベタ許して遊んでいるなんて、見たくも知りたくもないね。おまえじゃないけど、今度は、オレが欝病になるよ。















「☆☆ちゃん、コワイ話しあってんで」 「おまえ、学校行かないの?」 聞いてないね。

夏休みの学校のトイレで女子の連れが「おいで、おいで」して両手で誘う遊びをしてたと云う。

手を差し出したら掴んで引きずり込むように引っ張って吃驚させるのが狙いらしいんだけど、携帯カメラ用意して待ってたら、誰かが手を

差し出したので引き込もうとしたら、眼の先のドアの板の中ほどから血だらけの首が飛び出し横走りしたらしい。






「きゃあああ~」ってトイレから、怖がらすほうも、怖がらされたほうも飛び出し走り逃げてきて、皆にカメラの画面見せて震えてる。

「映っててん。ホンマに首がドア板から突き出てるねん」 創り話しかいな? 「違うねん、ホンマやねん」

「他の子にも見せたろ云うて送信してもでけへんし、メモリに保存もでけへんねん」





手招きしていた子は霊感がよく働いて「あの子、よう、こんなんあんねん」 おまえ、前にもなんか怖い話ししてたね。「なんとかさんだったなあ?」





「まだ、あんねん」 或る山のトンネルに車で入って、トンネルの中程で停まって駄弁ってたら雨が降り出して、それが激しくなってきたらしい。

ワイワイ笑って騒いでたら、ひとりの子が「おい、早く出たほうがええぞっ」って大きな声で急かす。「トンネルの外へ出たら降ってないねん」

トンネルの中に停まっている車の屋根をバチッバチッバチッバチッと叩いて降っていたの? 「そやねん、トンネルの中やでぇ~」 へんやわなあ~。






「まだ、あんねん」 まだかいなあ~。看護師してる女の子が病院からレントゲン写真持って帰宅したらしい。

何に利用するかは聞き落としたけど、暫くしたら携帯が鳴って出ると「返せえ~、返せえ~」って、向こうで云ってる。

「イタズラはやめてっ」って、切ると、また暫くして携帯が鳴る。「返せえ~、返せえ~」って、云ってる。「もしや?」と思い

怖くなって知り合いの霊能師のお宅を訪ねたら、顔会わすなり「おまえっ、何を持ってきたっ」って怒鳴られて

「返して来いっ、急いで返して来いっ」って、云われて、あたふた病院へレントゲン写真を返しに行ったんだって。「バタバタと面倒臭い話やねえ~」

















「☆☆ちゃん、まだ、あんねん」 創り話しやろ。「ちゃうでえ~」 ホンマかよ? 「この辺も出るねんで」

うん、この辺はよく自殺する人多いからね。「そやねん、つい近くの処で、深夜、写真撮ろう云うて、トイレで、おいでおいでした子も一緒やってん」

男の子が「ここがええで」云うから、皆で撮ってん。「そいだら、どうなったと思う?」そんなもん解るかいな。

写真みたら「男の子の脚がないねんっ」 へええ~、嫌ややなあ~。後々、気になるでえ~それは。「脚ないねんでえ~」今は?「まだある」






クリスマスにサンタクロースが男の子にサッカーボールプレゼントしてん。男の子が泣くのをサンタは笑ってんねん。

次のクリスマスは、同じ男の子に、格好いいスニーカーをプレゼントしてん。男の子は、また泣くねん。サンタは笑ってんねん。

次のクリスマスには、同じ男の子に、今度は流行の靴下プレゼントしてん。男の子がまたまた泣くのをサンタは笑ってんねん。「なんでやと思う?」





「頓知は弱いの」 「其の男の子には脚がないねん」 「ああ~成程・・・酷い話しだね。サンタのおっさんは悪もんかいな?」「そやねん」





「ほなら、☆☆ちゃん、行ってくるわ」 「おう、気をつけて行けよ」

怖い話しして高三の女子は、デートに行くよなお洒落な格好「そんなのでいいのん?」で学校へ行きました。そいで、お昼に登校なの?

おまえの話してくれた話も確かに怖い。でも「おまえの時間の観念のなさもホントに怖い」と思うよ。 ミニスカートにヒールの靴で「ええのん????」






















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