田なければ求めて苦しみ、田あれば労働のためまた苦しむ
家なければ求めて苦しみ、家あれば維持のためまた苦しむ
その他のものにしてもみなおなじ、金、財産、家族、友人・・・
これをお釈迦さまは「有無同然」と説かれた。
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城の四門から生老病死の四苦八苦を悟ったお釈迦さま、
もし城下の人々がみな笑顔で生き生きと人生を謳歌していたら
今日の仏陀は誕生しなかっただろう。
釈迦の言葉として、
例えば般若心経には「空」「無」「不」などの文字が多く登場するが、
彼が本当に求めていたものは、「笑」だったのではないか。
ギョウテイギョウテイハラギョウテイの行く先には
「笑」が待っているのではないか。
そんな気がしています。
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台風21号の置き土産、ブルーシートの甍の下で正月を迎えます。
「災」の年から「笑」の年へ。
来年こそは、皆々様よいお年をお迎えください。
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