5月下旬の土曜日に訪問しました。開店時間前には行列に加わるつもりも寝坊して到着は12時を過ぎた頃になってしまい、過去最高レベルの49人の行列の最後尾へ。2時間15分程並んで入店し、さらに約10分待ってラーメンが配膳されました。尚、この日もロット毎の入店開始から退店完了までの時間を計測してみると、それぞれ26分、27分、26分、25分、31分、30分、25分で私自身は28分でした。従いまして、提供までに要する時間を10分前後とすれば、20分以内に食べ終えることがロットを乱さないことの絶対条件と考えてよいようです。
大豚(硬め)、大蒜+生卵。これから秋口まで土日の出勤が増え、今迄のように定期的に伺うことが難しくなるので、原点回帰ということで大蒜のみをお願いしました。
麺丼。珍しく盛付が崩れていました。
茹で時間3分強の麺。
見た目と箸先の両方から硬さが伝わり、口に運ぶとボソッとした食感を感じ取れました。また、野性的な香りは控えめでした。
今回たまたま気が付いたのですが、硬めだとこの位の火の通り具合です。
野菜丼。
グルエースが振りかけられた野菜は、歯応えしっかりの茹で加減でその量もあってか顎に疲労を感じさせました。
豚は6つ。溶け出した脂によって輝きを放っているように見えた豚。
外見からだけで、脂身がプルプルとしていることが分かる豚。
丼の3分の1位を占める大きさの豚は、自重によって、脂身ときめ細やかでしっとりとした肉質の赤身の結合部分で崩れてしまっていました。
裏側。肉々しさのある表面と対照的です。
色の濃い部分にも臭味はなく、脂身が混じることで食べ易く。
タレが及ぼす影響が小さいこともあって、ラーメンのチャーシューというよりも、ロースハムのような豚。
こちらも同様で、上品な仕上がりでした。
スープを一口含むと、醤油をそのまま口に運んだ時の様に生鮮さを醸し出しながらも、とにかくしょっぱいな、と。その後、少しずつまろみが現れてくるも終始鋭さが先行する仕上がりでした。
カリカリとしてドライ寄りの歯触りだった大蒜。
麺丼のてっぺんには固形脂。どういうことでしょう?まぁ、月に1~2度の訪問頻度に関わらずこの対応には感謝しかありません。
生卵。最後まで取っておいたのですが、持て余してしまい、結果少し残してしまいました。
約18分程で完食。その時でも店主さんは次ロットの麺上げ中でしたので、これだけの時間を要しても許容範囲内かと。ただし、麺増しがあった時の店主さんの動きを観察していると、こちらが余裕を持って食べられるようにと調理工程を調整しているふしも。丼をカウンターに上げ、店主さん、そして久しぶりにお見かけした本店を卒業した助手さんと遅番助手さんにお礼を言い、41人の行列を横目に退店しました。
やはり土曜日は15時を目安として、麺上げの交代があると思っていた方が間違いないですね。