二日酔いながら、ようようにして100枚ぐらいの賀状を作成した。裏表両面プリントも味気ないので、何年か前から宛名だけは手書きで書いている。裏面は干支の漫画でお茶を濁してるが、何か一言は付け加えたい。ただ何年もあっていない人間に「今年もよろしく!」はおかしかろう。気の利いた一言をと思うのだけど、無難な言葉しか出てこない。結局、会社時代の後輩には、「ムリをせず頑張れ!」と上から目線で偉そうに書き、同輩連中には「益々のご自愛を!」とどうでもいいような文句を並べている。もうすぐ古希、残り人生を数える年になっているのに、本音が書けない、情けないもんだ。
また30年以上もご無沙汰している中学時代の友人から「今年こそ逢いましょう!」というおなじみのフレーズをいただき続けてるんだけど、こちらも「今年こそ!」と返すのに精一杯。同窓会もどきもいいけど、ちょっと面倒くさそうな気分が半分あるのも事実。要するに尻が重いのだ。
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結局ことしの賀状も、酔漢が一晩で仕上げたにしては合格点に達していると自己満足し、振り返ることなくそのまんま投函するのだった。
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