ギャラリー酔いどれ

売れない絵描きの世迷い言&作品紹介

秋気満ちⅣ

2011-09-14 10:32:36 | Weblog
 画は鈴木 春信(すずき はるのぶ)

 享保10年(1725年)?~ 明和7年(1770年) 作


 「三十六歌仙 平兼盛」です。


平兼盛たいらのかねもり(拾遺集)

        暮れてゆく秋の形見におくものは

                  我が元結の霜にぞありける


☆晴れ、秋の日差しです。

さて、こんな記事あり、さもあらん、だよなぁ、

◆http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu247.html
株式日記と経済展望 2011年9月13日 火曜日
◎野田が逃げまくった末、解散に追い込まれるという最悪パターンだ。
 もちろん、多くの民主党議員は国会に戻れず、哀れ、民主党は完全消滅

☆http://gendai.net/articles/view/syakai/132601
日刊ゲンダイ  2011年9月12日 掲載
年内解散、年明け選挙、そして、民主党は消滅…が見えてきた

党利党略で暗愚のドジョウを選んだ自業自得

民主党議員がもううろたえ始めている。野田首相を代表に選んだ理由はただひとつ、
スキャンダルまみれの前原政調会長と違って、野田ならば「国会答弁はソツないし、
解散・総選挙に追い込まれることはない」とみたからだ。ところが、鉢呂経産相が辞任に追い込まれ、
自民党はイケイケドンドン。急に吹き出した解散風に民主党議員は真っ青だ。
この調子だと、早ければ年内解散・年明け選挙。もちろん、民主党はそのとき、完全消滅の運命だ。

「民主党は自業自得ですよ。どういう政権であれば、国民のためになるか。理念、政策で代表を選ぶべきだったのに、
『解散しないから』という理由で野田氏を選んだ。各議員が保身を優先して選んだのが野田首相で、
その恩に応えるために論功行賞人事を優先させたのが野田内閣です。早晩ほころびが出ると思っていましたが、案の定ですよ。
さあ、これから外洋に出ようとして、静かな湾にいるうちに、船底に穴が開いたのですから、どうしようもありません」
こう言う政治ジャーナリストの野上忠興氏は、「すでに永田町は解散モードに入った」と言い切る。

「この内閣では、次々にボロが出て追い込まれる。問題はその時期ですが、下手すりゃ、今週から大モメになります。
野田政権は臨時国会の会期を13日からの4日間にするつもりで、野党と交渉している。所信表明と代表質問だけやって、
予算委員会はやらずに閉じてしまう。こんな異例の提案をしているのですが、鉢呂問題が出てきた以上、
野党が納得するわけがない。予算委員会から逃げれば、今後の与野党協力は期待できない。かといって、今、
準備不足の閣僚が予算委員会に応じれば、経験不足の閣僚が1人ずつ攻め込まれて、立ち往生になります。
野田政権は引いても進んでも地獄なんです」

それでも復興の3次補正までは持ちこたえるだろうが、その後は何でもアリだ。
3次補正の成立が11月中旬として、民主党政権に予算編成をさせたくない自民党は一気に解散に追い込む戦略を立ててくる。
「年内解散、年明け選挙」はこのパターンだ。

「もうひとつ、可能性があるのが来年6月解散・7月総選挙。今年と同じで、本予算は通っても予算関連法案が通らず、
追い詰められるパターンです。野田政権は必死で解散から逃げまくるでしょうが、世論が容赦しないと思う。

民主党政権になって、マニフェストをかなぐり捨て、3人も首相を代えた上に予算執行ができないような事態になれば、
『いい加減にしろ』という展開になる。
もう逃げられないと思います」(永田町関係者)

野田が逃げまくった末、解散に追い込まれるという最悪パターンだ。
もちろん、多くの民主党議員は国会に戻れず、哀れ、民主党は完全消滅――。いまさら後悔してももう遅い。


(私のコメント)

乞食と政治家は三日やったら止められないと言いますが、日本の国会議員の報酬は4000万円以上ありますが、
欧米各国の議員報酬に比べるとあまりにも違いすぎるのにびっくりする。
イギリス、フランス、ドイツは1000万円程度ですが、アメリカでも1700万円程度だ。
どうして日本の国会議員はそんなに貰えるのだろう。

国会議員がそうだから地方議員も公務員も報酬のお手盛りで高くなっている。
それでも足りないと国会議員の先生方はぼやいていますが、議員秘書三人分を含めれば、
大雑把に言って議員一人に年間で1億円程度の金が使われている。それだけの仕事をしてくれればいいのでしょうが、
日本の政治を停滞させているのは仕事が出来ない議員が多すぎるのだ。

<略>

一度参議院議員になると六年間で二億円もの報酬がもらえるのだから億万長者になることが出来る。
まさに乞食と国会議員は三日やったら止められないのは本当なのだろう。
国会議員の待遇があまりにも良すぎるから、その待遇目当てに国会議員になることが目的化してしまう。
だから国会議員の報酬は思い切って低くして、誰もやりたがらない待遇にすればいいのではないかと思う。
そうすれば10年くらいで国会議員を辞める人が多いから、新人議員が出やすくなる。

国会議員を10年もやっていると国会ボケになってしまって、社会の事が分からなくなってしまう。
選挙も金のかからないネット選挙にすべきであり、選挙に金がかからなければ議員報酬も少なくて済むはずだ。
議員事務所や秘書を何人も抱えていてもやっていることは選挙活動であり、
国会議員としての本来の仕事は法律を作ることだ。そのような勉強をしている議員は何人いるのだろうか?



何度か書きましたが、民主党の半分は従米売国派&日和見議員です、役立たずの国賊だね。

小沢の腹はわからんが、このままキムチ菅焼き直しw野豚にやらせれば、有志議員も共倒れだな。

民主党の看板もすっかり泥に塗れ、はや旗印としての威光ゼロですよ。

思い切って新党旗揚げではないのか?  河村たかしの「減税日本」が旗振ってさ。

現行の体制ではズルズル優柔不断、ダメリカの意向に振り回されるだけの、官僚あやつり体制だ。

フクイチ終息も震災復興もどっちつかずの中途半端のまま。

むしろ解散総選挙で政界再編の第一幕を切って落とす、新規まき直しが結局、近道になるのではないのか?

小沢一郎、「突破力」が落ちてきた、そう思います。 年齢もあるのだろうな。


春信、二枚目、


「女三の宮」です。


以前何度もご紹介しておりますw 剛刀「同田貫正国」の趣だ、

◆http://www.nishiokanji.jp/blog/?p=1103
西尾幹二のインターネット日録
2011/9/11 日曜日
◎『スーチー女史は善人か』解説(一)

変見自在 スーチー女史は善人か (新潮文庫)  (2011/08/28)高山 正之

解説文 西尾幹二

短い文章に、変化に富む内容が詰まっている。抽象語をできるだけ避け、具体例で語る。
憎しみや嫌悪をむしろ剥き出しに突き出す。それでいて情緒的ではない。
抽象語は使わないのに、論理的である。痛烈かつ鮮烈ですらある。
辛辣などというレベルをはるかに越えてさえいる。しかし決して混濁していない。
知的に透明である。勿論冷静である。一糸乱れぬといってもいい。

音楽でいえば太鼓の連打のようなものだが、単調な響きにならないのは、一行ごとに隙間があり、
飛躍があり、そこを平板な叙述で埋めていないからだ。言葉を抑制し、思い切って省略している。
ある処まで語って、そこから先を語らない。空白のまま打ち切ってしまう。
絶妙な間を置くその間合いが高山正之氏の文章のリズムであり、美学である。
コラムという字数制限がそういう文体を作り出したのかもしれないが、それだけではなく、
高山氏の思考の型が贅語(ぜいご)を慎み、簡潔を好む資質に根ざしている。

歴史を語ってじつに簡にして要を得ている二例を挙げてみよう。

「日露戦争後、日本は李氏朝鮮を保護国とした。そのころの話だ。

日本はそれまでこの国に自立を促してきたが、この国はそれを嫌って支那に擦り寄って支那の属国だもんと言ったり、

その支那が頼るに足らないことを日清戦争で教えてやると、今度は日本が最も恐れるロシアになびいたり。

それで日本は日露戦争も戦う羽目に陥り、二つの戦争であわせて12万人もの将兵が異国の地で散華した。

朝鮮にこれ以上愚かな外交をさせないというのがこの保護国化の目的だった。」(第四章「朝日の浅知恵」)

別に目新しい歴史観ではない。自国史を主軸に考えれば認識は必ずこうなる。
これでも迷わずに二大戦争と日韓関係をこれだけピシッと短く語った文章の例は少ない。

もう一つはアボリジニ(原住民)の虐殺の歴史を持つオーストラリアについてである。

「ニューサウスウェールズ州の図書館に残る1927年の日記には『週末、アボリジニ狩りに出かけた。収穫は17匹』とある。

600万いたアボリジニは今30万人が生き残る。ナチスのホロコーストを凌ぐ大虐殺を行った結果だ。

困ったことにこの国はその反省もない。

この前のシドニー五輪の開会式では白人とアボリジニの輪舞が披露された。
過去に決別して友愛に生きるということらしいが、登場した“先住民”は肌を黒く塗った白人だった。

その翌年、アジアからの難民が豪州領クリスマス島に上陸しようとした。
ハワード首相は、『難民が赤ん坊を海に捨てた』と拒否、難民を追い返した。

しかし後に『赤ん坊を捨てた』という報告はまったくの作り話と判明する。

ここは白人の国、有色人種を排除するためなら首相でも平気で嘘をつく。」(第四章「害毒国家は毒で制す」)

オーストラリアはたしかにこういう国である。
首相までが公然と反捕鯨の旗を振る国だ。

鯨の知能は人間並だという勝手な理屈をつけて動物界に「序列」をつけるのと、
人間界に人種差別という序列を持ち込むのとは、同じ型の偏見である。


囚人徒刑囚の捨て場から国の歩みが始まった取り返しのつかない汚辱感と、
原住民の虐殺だけでなく混血と性犯罪の歴史が元へ戻したくても戻らない汚れた血の絶望感とが、
この国の白人たちに背負わされてきた。
第一次世界大戦より以後、最も不公正な反日国家だった。

アジアの中で近代化の先頭を走った日本を許せないという、
自分の弱点と歪みを怨恨のバネにした卑劣な国々に韓国と中国がある
が、
高山氏が両国に加えてオーストラリアを卑劣の系譜に数え入れているのはじつに正当である。


◎『スーチー女史は善人か』 高山正之著  解説西尾幹二(二)

氏は外国の悪口ばかり言っているという誤解があるが、それは違う。
第五章の「タイへの恩は忘れない」は、日本が困ったときにそっと手を差し伸べて助けてくれる奥ゆかしいタイに感謝し、
返す刀で韓国の恩知らずを斬っている。氏の悪口にはそれなりに理由がある。
自分の弱みを見ないで逆恨みする卑劣な国々が許せないのだ。
返す刀は朝鮮について「この国はまた、誰も干渉しないのにまだ南北に分れたままだ。」と遠慮しないで書く。
南北統一ができないのも日本のせいだというたぐいの愚論に氏は「(南北は)お互い五輪では統一チームを作る仲だろう。
いつも悪口を浴びせる日本に頼らないで、自分たちで始末をつけたらどうか。」とズバリと書く。
弱虫のルサンチマンが氏は許せないのだ。またそれを正義のように扱う日本の外交官、学者知識人、
マスコミとりわけ朝日新聞に、日本人に特有のもうひとつの卑劣の型を見出して、繰り返し執拗に批判の矢を放っている。

日本人は一般に外国を基準に自分を過度に反省する傾向が強い。それは必ずしも戦後だけではない。
ペルシアやインドなどのすべての文化文物が西から渡来し、日本列島に蓄積され、
そこから外へ出て行かなかった文明の型に原因しよう。遠い外の世界に本物が住んでいて、
自分の国のものは贋物だという意識は西方浄土信仰にもあるが、これが起源ではない。もっと根は深い。
日本文明は他を理解し受容する凹型である。そういう本来性に敗戦体験が重なった。
自分を卑下し外国を基準に自分を裁く「自虐」という悪弊が底知らずに広がった。
高山氏の反発や怒りが日本人のこの過度の自己反省に向けられているのはバランス感覚の回復のためである。
加えて氏が外国人の本心、隠されている正体をあばき出すのは、日本人に客観的に正しい世界の姿を伝えたいからである。

一番いい例は日本人の欧米崇拝の極北イギリスに対する冷徹な見方に現われている。
日本の対アフリカ債権は90億ドルなのに、ナミビアやウガンダをかつて植民地に持ったイギリスのそれはわずかに1000万ドル。
しかもイギリスはそこで20億ドルもの武器商売をやっていて、代金は日本からの援助金で支払わせる。
それが滞ると、アフリカの債務帳消しを紳士面を装って提言し、
日本が債権放棄をすると、それらの国々には余裕ができるので、そこを見計ってイギリスは代金を回収し、
また新しい武器を売る。

アフリカはエイズに苦しんでいるが、治療する医師や看護婦が少ない。日本の援助で看護婦を養成すると、
彼女らをイギリスなどが高い給料でさらって行ってしまう。こういう現実を知ってか知らずか、
元国連づとめの明石康は朝日新聞に、アフリカの平和のための貢献に日本はあまりに存在感がないなどと非難する。
そこで高山氏はこれだけ貢献している日本をなぜくさすのかと問い質す。
悪質なイギリスなどをなぜ論難しないのか、と。
明石康は「国連に多額の寄付をした笹川良一の国連側の窓口を務めて、それだけで出世した」男だ、
と侮蔑をこめて書く。まさにそのレベルの男であることはよく知られている。
個人名を挙げてたじろがないではっきり書く。高山氏のこのスタイルがいい(以上第二章「朝日の記事は奥が深い」参照)。

本書はどれも秀抜な文章ばかりだが、どれか一篇を推薦しろといわれたら、
私は第3章の「カンボジアが支那を嫌う理由」を挙げるだろう。
また人物評でどれがいいかといえば、後藤田正晴の寸評(第三章「変節漢への死に化粧」の後半三分の二)
が肺腑をえぐり、正鵠を射ている。

フランスは植民地ベトナムを支配する手先に華僑を用いたので、ベトナム人は中国人をフランス人以上に生理的に嫌悪する。
フランスはカンボジアを統治するのに今度はそのベトナム人を利用したので、
支配医者面して入って来るベトナム人をカンボジア人は許せない。カンボジア人もまたフランス人への嫌悪が薄い。
西洋人の支配の巧妙さがまず語られている。

アメリカと戦ったベトナム戦争の間にベトナム人が頼ったのは中国ではなく、ソ連だった。
中国に親分風を吹かされるのが嫌だったからである。戦争が終って自信を得たベトナムは国内の華僑を追い払った。
それがボートピープルの正体である。
中国はベトナムの離反を見て、カンボジアに親中国派の政権を打ち樹てた。ポルポト派である。
ところが毛沢東かぶれのこの党派が狂気の大虐殺を展開し、世界の耳目を聳動させた。
この地獄からカンボジア人を救ったのは皮肉にも彼らが最も嫌ったベトナム人だった。
中国は華僑を追い払われるや、子飼いのポルポト派までやられるやで踏んだり蹴ったりで、腹を立て、
ついにベトナムに攻め込んだ。中越戦争である。
共産主義国同士は戦争をしないという左翼の古典的理念を嘲笑った事件だが、
ベトナム人はそれをも見事に返り討ちして、小国の意地を見せ、中国は赤恥をかいた。

「カンボジアが支那を嫌う理由」を短く要約すると以上のようになるが、高山氏はつづけて次のように述べている。

「それでも支那はつい最近までポルポト派残党に地雷など兵器を送り込んでカンボジア人を苦しめてきた。

今カンボジアの民が一番嫌うのはベトナム人ではなく支那人に変わった。
そのポルポト派の虐殺を裁く国際法廷の事務局次長に支那人女性が就任した。」

あっと驚く虚虚実実の世界政治の現実である。ぼんやり生きているわれわれ日本人は、このあざとい恐怖の歴史をよく知らない。
高山氏は政治用語を用いず、もっぱら心理的に描き出してくれる。
並の人なら100枚もの原稿用紙を埋めて書くだろう。それをわずか5枚ていどで過不足なく書く。詩のようである。
アフォリズム集のようでもある。行間の空白を読め、と言っているのである。

つづく 



相変わらずの名調子ですなぁ、

『スーチー女史は善人か』、 悪党ですよw アングロサクソンの傀儡です。 


春信、三枚目、



名作「雪中相合傘」の別刷りです。


あれこれと、

◆http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110914-00000014-jij-int
時事通信 9月14日(水)
米貧困者4600万人=過去最多、人口比15%―2010年

【ワシントン時事】
米国勢調査局は13日、2010年の米国の貧困者が4618万人(前年は4356万9000人)と、
統計を初めて公表した1959年以降最多になったと発表した。
これで4年連続の増加。金融・経済危機の影響は依然消えておらず、
オバマ政権や議会に一段の景気対策を求める声が強まりそうだ。

国勢調査局によると、全人口に占める貧困者数の割合は15.1%(同14.3%)と、3年連続で上昇した。
今回の調査では、4人家族の場合、年収が2万2314ドル(約172万円)以下の世帯を貧困層と定義
全米の世帯の年収は中央値で4万9445ドル(約381万円)と、前年比2.3%減少した。


◆http://www.epochtimes.jp/jp/2011/09/html/d91419.html
海外移住を急ぐ中国の富裕層 財産に危機感

【大紀元日本9月13日】
「億万長者にとって最も住みやすい都市」と中国人の間で言われている北京市に、億万長者の蘇さん(匿名)は住んでいる。
不動産開発で巨財を蓄えた彼は、贅沢な暮らしをする富裕層の中の富裕者だ。しかし、彼の一番の願いは、中国を離れること。

財産の安全な確保、完備された医療、子供に良い教育環境を与えたいなどを理由に、
多くの中国の富豪は海外永住ビザを手に入れたがっている。AP通信7日付けの記事が伝えた。

昨年、6.8万人の中国人が米国のグリーンカードを手に入れた。この年の米国永住権取得者の7%に及ぶ。

米国のほか、カナダやオーストラリアも中国の富豪にとって人気の移住国となっている。

「早く中国から離れたい」。
その理由について、蘇さんはAP通信のインタビューで「中国では私有財産が認められず、何でも国に属する。
たとえマンションを購入しても70年後には国の物になる」と話す。

自分のようなビジネスマンや中国の政府高官たちは、私有財産を守ってくれる外国に憧れているという。
取材を受けたことで政府から自分のビジネスに損失を与えられるのではないかと心配して、蘇さんはAP通信に匿名を依頼した。

もう一つの理由は、「もう1人子供が欲しい」ということだ。
一人っ子政策の中国では自由に子どもを生むことができないのである。

民主主義国家と大きく異なる一党独裁国家の中国。
政府に異議を唱えた者の逮捕、メディアなどの情報媒体の検閲・封鎖。有害食品、環境汚染、医療健康などの
民衆の日常生活に係わる問題についても、有効的な解決策が講じられていない。
こうした中国の現状をよく知る富豪たちは、すでに妻や子どもを海外に送り出している。

外国のパスポートを有することは、一種の保険なのだ。
彼らにとって外国のグリーンカードを持ちながら中国でビジネスを行うことが最も理想的なのである。
一旦、政治情勢不安や民主化革命などがあった際には、外国へ逃避するという脱出策を抑えておこうとしている。

北京の海外渡航斡旋会社・美加金聯の市場関係者によると、過去15年で中国富裕層の移民傾向が強くなっているという。
子供により良い教育環境を与え、医療システムが完備された先進国に行きたいというのが主な理由。
ただ単に外国の生活スタイルが好きだったり、実際に移民となった友人に誘われた、
などを理由に移住を希望している人もいて、その中には公的資金に手を付けた政府の役人もいるという。また、
近年急速に中国で増幅してきた「仇富(貧困層が富裕層を憎む)」現象も、
富裕者が中国は安全でないと感じる一つの要因となっている。

中国招商銀行(CMB)とコンサル企業ベイン・アンド・カンパニー(Bain& Company)の調査報告によると、
1億元以上の資産を持つ中国の超富裕層2万人のうち、27%はすでに海外移住したという。また、
47%は移住を検討中で、この層から約3.6万億元が海外に投資されているという。

上述の蘇さんは、あと10年くらいは中国に残って不動産ビジネスで財を築こうと考えているが、
妊娠中の妻はすでに米国に送り出した。
「住居の条件、食品の安全性や子どもの教育など、海外の生活条件はもっと良い」という。

そして、多くの富裕者は現在、中国の政治体制に不安を感じていると蘇さんは告白する。
「とても敏感な話題だが、ほとんどの人がそれを意識している。海外の社会はもっと自由で公正だ」



「米中抱き合い心中」♪こそ似合いの結末かと思う。

大波に巻き込まれぬよう、腕利きの船頭が日本には必要なのですよ、野豚は論外です。



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