ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

あらたまや

2010-01-05 11:50:12 | Weblog
 画は豊原國周(とよはら・くにちか)

 天保6年~明治33年(1835-1900) 作


 「初卯詣花の正札」です。


☆雪。

さて、あれこれ、

毎度申し上げて参りました、「脱米」&「排特亜」こそ国益にかのうと。

この視点からみると、両睨みの論はまだ少なし、片方のみが多い。

◆http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu207.htm
◎株式日記と経済展望 2010年1月4日 月曜日

<略>

長期的に見ればアメリカは大幅な軍縮をしなければならないのであり、
主力部隊はアメリカ本土に引き揚げるだろう。だから在日米軍基地も
那覇の空軍基地と佐世保の海軍基地だけで十分であり、あとの米軍基地は
全部日本に返還されて実質的な駐留なき安保体制になるだろう。

現状においてもアメリカ軍はイラクやアフガニスタンで手一杯であり、
中国とは面倒を起こしたくは無い。しかし中国は着々と東南アジアや
インド洋進出に手を打っており、アメリカ一国ではこれに対抗ができない。
東南アジア諸国やオーストラリアでも中国には対抗ができない。
対抗ができるのは日本とインドぐらいだろう。だからこそ鳩山総理は
インド訪問で安全保障協力や防衛交流を促進する行動計画に合意した。

中国の経済発展と軍事力の強化はインドにとっても脅威であり、
日本が中国にアメリカ抜きで対抗するには、核保有国であるインドの
協力体制が不可欠だ。秘密裏に核開発やミサイル開発に日印が協力体制を築く
事も考えられる。さらにインド洋制圧にはインドの協力が不可欠であり、
中国海軍がインド洋を我がもの顔で航行させない為には
地対艦ミサイルなどの開発が不可欠だ。


「支那の過大評価」ですな、この論者がほととんどかと。

もちろん油断禁物なんだが、支那の野望実現など不可能ですよw

統計嘘だらけ、ハッタリかまし専門の砂上の楼閣、崩壊が目前にきておる。

インド洋制圧など夢のまた夢、妄想の世界だね。

如何に力を削いでゆくか、包囲網を形成してゆくか、これが日本の国益になる。

「対中投資」など愚の愚、だから「ユニクロ栄えて国滅ぶ」というわけです。

以前から書いておるように、ロシア&インド&アセアンによる「特亜包囲網」、

これが日本の国益にまことにかのうかと。とりわけ対ロシアとの関係ですな。

交渉は鳩ポッポが今年何らかの道筋をつけると思いますよ、ロシアも望んでおる。

暮に民放BSでシベリア鉄道特集をやっており見ておりました。

ウラジオストク~モスクワ間、七日で着くようで、

宗谷トンネルが開通すれば日本~EUの輸送は大幅に短縮されますよ。

もっとも線路、車両、運行システム等、大改造をせねばなりませんけど。

ロシアには「資源」がある、強欲でやっかいだが、「危険分散」これ大事です。

アメの国益である「中東支配」に加担せずにすむわけで、厄払いになる。

「日米安保体制」とオサラバできます、巨大な国費のムダ遣いとね。

世界の嫌われ者・鼻つまみ=アメリカ・支那・半島とは係わりをもたぬこと。

これが21世紀の日本の進むべき道かと手前は思いますが。

◆http://electronic-journal.seesaa.net/
2010年01月05日
◎「宜野湾市伊波市長が入手した情報」(EJ第2726号)

<略>

さて、草案が作られ、採用されなかったという1985年の
マスタープランの内容です。そのマスタープランの内容は
「普天間基地の閉鎖・返還計画」ではなかったかといわれているのです。
1985年の時代背景を考えてみましょう。当時の米国のレーガン政権は、
1982年にソ連と戦略兵器削減交渉を開始しています。
そして1986年にはレーガンとゴルバチョフがレイキャビクで会談し、
この時点から冷戦終結の交渉が具体化しているのです。
したがって、1985年に冷戦終結を予測し、
沖縄の基地縮小を考えたとしても不思議ではないのです。

それがなぜか撤回され、米軍が日本に恒久駐留することに
なってしまったのでしょうか。
それは、撤退しようとする米軍に対して、日本政府が
「駐留費を負担する」ことを条件に残って欲しいと頼んだからです。
いわゆる「思いやり予算」です。
この思いやり予算は70年代からはじまっているのですが、
そのときは基地で働く日本人の福利厚生や
給料の一部を負担することが趣旨であったのです。
しかし、この思いやり予算が1985年を境にして倍増しているのです。
現在は思いやり予算は、小泉政権以降は約2000億円
といわれていますが、実際はこんなものではないのです。
これに加えて、米軍基地用地の地代(賃料)や基地周辺住民への
対策費も支出しており、その総額は6000億円以上に膨張するのです。
仮に6000億円としても、在日米軍4万人とした場合、
実に米兵一人当たり1000万円以上のお金を在日米軍は
受け取っていることになります。
米軍にとってこんなおいしい話はないのです。

ネットジャーナリストの田中宇氏によると、駐留費の日本の負
担額について次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
05年の米国防総省の発表によると、日本政府は在日米軍の
駐留経費の75%(44億ドル)を負担している。
世界規模で見ると、米軍が米国外での駐留で必要とする総額は
年に約160億ドルといわれるが、そのうち米国自身が出すのは
半分以下で駐留先の地元国が85億ドルを負担している。
44億ドルを出している日本は、全世界の地元国の負担の半分を
一国だけで出している。
日本は、米軍の米国外での駐留費総額の4分の1を出している。
日本だけが突出して米軍に金を出しているのだから、
日本政府がその気になれば激減できるはずだ。
日本政府が米軍を買収している構図は、ここからもうかがえる。
 
  ――田中宇著『日本が「対米従属」を脱する日』/風雲舎刊
―――――――――――――――――――――――――――――
戦争を放棄する憲法を盾にして、国の安全保障を米軍に
お金を払って買っている国、それが日本です。
しかし、それでもなお、米軍は普天間からグアムに
海兵隊をほとんどすべて引き揚げようとしているのです。
それは、伊波市長のレポートをていねいに見れば明らかなことです。

2009年6月4日に米国海兵隊司令官ジェイムズ・コンウェイ
大将が上院軍事委員会に「米国海兵隊の軍事態勢」に関する
報告書を提出し、沖縄からグアムへの海兵隊の移転を評価して
次のように記述しています。
―――――――――――――――――――――――――――――
日米再編協議の重要な決定事項の一つは、約8000人の
海兵隊員の沖縄からグアムへの移転である。
これは、沖縄で海兵隊が直面している、民間地域の基地への侵害を
解決するためのものである。グアム移転により、
アジア・友好同盟国との協働、アメリカ領土での多国籍軍事訓練、
アジア地域で想定される様々な有事へ対応するのに有利な場所での配備、
といった新しい可能性が生まれる。適切に実施されれば、
グアムへの移転は即応能力を備えて前方展開態勢を備えた
海兵隊戦力を実現し、今後50年間にわたって太平洋における 
米国の国益に貢献することになる。グアムや北マリアナ諸島での
訓練地や射撃場の確保が、海兵隊のグアム移転の前提であり
必須条件である。 
      ――米国海兵隊司令官ジェイムズ・コンウェイ大将
―――――――――――――――――――――――――――――
伊波市長の資料を見ると、事実上海兵隊の総引き上げと考える
のが自然です。         ―――[小沢一郎論/02]


「脱米」が国益にかのう、ということ、自明だと思われるのですがね。

最後にもう一本、

◆http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/01/_vs.html
◎佐藤優×高野孟:この国の主導権を握るのは誰か──
            官僚 vs. 政治家の仁義なき戦い   より、      

■ゲーツに手を挙げさせた北沢防衛相

佐藤:オバマ大統領の前にゲーツ国防長官が来日しました。
このゲーツさんという人はCIAの元長官で、たたき上げで長官になった人物です。
しかも、ソ連を担当していたから、人を脅すのが仕事なんですよね。

高野:なるほど。

佐藤:そこのところで、ゲーツさんは、「コラー!ニッポン人!」と
脅したら、(日本人は)みんな「ひえーっ」と言うと思っていた。ところが、
北沢防衛相は縮み上がっていない。

高野:そうですか。

佐藤:実は、オバマさんが来日しているとき、私は北沢さんに呼ばれて
小一時間ぐらい大臣室で会ったんです。日米首脳会談の直前でした。そこで、
北沢さんがウラ話をひとつ披露してくれたんです。

高野:はい。

佐藤:実は、ゲーツさんが来たときに10分間、1対1のサシで話をしたと。
その時に北沢さんはこう言ったそうです。「鳩山さんと小沢さんも、
この権力は10年続くからね。それを分かってやっているのか」と。すると、
ゲーツは両手を挙げてしまったそうです。僕はあのときが重要だったと思います。
アメリカは、「これはダメだ」という感じになったと思いです。それでもって、
北沢さんという人は、役割分担で憎まれっ子をやっていると私は思う。だから、
「日米合意重視」という形で、辺野古のニュアンスを強く出す発言を
わざとやっているのだと思う。

高野:なるほど。

佐藤:だから、沖縄の人たちもよくわかってます。北沢さんのことは、
沖縄の人は嫌いです。でも、憎んではいない。それに対して、
岡田さんは思いっきり憎まれてます。

<略>

■鳩山首相は「数学的のできる宇宙人」

高野:では、普天間問題はどうなっていくのでしょうか。

佐藤:私は普天間問題は、全部仕切り直しだと思います。
前政権のものを何でも引き継げばいいというものではない。

高野:そうですね。

佐藤:それで、鳩山さんの面白さは、宇宙人であることです。しかも、
「数学のできる宇宙人」。

高野:あの人は数学が専門。

佐藤:工学部出身で、何かの作戦を実行するときにどういう風にモノを動かして
兵力を配置すればいいかという「オペレーションズ・リサーチ」の研究者なんですね。

高野:ゲーム理論などもですね。

佐藤:だから、いわゆる微分法でいうところの偏微分の
「ラウンドD」っていうものが分かる人なんですよ。

高野:なるほど(笑)

佐藤:要するに、全体を大きいところで捉え、沖縄がこういう風に動く、
あるいは事業仕分けで蓮舫さんや仙谷大臣が頑張っているところには
こういった意味合いがある、それから羽毛田宮内庁長官と小沢幹事長が
ケンカをはじめたことにもこういう意味合いがある。
これらがチョコチョコ動いたらどういう結果になるかという、
全体の微分方程式を組むことができる人なんですよ。

高野:よくわかる。

佐藤:だから、彼は最初からそういうことしか考えていない。
ある意味では、自分のことしか考えていない。

高野:自分の頭の中の世界で完結してしまっている。

佐藤:ゲーム感覚が強いんです。鈴木宗男さんと組むというあたりも、
普通の人ではない。

高野:そうですよね。

佐藤:どうしてかというと、鈴木宗男さんは自民党時代、
鳩山さんのクビを取ってやろうとして地元の財閥の岩倉さんという人を
対抗馬にたてたんですよ。それが約2000票差にまで迫った。

高野:あれは危ない選挙でした。

佐藤:鳩山さんにしてみれば、鈴木宗男さんは不倶戴天の敵だから、
普通の人だったら組むはずがない。ところが、鳩山さんは力がある者とは
誰とでも手を握るという発想をする。

高野:しかも、対ロシア外交をなんとかしようとする気持ちがある。

佐藤:実際、ロシア外交は動きます・・・


「内政・外交」、多事多難な年になりますねぇ。

いつかはやらねばならなかった課題解決の道筋をつける年です。





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