瀬戸市の高校生プロ棋士、藤井聡太七段が棋聖戦を三勝して見事最若年の「棋聖」タイトル獲得者となったというニュース速報が流れている。AIにも勝るという「若い頭脳のひらめき」に惹き付けられた俄か将棋ファンも多いことだろう。自分もまたその一人である。
久しぶりの梅雨晴れになった。直射日光を避けて住宅の影を伝いながら歩く。マスクを顎におろして深呼吸をするが、湿度の勝った暑さは痩身にはしんどい。なにかすっき . . . 本文を読む
ツイッターで話題になっているものに「ネオワイズ彗星」がある。ISS(国際宇宙ステーション)から撮影したこの彗星の動画はきわめて見事だ。飛行するISSの下を地球が廻り、その先の宇宙空間に現れるのがおおきく尾を引いた明るい彗星。登って来る太陽の光がその姿を神々しく照らす。
国立天文台のWEBには「2020年3月に発見された新彗星〈ネオワイズ〉が見ごろを迎えています。明るさは1~2等級でしばらくは肉眼 . . . 本文を読む
北陸トンネルと聞くと懐かしさを感じるのはどうしてだろう。永平寺への参詣に連れられていった時に通り抜けた一度だけのことなのだが。
敦賀・南今庄間13.8kmのトンネルは、1957年に着工し62年に開通した。工期4年はいかにも速い。自分の中学高校時代のことで、工事の進捗が時折報道されたからだろうか。丹那トンネルより長い日本一という触れ込みが刷り込まれているからだろうか。親しんだ東海道線の直流電気機関 . . . 本文を読む
昨日のTVで「樹齢1200年超ご神木倒れる」というローカルニュースを見た最初の感想は「神様の祟りじゃ」だった。
今日の中日夕刊には、ドローンだろうか、現場の上空から撮影した写真が載っている。大きな根を丸出しにしてごろりと横たわる姿は単に「倒れた」と書くより「仆れた」「斃れた」としたほうがそのイメージに相応しかろうと思える。
JR中央線の釜戸駅から北に入った山あいの、岐阜県瑞浪市大湫町にある . . . 本文を読む
やっと始まった入場人数制限付き開催で、待ちわびた野球ファンたちの熱気が各地の球場を盛り上げているというニュースが読める。先日もここに書いたが、コロナ禍で各地の観客参加型イベントが中止になって久しい。中部フィルの無聴衆コンサートのビデオ配信もなかなかに面白かった。
表現芸術、パフォーミング・アートには音楽のほかにダンスもある。日本的で世俗的なダンスといえば全国各地で踊られる「盆踊り」だが、やはり今 . . . 本文を読む
万歩途中でスーパーの納豆を買った。我が家の超高齢者が朝食に食べる分である。スチロール製の容器が多い中で、このメーカーは強化紙のカップを使っていることがいい。燃えるゴミとなって捨てられるのだから紙製容器の方が環境負荷が少なかろうと思うからだ。連れ合いが死ぬまでは東京で暮らした超高齢者は朝の納豆は欠かせないのだという。
NHKの朝ドラ「エール」で、主人公夫婦が朝の納豆と味噌汁で意地を張り合うシーンが . . . 本文を読む
梅雨時になって気になるのは食中毒のリスクが上がるということだ。WEBを見てみると「滋賀の刑務所で120人が集団食中毒」「高崎の焼き肉店で5人が食中毒」さらには「大分臼杵の福祉施設で13人が食中毒、原因はやかんにいれたスポーツ飲料」といった最新の関連ニュースが見つかる。
愛知県のHPで「食中毒」を探すと「食中毒発生状況」として6月30日現在の食中毒件数が11件、患者数が407名と出てきた。去年同時 . . . 本文を読む
家人は長い間の骨粗しょう症で医者から薬をもらって暮らしている。漢方薬などもいろいろ試しているようだが、最近は、年齢も増してフレイル感も出てきた。
今日の中日夕刊に「骨粗しょう症治療に光」という社会欄の記事を見つけて詠んでみた。腸内のたんぱく質由来の物質が骨の強度に影響するということを、岡崎にある生理学研の若い医師が発見したのだという。
医学の専門語もあってわかりづらいが、今後の研究成果をフォロ . . . 本文を読む
夜中には、強い風が吹いて外の雨脚も強くなった気がした。数回トイレに起きても、雨脚は強くはなかったから安心して寝床に戻り、やがて朝になった。
九州の雨はどうなったろうかと朝のTVを点けて驚いた。日本列島の真ん中が大きく真赤になっている。中部山岳の山々に豪雨が降っているのは一目で明らかだ。案の定、岐阜と長野の両県には「大雨特別警報」が発令されている。これまでに経験のない大雨である。
木曽川の上流、 . . . 本文を読む
長引くコロナ禍で仕事が出来ないのは世の中誰もがそうだといえるが、芸術を生業とする人たちも大きな負担をかかえながら生活している。パフォーミング・アーティストといわれる演劇人や音楽人たちはこの長期戦をどうやって乗り切ってゆくのだろう。
オフィスや学校に行かずとも、遠隔で仕事や勉強ができる(という)リモートワークスがおおもてのようだが、パフォーミング・アートの世界でもこれを実践している人々がいる。
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日本列島がずぶぬれである。梅雨前線が居座り、南海の高気圧から流れ込む暖気がそれに加わって強い雨域が列島上に展開し続ける。
雨の被害は九州が多く、鹿児島、宮崎から始まった豪雨は、熊本を襲い、今日は長崎、佐賀、福岡へと広がって、止むことを知らない。熊本の球磨川流域では特にひどい災害をもたらし、ここでも、高齢者の施設が濁流の下になった。
TVはどの局も九州各地の状況をレポートし続けた。増水してごうご . . . 本文を読む
「夏休みはもっぱら虫採りだった」というのは解剖学者の養老孟司先生。そんな夏休みがそろそろやって来る。今どきの子供たちも「もっぱら虫採り」で猛暑の夏を過ごすのだろうか。
昆虫観察も研究対象にしてしまった養老先生の対象になる昆虫は、甲虫類でも一番よく分化して多種類の「ソウムシ」だそうだ。なんとそのうちの1600種にはそれぞれに名前がついているというから驚く。
人間の興味の対象になるものの多くには呼 . . . 本文を読む
45年前のアメリカ、ニューヨーク州のど真ん中の小さな大学町で暮らしたことがある。
学生寮で寝泊まりをし食事はCOOPのお仕着せだったが、時折はキャンパスの外に出て嗜好品などの買い物をしたものだ。外食もスーパーもアメリカが先鞭。パパママストアからナショナルチェーンに変わっていく時代であった。
郊外スーパーのだだ広い駐車場に車で乗りつけ、大きな手押しカートで売り場を廻り、レジを終えた一杯の荷物を駐 . . . 本文を読む
中学時代の夏休み、愛知県東部の鳳来寺山に1泊旅行をしたことがある。鳳来寺といえば「仏・法・僧」の三宝を象徴するという「ブッポウソウ」と鳴く鳥が生息している信仰の地だとしてよく知られていた。この夏旅もその鳴き声を聞こうというのが目的のひとつだった気がする。前夜は枕投げも早々に寝て、まだ暗いうちから起きて聞き耳を立てたが、結局、鳥はウンともスンとも云わず、我々の目的は達せられなかった。
昔は夏になる . . . 本文を読む