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リタイアーのよもやま話

レクイエム

2015-02-14 22:28:32 | 音楽

最近、モーツァルトのレクイエムをよく聴く
ようになった。

指揮は、カラヤンである。

 

前々から、バッハのフーガの技法が聴ける
ようになって、びっくりしていたが、なんと
はなしに、この曲を聴いてみる気になった。 

たまたま、カラヤンの演奏があったので、聴
いたのだが、予想外にも心地よく聴けて、び
っくりした。

若いころだったら、とても、聴く気にならな
かった曲が、今、心地よく響く。 

不思議でならない。

 

変な話だが、この曲を聴きながら、佐伯泰英
の小説を読んでいる。

レクイエムとこの小説の接点は、全くないが、
音楽は心地よく聴けるし、小説の方は寝るの
が惜しいほど、楽しい。

肘突き背もたれのある椅子にふん反り返り、
ベッドに足を放り投げ、心地よく響く音楽を
聴きながら、時がすぎるのを忘れて、小説に
耽溺している。

なんとも、贅沢な時間なこと。

それにしても、レクイエムが心地よく響いて
くるなんて、なんて不幸な時代なんだろう。 

若いころ、革命という言葉が、輝いてみえ
た時代があったなんて、嘘のようだ。 

こんなにたがの外れた時代、重信房子は、
牢獄でどう思うのだろう。聞いてみたい
ものだ。

 


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