今日は、食材を買いに、隣のス
ーパーに昼前、出かけた。
時間がないので、店内のスター
バックスで、コーヒーを飲もう
かと覗いたら、幸い、今日は、
客が少ない。
前は、よく、このスターバック
スでコーヒーを飲んでいたが、
その店が、あまりにも繁盛し、
混雑するようになったので、
辟易してしまって、利用しな
くなった。
どういうわけか、スターバック
スのイメージとはほど遠い人達
も、利用するようになって、個
人的に首をかしげている。
ところで、最近気づいたことがあ
った。
このスターバックスに心理的に
臆するようになった理由である。
かなり前に、店内の模様替えを
して、椅子の座面が固い木製か
ら、柔らかい素材になって、座
り心地が良くなったのだが。
どうしても、不愉快な思いを
するようになった。
その理由である。
一言でいうと、店内の収容
人数を増やしたのである。
そのため、隣の客との距離が
近くなりすぎたのである。
昔、読んだことのある法則を
思い出した。
それをネットで検索したら、
出てきた。
次のことである。
1.密接距離(~45cm):家族,
恋人との親密な交流
2.個体距離(45~120cm):友人,
知人との通常の個人的交流
3.社会距離(120~360cm):商談
など,社会的役割関係上の交渉
4.公衆距離(360cm~):講演
など,多人数に向けての働き
かけ
これである。
つまり、赤の他人が密接距離や固体
距離の位置にいるのである。
一人静かな時間をと思ったら、自分
のプライベートゾーン内に赤の他人
がいるのである。これが不愉快な
のである。
一種のヤマアラシジレンマ状態なの
である。
ということで、わたしは次第にこの
スターバックスを避け、隣の小さな
スーパーの廊下に面したケーキ屋の
店前にあつらえられた椅子に座り
コーヒーを飲み、本を読んで過ごす
ようになった。
今日は、その店によるには、時間が
ないということで、スターバックス
でコーヒー飲むことにした。
幸いにも、開店当初のようにすいて
ていて、好みのシートの一つ、壁
際でライトのよくあたる場所が空
いていて、久しぶりに贅沢な時間
を楽しむことができた。
すると、しばらくしていつも流れて
いるBGMとは違う静かなピアノの
曲が流れてきた。
あまりにも、その曲の雰囲気が
気に入ったので、店内のスタッ
フに曲名を尋ねた。
Keith JarrettのBlackberry
Winterということだった。
とてもご機嫌になってしまって、
つい、教えたくれたスタッフに
千円のコーヒーでもいいね。
なんて言ってしまった。
Keith Jarrett、懐かしい名前
に出会った。
今日は、いい日だ。
一つ、楽しいことがあった。