ぼちぼちやりま!

悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。
事を成す人は、必ず時の来るのを待つ。
焦らず慌てず、静かに時の来るのを待つ。

大統領の作戦

2020-10-03 11:04:53 | 政治・経済
背広のボタンを止めたことがない彼が、新型コロナに感染したんだとか。
どうでもいいけどちょっと驚いたのが He tests positive.という表現。PCR検査で陽性はpositiveというんだそうな。ちなみに陰性はnegative。positiveと言えば積極的とか前向き思考のかんじ、negativeは否定的・後ろ向き志向のイメージが強いけど、病理検査では逆みたい。ところで、彼に優秀な影の黒幕がいるとすれば、ひょっとしてあるしたたかな作戦があるのではと、positiveという言葉から腰痛の安楽椅子探偵は考えた。

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9月中旬、対立候補との討論を前にして明らかに準備不足の彼は、最も得意な「相手にしゃべらせない」という滅茶苦茶な作戦をとることにした。論理的にやりあえばあきらかに不利なため、討論ではレフリーの停止を振り切って、相手の発言を妨げ続けた。結果として大統領当選のオッズはかなり下がったがそれも計算のうち。
次に用意した作戦が「October surprise ;コロナ罹患作戦」。彼は大統領業務遂行中に、妻ともどもコロナに罹患する。最初は大統領の業務優先でホワイトハウスでの執務にこだわるが、周囲からの説得で軍の病院にしぶしぶ入院する。世間では大統領選惨敗もしくは不戦敗説が流れる中、重態や死亡説まで飛び出す始末。
ところが大統領選挙を2週間後に控えた快晴の日曜日、彼はいつもの赤のネクタイに黒のマントを羽織って、ホワイトハウスに颯爽と登場。軍楽隊の奏でるロッキーのテーマとともに見事に復活するのだ。コロナとの闘いに勝利した英雄として、熱心な信奉者の拍手喝采を一身に浴びる。やがてその歓喜のウエーブは全土の共和党員に広がり、大統領本戦に見事に勝利するというもの。

(実はコロナに罹ったなんて、まったくのフェイクだったのだけど・・・)

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