LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

キッチンの壁と穴隠し

2010-11-17 08:08:55 | インテリア
母にとって、キッチンのなかでも天井と壁は
もっとも掃除の行き届かない箇所だったのでしょう、
その汚れた有様はまるで「蜘蛛の巣城」のようでした。

筋肉痛になりながら、天井と壁を2回3回と塗り、
見違えるようにきれいにはなったのですが、きれいすぎて
なんだか今までよりも壁が殺風景に感じられるようになってしまいました。

そこで、壁にビスを打ってお皿を飾ることにしました。



パッと見、時計のような可愛いお皿です。

お皿が壁にかかると、いきなりヨーロピアンな雰囲気になり、
和風の扉(外側が格子になってます)と合わなくなりました。
「(格子を)隠しちゃえ。」と、レースを画鋲で止め付けたら、
お皿と相性抜群でした。
ついでに、お隣の小窓にもカフェカーテンを吊りました。

壁には、そのほかにも小棚を吊りました。



こちらの棚は、自慢の手作りです。
オールドウォッシュペイントに仕上げ、溝を彫って蝶番を付けるなど
苦心して作った力作なのです。
前のおうちで歯磨きコップやらうがい薬などの薬類を入れて使っていました。
かつてタオル掛けだったバーには、小さなかごをぶら下げました。



こちらの棚は、小さいボトルのスパイスを入れる棚として使うことにしました。

ほかにも、空いた壁にボックスを掛けました。



このボックスのことは、以前ブログに書いたのですが、
これもまた手作りの力作です。(もう一度自慢させて下さい。)
使い古したまな板を利用してして作った、涙もののリサイクル&アイデアクラフトなんです。
ちょっと古くなって、アンティークのようないい味になってます。

小さい布貼りのボックスは、カルトナージュの手製です。
こちらも、古びて見えるのは、ヴィンテージコットンを使って作っているからです。

小さな飾り棚は、プラスチック製。
母が、リサイクルショップで2個80円で買ったものです。



壁と同じ色にペイントし、ドイリーを敷いたら
プラスチックが嫌じゃなくなりました。

最後に、涙もののリフォーム裏技のきわめつけ、「穴隠し」した壁がこちら。



実は、この壁には水道管の穴が2個ありました。

おばあちゃんが使っていた古いキッチンのユニットを取り外す時に
ステンレスを剥いだら、穴が現れたんだそうです。
母は、石膏ボードのむき出しの壁と、二つの壁の穴を
10年間ビニールクロスをかけて隠していたのです。

壁を塗って、穴はパテでふさぐことにしました。
穴は、なんとかふさがったのですが、厚くパテを盛ったからなのか
ヒビが入ってしいました。
「せっかく穴が隠れたと思ったのに・・・。」

すると母が「これなんかいいんじゃない。」と
私の持っていた箸置きを持ってきました。
これ、タイルみたいですけどクッキーの形をした陶器の箸置きなんです。

穴を隠しながら、ランダムにボンドで壁に貼ったら、
タイルみたいで可愛くなりました。

ますますヨーロピアンな雰囲気が醸し出され、
「大成功!」と、大はしゃぎの母。
シンク周りがきれいになり、めでたく穴も隠れたので
「どれ、奮発するか。」と、ソープディッシュに
とっておきの新しいせっけんを入れてあげた私です。