5月下旬の土曜日のことです。ちょっとしたアクシデントにより、予定より20分弱遅れた10時過ぎにお店に到着。その時点での待ち人は29人とかなり多め。少し驚きながらその列に加わり、開店を待つことになりました。開店は、定刻の11時を前倒して10時40分で、行列は58人に膨らんでいました。入店は開店から1時間後で、後続には51人がという状況でした。
小ラーメン、野菜大蒜脂。着席から5分強で配膳されました。
盛付けは店主さん。
麺はじっくりと9分強鍋の中を滞留。
ぷっくりと膨らんだ、もちもちさを持ちながらも強い弾力を備えて、シコシコとした食感が目立っていました。
最低限のスープだけを纏わせて、それ以上は寄せ付けません。
熱々で芯まで火が通ってホクホクとした野菜。そのままでも美味しく食べられましたが、固形脂やスープと絡めて。
赤身が大半を占め、あっさりとしてやや乾燥具合が気になる肉質。
こちらも同様。ただ両方ともスープに沈めることでそれらは解消されました。どちらも前回同様とはいきませんでしたが、十分に満足できる品質でした。
スープ。
レンゲを差し入れると液体油の存在が鮮明に。
アブラに分厚くコーティングされたことで醤油の存在感が抑制されて、豚出汁によるふくよかさが前面に出た仕上がり。舌の上でたぷたぷと弾むような感触でした。
丼の底からはたっぷりの肉片。増された固形脂の影響だけではなかったように感じました。
雪崩のような固形脂は、解された肉片がたっぷりと入って甘辛く。
細かく刻まれた大蒜は、持参したレンゲに山盛りという量。
大行列も納得の一杯を約11分程で完食。地理的には比較的近くも、何となく足が向かなかった店舗なのですが、今後は定期訪問もと思いながら、54人の行列を横目に次の目的地へ向かいました。