LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

二月の花

2008-02-04 10:27:45 | フラワーアレンジメント
佐原の”カフェしえと”に、二月の花を生けて参りました。

二月に入るとちらほらと、梅が咲き始めるのを見かけます。
いつもお花を買いに行く佐原の花屋さんにも、何種類かの梅と
桜もすでに入荷していました。



薄桃色の小さな花ががわいい、”リンショウバイ”と
しだれた姿が華やかな”コデマリ”をたっぷりと生けました。
高台に升と豆を盛った節分の飾りを脇に添えて、二月の花の完成です。



床の花には、色の鮮やかなものが欲しいと思い
お店を見渡すと”ダリア”がひときわ鮮やかでした。
ダリアに合わせて選んだ葉物は”コウモリラン”という名の葉です。
不思議なプリーツが、蝙蝠の姿に似たグロテスク一歩手前の葉っぱは、
毒々しくも美しいダリアの個性を、より引き立ててくれます。

花器の下に敷いているのは、半幅帯で作ったものです。
花の色に合わせ、オレンジ系の花を生けた時に使います。
古い帯でいくつか花瓶敷きを作っておくと、便利なんですよ。

 

昨日は、今年に入って二度目の雪が降りました。
午後になってもコンコンと雪が降り止まない寒い一日でしたが、
はりきって邪気ばらいの節分飾りを飾りました。

柊のとげと、豆殻の音と、イワシの匂いに
鬼がびっくりして退散するのだといいます。

“福茶”を頂きました。
結び昆布と、梅と、豆を三粒入れて緑茶を注ぎます。
香ばしい豆の香りと、うっすらと昆布と梅の味が
ありがたくも美味しいお茶でございました。

トレーにしているのは、杉の薄板を切って作ったものです。
カンナで端を削いでみたら、ただの板がかっこいいトレーになりました。
一昨日の夕食は、このトレーに葉っぱを敷いて焼いたサンマ(一尾78円)を
乗っけて食べました。
経済料理も盛り付けようで、オツな一品になるから不思議です。

手作りって、やっぱり楽しいですね。