兎に角「痛かった」奥歯が虫に食われて涙がにじむほど「痛かった」
学校の検診で症状がC-3って云われて数日後の夜、布団に入っても寝れるもんじゃない。
小6頃だったかなぁ。汗がタラタラと流れて涙と混ざって「もう、我慢ならへん」
職人の親父の道具箱からヤットコ持ち出して根性入れて引っこ抜いた。「くえー!!」口から血が溢れた。
「痛みは嘘のように引いた」抜けた跡に脱脂綿詰めて笑った顔は汗と涙でぐちゃぐちゃでした。
抜けた奥歯の食われたところを爪楊枝で刺すとスポッと貫通してました。此れが最初で最後(現在まで)の虫歯でした。
二十歳頃、親不孝だったのかして手の指の爪脇にさかむけがよく出来ました。
気になって無理に剥いたりちぎったりするから血が出て挙句にばい菌入って膿んでヒョウソウになる。
此れも「痛い」なんてもんじゃない。背中に冷や汗出てきて気持ち悪くなってくる。最初のが一番きつかった。
一晩、オロナイン軟膏塗った指を握り締めて苦しんだ。
次の夜には痛みが楽になり風呂にも入った。
2~3日すると痛みは引いて爪全体ががくがくと不安定になり剥がれた状態になっている。
「此れからが面白い」爪を押し開くと中には綺麗な薄い皮が出来ていてスカスカ。
風呂から出てふやけた状態で2、3度押し広げたり摘み上げたりしていると奥に隠れている部分から爪全体がすぼっと抜けちゃうんです。
血も出なけりゃ痛みもありません。薄皮の上に新品の爪が出来るまで数週間でしたか忘れましたが元通りになるんです。
こんなのを繰り返して(不思議と其の後は痛みを然程味わうことなく)左手の薬指以外の両手の爪全部と両足の指の爪も全部新品に入れ替わりました。
病院へ行くって発想がなかったねぇ。「オロナイン塗って我慢すりゃ治る」って野蛮人の観念だったんやねぇ。
記憶に新しいところでは、当時小5頃の息子と格闘技の技を真似て「やっ」「おうっ」なんて遣ってて、
格好いいとこ見せようと振り切った手が箪笥の角にぶち当たり脳天を貫くような激痛が走った。右手の小指が折れてしまった。
「此れは久しぶりの激痛やったっ」間に合わせの添え木を縛りつけ2日程は「死ぬんちゃうのん?」思うほど痛かった。
「でも治った」「お父さんは野蛮やわ」と息子が言うので「そう、お父さんは野蛮人なんです」って胸張ってたねぇ。
自分がこうだから皆さんもなんて思いませんが、何でもかんでも「病院や」「薬や」も考えもんですよ。
自力で治すコツは、身体を休めて「あとは、治るって云う″気″ですよ」治癒力が盛んになるように思えます。
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