5月上旬の日曜日、久しぶりに自家用車を利用して訪れました。途中、雷雨に見舞われたことで車の流れが阻害されたこともあり、お店への到着は14時57分とギリギリ。焦る気持ちを抑えつつ、19人の行列に加わった直後の15時01分に店主さんから宣告人を拝命しました。その後、約30分待って入店しさらに15分程して注文の品が配膳されました。
大ラーメン(軟らかめ)麺増し(小2玉)、大蒜脂+塩汁なし。盛付は店主さん。
通常分に約2分遅れて取り出され、都合10分程茹でられた麺。
トングで塩ダレと絡められてから提供されました。
フライドオニオンに蓋をされたような見た目。
粗めに切られたキャベツのホックリさと甘さが印象に残った野菜。混ぜ混ぜする前に半分以上を胃の中に納めてしまいました。
初めは反発力強めに感じるも、脂身が散在しているので厚くもしっとり軟らかな豚。
繊維質主体の肉質の赤身も容易に裂けるので、全く気にならず。
裏側は、タレが良く染みたプニュプニュとした脂身に覆われていました。
大蒜はドライな触感。
並々と注がれたタレ。以前はその姿をほとんど確認できなかった記憶があったのですが。
単体では強力であったろう塩味が豚の旨味に包み込まれて、舌に届く頃には円やかな味わいに変化したように思いました。また、その合間にブラックペッパーによるピリッとした刺激が感じ取れました。そして食後の感想は「甘い」と。
カリカリとした食感は他の具材と混ぜ込んでも保たれていました。
ぷよぷよとした固形脂には細かな豚が混じり込んで。
生卵。
行儀悪くもぐちゃぐちゃと。そして生卵を落として。
溶け出したのかと勘違いする位に、軟らかめにしたことで表層に塩ダレが浸透しぬちゃっと。麺とタレの一体感も高まった気がします。
唐辛子と胡椒を。単調に感じがちな味に変化を与えてくれました。
卵黄を溶くと、コクが強まりました。前回、生卵は必須アイテムとまでは言えないかな?と思いましたが、この日はあって良かったなと。
スルスルと約14分で完食。これだけの量を食べたとは思えないスッキリさを覚えながら、店主さんにお礼を言い退店しました。